HIROMU

写真と旅が好きです。 FUJIFILM X-S10で撮影した写真を中心に旅や日常の備忘…

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写真と旅が好きです。 FUJIFILM X-S10で撮影した写真を中心に旅や日常の備忘録を綴っています。

最近の記事

心のどこかに幾つものふるさとを。

 この半年間は写真という趣味を通じて、地元である群馬県をはじめ近接する埼玉県の街をフィールドにして散策したり写真撮影をした。  仕事の関係で東京都内にほぼ毎日出向いているけれど、月一程度、プライベートで都内を歩くとそれはそれで楽しい。  最近は誰かと一緒にカメラ片手に散策するとなんとなくその地域が僕の中で「聖地化」されていく感覚がある。  後日、その街をたまたま一人で再訪したりすると、「ああ、あそこの建物かっこいいな」とか「むこうに見える花が綺麗」だとか「ここで撮ったら

    • FUJIFILM XF 50mm F2 が楽しい日々。

      今年のGW。久しぶりに中古品レンズを購入しました。 FUJIFILM Xマウントレンズ、「XF 50mm F2 R WR」です。 最近はこのレンズが楽しい日々を送っています。 GWのど真ん中、新宿の「キタムラ写真機店」と「マップカメラ」を周りまして、「マップカメラ」で購入。  「キタムラ写真機店」には在庫がなく、「マップカメラ」は中古品だけで4本ほど置いてありました。  「良品」扱いの三本の中で唯一レンズフードもセットになっていた製品を選びまして無事購入しまし

      • ラジオっていいよね。NACK5とJ-WAVE。

         仕事柄、車を運転する時間が長い。  一日、4時間くらいは運転している。  社用車についているカーナビは少々古くて、Bluetoothなんていう最先端(?)な装備は備わっていない。  無音で運転するのは飽きるし、眠くなってくるので仕事時間を彩る手段としてラジオを聴いている。  ラジオに最初に嵌ったのはたしか中学生の時。  埼玉のFM局、「NACK5」は昔から母親が聴いていた。 小学生の頃、通っていたスイミングスクールまでの送迎の車内でかかっていて、なぜかその記憶が鮮明に

        • 【フィルムカメラ】Kodak Ektar H35で撮る2024年春

           久しぶりにハーフサイズフィルムカメラ「Kodak Ektar H35」を使用したフィルムを現像に出しました。  2024年3月から4月。春の写真てんこ盛りの一本のフィルム。  現像に出して、帰ってくるまでは毎回ドキドキですね。  どんな写真が撮れたかな、というワクワクももちろんですが、それ以上に感光してないかな、とか上手く巻き取れているだろうか、といった不安要素の方が大きいです。  今回使用したフィルムはこちら。  富士フイルムの「FUJICOLOR SUPERIA

        心のどこかに幾つものふるさとを。

          群馬県桐生市で街歩き。フォトウォークに行ってきました。

          三月初旬、地元群馬県の桐生市で開催されたフォトウォークに参加してきました。  広島県尾道市の一か月滞在を経て約三か月が経過。  滞在を経て、写真をもっと好きになり、それと同時に「地元・群馬」で写真を通じたコミュニティに積極的に関わっていきたいと思うようになった中で届いたフォトウォーク開催の知らせ。  しかも地元、群馬県での開催。参加しない理由など一切ありませんね。  桐生市は、元々織物産業で栄えた街で、その昔は「西の西陣、東の京都」と称されたことも。街には当時の織物産業の

          群馬県桐生市で街歩き。フォトウォークに行ってきました。

          今更ながらの自己紹介と日々の写真

           noteを始めてみて気が付けば一年になろうとしている。 そういえば、プロフィール的な文章は書いていないな。そう思い筆をとってみている。パソコンのキーボードだけど。  ざっくりとだが、こんな人間ということをまとめてみる。 基本情報 1999年生まれの25歳。男。AB型。  群馬県出身。群馬県在住。男二人兄弟の長男。 仕事 転職したばかりですが、なんてことない普通の会社員です。  職種で言えば、メンテナンス職、とでもいうのでしょうか。  ざっくりですみません。 趣味 写真

          今更ながらの自己紹介と日々の写真

          最近買った写真集

           写真、カメラが好きなことと同じくらい、最近は写真集を読むことが好きです。  冬でなかなか外へ出て撮影することも億劫なこの頃。  読書の秋に次ぐ「写真集の冬」とか言ってみようかしら。  この冬に買った写真集を二冊、ご紹介します。  一冊目はこちら。  仁科勝介さんの「どこで暮らしても」  先月半ばまで広島県の尾道市に滞在していました。  尾道市の商店街にある書店「紙片」さんで購入したこの一冊。滞在中、足繫く通ったお店で、店主の寺岡さんには大変お世話になりました。(主に

