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#写真 記事まとめ

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写真や撮影テクニック、写真に関する記事をまとめていきます。
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2023年5月の記事一覧

世界を広げるために、35mm画角を言語化して使いこなす。

こんにちは、カメラマンの矢野拓実です! 実は最近Youtubeをやっていたりします。 https://www.youtube.com/channel/UCyk1gRSWw1YLdwR3wnz1HdQ これまでに35mm画角について10回くらい取り組んでみて、色々とわかったことがあります。 35mmは、28mmと比べてちょっと狭いですが、50mmと比べて広いです。つまり、ちょっと中途半端な位置にあるのですが、それでもやっぱり使いやすいと感じる部分があります。 ただ、少し

写真家が自転車に恋をして #01

写真は自転車の喜びを、自転車は写真の楽しさを、深めて広げてくれると思うのだけれど、意外と両立するのが難しいです。 ロードバイクを快適に乗ろうとすると、速さと効率を求めるようになり、カメラの重さと大きさ、それを入れておく場所に悩まされることになります。 ストップ&ゴーが最も負担になるから、気になったところで足を止めてぱちぱち撮るというのも、実際には難しくて。 自転車が好きになってからまだ時間が経っていないので、出会いや気持ち、思いついたこと、試してよかったアイテムなどを忘れて

【無料】Midjourneyで美しい富士山の写真を撮るプロンプト

ミラーレスカメラや一眼レフカメラを購入すると、必ず撮影しに行きたくなる場所の1つは「桜の時期の富士山」でしょう。撮影行脚ついでに周辺地域のグルメに舌鼓を打ったり温泉巡りなども楽しいものです。 一方で「とりあえず桜の時期の富士山の写真素材が手っ取り早く欲しいんだけど、撮影に行くスケジュールが確保できないし良い写真素材はお高いし…」といった状況もあるでしょう。そんなときに使えるのが「カメラとしてのMidjourney」です。 今回はMidjourneyを使って美しい富士山の写

『SIGMA 18-50mm F2.8』 小さな旅の相棒。

こんにちは、ゆせです。 今回は、SIGMAさんのFujifilm Xマウント用標準ズームレンズ「18-50mm F2.8」のお話。 このレンズ、今年の1月に入手してから、旅に出る時のメインレンズとして今でも大活躍してもらってます。超広角レンズとこちらのレンズの組み合わせは本当に最高で、きっと今後もお世話になるレンズの一つであることは間違いないでしょう。 「SIGMA 18-50mm DC DN」 とは?https://www.sigma-global.com/jp/len

MF(マニュアルフォーカス)で撮ると自由になったよ、という話

こんにちは。好きなオールドレンズの特性はハイライトの滲み、smithです。 今回はタイトルの通り、オールドレンズでMFを使うようになったら、不自由なはずが結果的に自由になったよ、というお話。 意味がわからない?それならこのnoteを読みましょう!それではれっつごー! AF(オートフォーカス)の呪縛 最近カメラを始めた方は、ほとんどがAFを使えるカメラを使用していると思います。かく言う私も、AFの精度と速度に惹かれてα7Ⅲを購入しました。 瞳AF。最近では、精度の差こそあ

【Edge Rank1065】カメラのレンズで視点が変わる【つるたま】

久しぶりに働きまくっていたこの1ヶ月。 月に休み2日ってこの1、2年なかったなと思いつつひと段落して、平日はまたほぼ休みの状態に。 もう一つくらい仕事先増やしたいなと思いつつ、最近のことを書いていきます。 っというわけで、今回のEdge Rankはつるたまがお届けいたします。 SONY 12-24mm F4を買いました。建築写真など撮影していて、Canon EF16-35mmや14mmを使用しておりましたが、どうしても後一歩引きたいシーンがあったりします。 CANONには

フィルムカメラと淡路島

2022/3 神戸・淡路島2泊3日旅 もう1年以上も前のことなので記憶が朧げだけど、たしか直前まで行くか迷って、結局ギリギリで航空券を買って神戸空港へ。 自分でもなんでかわからないのだけど、今回すごくフィルムで撮った写真が少ない…。 港町と、海と、安藤忠雄建築を巡る旅…の超断片的記録。 淡路島は民宿浜辺荘に宿泊。部屋から明石大橋が目の前に見える! 一人利用だったので素泊まりでしたが、お部屋も広かったのと道の駅も近くて便利。 お風呂は民宿にもあったのですが、せっかくな

