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#マーケティング 記事まとめ

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#マーケティングのタグがついた記事を中心に 、マーケティングに関する理論や実践についての記事をまとめていきます。
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#ブランディング

「ファン化」か「無意識化」か -お客さまのロイヤル化の2つの到達点-

ファネルというロイヤル化への道程 冒頭から脱線しますが、私はいわゆる「ファネル」という概念や、それを構築できるとする戦略論があまり好きではありません。 一般的にファネル(“漏斗”の意)は、下図のように認知から関心、検討を経て購入に至る過程、あるいはリピート購入、アップセル・クロスセルからロイヤル化していく過程まで含めたデュアルファネル(ダブルファネル)という形で表現されます。 ただ、このファネルの概念や、それを構築する戦略論については、以下の理由でしっくりきません。

「マツケンサンバ」に共通する「手に届く高級ブランド」とは

好きな日経記事の一つ「ヒットのクスリ」でマツケンサンバでおなじみの俳優の松平健さんがデビュー50周年を迎えたことについて書かれていました。 昨年に紅白でマツケンサンバが出演するっていうのを聞いた時は、「え!まだやってんの?」って思いました。その時まで、「マツケンサンバⅡ」ブームだったことを知らなかったからです。パルコのカフェやグッズが大人気だったそうですね。 私は、「暴れん坊将軍」の全盛時代はかろうじて記憶にあるくらいですが、2004年の「マツケンサンバ」の大ブレークから

「U30 VS O30 新春マーケティングプレゼン対決2024 in 静岡東宝会館」を戦略ごっこ視点で振り返ってみた。

皆さん、こんばんは。日曜日が終わり、月曜日に向かっている最中ではありますが、なんとか言葉にせねば!とnoteを開いています。 2月16日(金)に静岡東宝会館(静岡の映画館です)でマーケティングプレゼン大会を開催しました。ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!! 今回、アーカイブ配信をお待ちの方もいらっしゃるため、勝敗やプレゼン内容については触れず、集客とコンテンツ作りを戦略ごっこ視点で記事を書いてみたいと思います。 あわせて読んでほしい記事 より詳しい

SmartHRのブランディングを牽引する組織のはなし

はじめにこんにちは。 SmartHRの岡本(@takaokamoto1)です。 今回の記事は、昨年公開したnote記事「マーケティングとコミュニケーションデザインを担う、新しい組織をつくります」の続編にあたる記事になります。 これまで 「マーケティング新組織をつくる際に考えた、"サービス"と"ブランディング"の定義について」、「SmartHRのサービスクリエイティブ組織、あるいはチキン南蛮について」、「「戦略策定」「マーケOps」「デザインOps」「データ分析」をつなげて

JINS|UGC数4倍のSNS戦略を徹底解説

今回は、1年で ・UGC数は約380% ・指名検索は約165% ・インプレッション数が約800% ・エンゲージメント数は約680% ・フォロワー数1.4倍 と強烈な成果を収めた、SNS戦略について解説していきます。 「SNSのやり方がわからない」 「使ってはいるけどうまく活用できていない」 という方はぜひ、参考にしてみてください! JINSの特徴 メガネを身近に感じられる手軽さ 昔のメガネで言うと、 フレームだけで2万円台というのも珍しくはなく、 本当に目が悪

SmartHRのサービスクリエイティブ組織、あるいはチキン南蛮について

こんにちワン🐾 fujijunと申します。 なんと前回noteを書いてから1年弱経っていた・・・、こりゃイカン。 前置きとスペシャルサンクス最近のfujijunですが、引き続き株式会社SmartHRに勤めております。ちょっと今回大きな変化があったのでその紹介をば。 岡本さんのnoteで既にお知らせのとおり、2024年1月からの組織構造改革でマーケティンググループとコミュニケーションデザイングループの統合による「ブランディング統括本部」(通称ブラトー)が爆誕しました。ブラ

「スニダンの“リブランディング“を任せたい」1,000億規模のIPOに必要不可欠。SODAが求める理想のマーケターとは

ソフトバンク・ビジョン・ファンドをはじめ国内外から資金調達を実施し、競合のスタートアップ企業を買収、アジアや北米といった海外への進出など、挑戦を続ける株式会社SODA。 SODAで働く人を紹介する”Why I'm Here”シリーズ第11弾では、創業者であり代表取締役の内山雄太氏と、2023年10月にCMO(Chief Marketing Officer)に就任し、マーケティング部門を統括する神(じん)義詞氏の対談を実施。 時価総額1,000億規模のIPOを実現するため、

パッケージで商品とお客さんの新たな出会いを”発明” 国内外のマーケティング賞も多数受賞「大好物醤油」の発想(前編)