-THE INTERVIEW- #04 国分真央(前編)

皆さんこんにちは、4 Silent Birds STAFFの晴知花です😌 1月から始まったこの企画ももう5ヶ月目に突入しており、時の流れの速さに驚いております。たくさんの方がTHE INTERVIEWを見てくださり嬉しく思います。 そして今回も連載記事の第三弾をお届けいたします! 「 THE INTERVIEW 」は実際に4 Silent Birdsのカメラストラップを愛用されている方に、インタビューをさせていただき、その方の視点や活動のお話、写真を撮る日々の中にカメラア

ディープなアーチ雲の世界

以前は一部の人にしか知られていなかったアーチ雲ですが、ここ10年ほどで多くに人に知られたように思います。アーチ雲は積乱雲の周囲にできる帯状の雲で、積乱雲から吹き下ろす冷気と周囲の暖気との境目(前線)が可視化した雲です。 積乱雲の発達がピークをむかえると、上昇気流が弱まり下降気流が優勢になります。上昇気流の支えがなくなることで、雲の内部で上下動を繰り返していた雨粒や雹が冷気と一緒に勢いよく地上に下降してきます(ダウンバースト)。地上に衝突した冷気は四方に広がり、周囲の暖気と衝

どこでも、なんでも撮れるカメラマンから、なんにも撮れないカメラマンになった話

メインカメラがSONYから変わりました。 FUJIFILMのGFX50Rに戻ってきました。 戻った、というのは、GFX50Rは僕が2年前まで所持していたカメラです。当時は使う頻度が低く、もっと活用してくれる人に使ってほしいと思って、当時から大活躍だった写真家、マンジュコウキくんに譲ったのでした。 GFX50Rは、中判やラージフォーマットと呼ばれるジャンルのカメラで、専門的な話は省きますが、要するにデカいカメラです。 デカくて、重くて、連写もできなくて、ピントが合うのも遅い

【実写レビュー】ライカQ2を買って写真の表現は広がるのか?“オマケ”で付く約80万円レンズがエグい描写力と万能性

突然ですが、「Leica(ライカ)」を買いました。多くのカメラマンが憧れると言われる高いカメラです。SONY、Canon、Nikon、富士フィルムなどの日本のカメラメーカーよりも歴史が古い、1914年にドイツで生まれた「ライカ」は世界中のプロカメラマンが愛好する特別なカメラです。 「ライカでしか撮れない絵がある」、「ライカで撮ったら良い写真」など絶賛するライカマンは多く、トロフィー的権威を感じさせるため、個人的には敬遠していました。しかし、尊敬する写真家のuhimaru氏に

森と、光と、風と。

こんにちは、kazukame12です。 森の緑の木々たちが、心地良い空間を作ってくれる季節になりました。 少し遠出して、森林をお散歩なんて日もあるかと思います。 そんな時に、記念撮影や、可愛い花を見付けて、写真を撮っていると… あれ? いつもと、違う色の写真に… なるとこがありませんか? なぜでしょ。 それは、「いつもと、違う光」で撮っているからなのです。 難しい言い方をすれば…色かぶり。 環境光がカメラのオートホワイトバランスで補正出来る色温度で無いときに、

【フィルムカメラ】Kodak Ektar H35を初現像した。

 昨年は「写ルンです」が品薄になった店舗もあったそうで、特に若い世代にウケているそうですね。そういう自分もまだ若い世代の部類なのですが。  例に漏れず僕も「写ルンです」は大学時代に二度ほど購入して、現像後には「思っていたより暗くなっちゃった」だとか「想像していたよりも綺麗に撮れていた」とフィルムの「現像してみるまでどんな画が撮れたか分からない楽しみ」を味わっていました。  しかし、「写ルンです」現像後にカメラのボディも一緒に回収されてしまう事が段々寂しくなってしまいました。

壁は常にそこにある(写真展を終えて、あるいはAIと写真と、村上春樹と)

というわけで、4月25日から30日まで、渋谷ルデコにて開催されたGoogle Pixel展、および写真展「壁」が終幕いたしました。まずは、ご来場いただいた多くの皆様に、主催者として心から感謝を申し上げます。 https://twitter.com/TakahiroBessho/status/1641379751116914690 また、僕の思いつきに対して、二つ返事どころか、プライベートの時間を使ってまで協力してくださったGoogleや博報堂のみなさんにも、深く感謝を申し