日本各地の醤油蔵さんのお醤油に、料理のイラストが描かれた「2枚目のパッケージを被せる」というユニークな発想で、国内外の様々なマーケティング賞を受賞した「大好物醤油」。自身の好物から醤油を選ぶという提案が生まれた背景からその発想について、大好物醤油を展開する(株)伝統デザイン工房代表の高橋さんと、大好物醤油の企画・デザインを担当した(株)博報堂の小泉さん、天畠さんに話を聞きました。 ・カンヌライオンズ「クリエイティブコマース部門シルバー」 ・ACC TOKYO CREATIV

釜石の老舗水産加工会社の挑戦。D2Cブランド「子どもようおさかなさん」で新たな世界観をつくりあげる /【事例】岩手県・津田商店

岩手県釜石市の老舗水産加工会社「津田商店」。1933年の創業以来、三陸の豊富な水産資源を生かして、水産加工品の製造販売を行なってきました。 生産方法や原材料への徹底的なこだわりは、“50年以上学校給食で選ばれ続けてきた”という結果にも表れています。学校給食に真剣に向き合い、子どもがおいしく食べられるお魚を追求してきた津田商店は、そのノウハウを活かしD2Cブランド「子どもようおさかなさん」を立ち上げ、2023年8月にECサイトをオープンさせました。 本記事では今回のプロジェ

ビームス執行役員 土井地 博氏に訊く「これからの地方の魅力とPR」ー2冊目のガイブックを作るなら、あなたは何を載せますか?ー《アカデミーハウス特別インタビュー》

ショップスタッフから入社1年目で東京のPR担当へーー土井地さんのこれまでの経歴を教えてください。 1999年にビームス入社。今年で、24年目ですね。もともとは 大阪のショップスタッフからスタートしました。 当時は地方から転勤というのはあまり前例がなかったんですが、入社1年目で東京へ勤務になって、PRの仕事をすることになったんです。 転勤のきっかけの1つは大阪で経営陣のアテンドをしたことでした。 大学時代から色々イベントの企画をやったり、雑誌関係の方など大阪の情報通な素敵な

今更聞けない?インフルエンサーとKOLの違いを解説!

皆さんは「KOL」というワードを聞いたことはありますでしょうか? 多くの人が聞き馴染みのない言葉なのではないでしょうか。 では「インフルエンサー」はどうでしょう? こちらは聞いたことがあったり、好きなインフルエンサーがいるなんて人も多いと思います。 実は近年インフルエンサーマーケティングの手法が大きく変わってきています。 特にWeb3やFintech企業でタイアップにインフルエンサーを起用するのをやめ、代わりにKOLを起用し始めています。 なぜマーケティングにインフルエ

写真コラージュアプリ2,000万DLから化粧品100万個の大ヒットまで

はじめまして!モノックで化粧品プロデュースをしている小澤朋代です。 これまで、「思いを形に」をビジョンに、10年間女性向けの商品サービスを立ち上げてきました。 実績としては、 全世界で2,000万ダウンロードの大ヒットアプリの誕生 月間ユーザー数160万人の化粧品メディアの立ち上げ 3年で化粧品ブランド42個の立ち上げ。商品数は80種類以上 化粧品業界で10万個がヒットとされる中、100万個以上・売上15億のメガヒットブランドの参画 今後はこの経験を活かし、世界

マーケティングについて考える

「もちのえき」で販売している180円の餅を売ることに頭を悩ませている。 “たった”の180円かもしれない。 されど、その180円はあなどれない。 「理想的な空間を設計してほしい」という人と、「180円の餅が食べたい」という人は、実は全く別の層の人たちだ。 自邸の図面を収録した1冊5万円の本を作ろうかと思うけど興味ありますか?とアンケートをとってみたら一晩で1300人が手を挙げてくれたが、180円の餅は、これがなかなか売れない。w 全体の数で見れば、後者の人の方が遥かに多いは

地方でマーケティングを仕事にする、ということ(2023.6現在)。

みなさん、どうも。桜井です。 先週は熊野古道で地方マーケ合宿を行い、今週も東京・大阪で仕事をしてようやく静岡に戻ってきました。 今週もいろんな人に会って、いろんな人の話を聞いてふと、「ところで私ってどんな仕事してるんだっけ?地方マーケターの仕事内容を具体的に説明するとなんていえばいいんだ?」という感情が芽生えたため、書いてみようと思います。 ちなみに地方マーケターに必要な素養については大﨑さんのnoteがとてもわかりやすくまとめてくれているため、ぜひぜひご覧ください。