          最近買った写真集

          尾道、1か月滞在記。

           尾道に来て早24日。残りの滞在日数も指折り数えるほどになった。  毎日、会ってお話した方の名前と簡単なプロフィールを「尾道日報」として書き込んでいる。  気が付けば人数は60人を超えていた。  尾道の景色、観光は過去の滞在で満喫したので、次は尾道の人と繋がりが作りたかった。  「1か月間お試し暮らしをしているんです」と自己紹介をすると皆さん、興味をもってくださった。  お話をさせていただいた約60人の内、半数ほどは移住者の方だった。  人それぞれに人生があり、だんだん

          尾道、1か月滞在記。

          FUJIFILM X-S10で撮る深大寺と江戸東京たてもの園

           9月の初旬。学生時代の友人二人と東京へ行きました。ひとりは、群馬。もうひとりは埼玉。住まいがばらばらなため上野に現地集合しました。  上野駅の何出口か忘れましたが、新しくなってた。こんなんでしたっけ。  上野は、学生時代によく来ました。大学が上野界隈の美術館、博物館と提携を結んでいて、学割が使えたので。  それでも、上野動物園はいつ来ても行列が出来ていて結局行かなかったな。  中央線で三鷹駅へ。東京の西側に来たのはいつぶりだったかしら。 この辺りは都心と違って、空もよ

          FUJIFILM X-S10で撮る深大寺と江戸東京たてもの園

          ポートレート写真は楽しい。

           人物写真が好きだ。  もっぱら僕が撮影するジャンルは、風景とスナップ写真。 でも、インスタやらX(旧ツイッターという言い回しにくすりと笑ってしまうこの頃)でよく観るのは、風景やスナップではなく、ポートレート写真だ。  ポートレート写真もたまに撮る。友人を撮らせてもらう。男女関係なく。  でも残念ながら、そこまでの人脈がないので最近はネタ切れしている。    ポートレート写真は楽しいしむずかしい。  モデルさんの表情は目まぐるしく変化するし、たとえ同じような表情であってもポー

          ポートレート写真は楽しい。

          【地元の話】群馬で栃木で埼玉で。県境辺りで暮らす僕のおススメスポット

           突然ですが僕は群馬県出身で群馬県在住です。  群馬県というと、色々なイメージがあるかもしれません。 未開の地、とか「グンマー帝国」とか言われてみたり、(僕は愛のあるイジリで好きです)関東出身でない方は日本地図を見て、群馬県ってどこだっけ、ってなる人も多いと思います。関東地方における東京の存在が大きすぎるのよ。  観光地でいうと、草津温泉はそれなりに知名度が高く群馬県を代表するスポットと言えます。温泉大国と言われるくらい、温泉街は多いですね。  そんな感じで、温泉!山!がまあ

          【地元の話】群馬で栃木で埼玉で。県境辺りで暮らす僕のおススメスポット

          古いけれど新しい、尾道の建物

           尾道の街は古いけれど新しい。    訪れる前まではレトロな街並みが残る街というイメージが強かったです。 いや、これは実際に真実で、商店街も山あいのエリアも全体的に古い建物が多いです。  ただ、レトロな街、と呼ばれる地域はけっこうな割合でレトロな物件が空きテナントになったまま年数が経過していたり、住居もなかなか新しい住人が見つからず空き家になっていたりで、中身はもぬけの殻だったりします。  尾道は、違いました。もちろんまだまだ空き家やシャッターのままのお店も残っているけれど、

          古いけれど新しい、尾道の建物

          FUJIFILM X-S10で撮る夏の尾道

          まえがき  尾道を初めて訪れたのが4月。その後転職したりして生活が変わった中で、尾道のことを調べたり、SNSで尾道の写真を眺める日々が続きました。  そして4か月後のお盆休みに合わせて、気が付けば僕は尾道の宿を予約していました。  前回の旅はしまなみ海道サイクリング、四国観光、倉敷観光と次への行程が決まっていて尾道の街で過ごせる時間は限りがありました。  「この夏はずっと尾道の街中で過ごそう」  これが今回のテーマです。  写真に関しては前回、どちらかというと絶景や定番スポッ

          FUJIFILM X-S10で撮る夏の尾道

          ぼくのなつやすみ 尾道、鞆の浦。 

           8月13日、なつ休みなので、おのみちと、とものうらに行きました。  たくさん写しんをとったので、日記ちょうにペタペタたくさんはることにしました。  ほんとうは3はく4日のよていでしたが、たいふうが来てたので1日多くとまりました。  だからいろいろなばしょに行ったので、何日めにどこへ行ったかあまりおぼえてないです。ごめんなさい。  たくさん歩いたので今はきん肉つうです。   家にかえったらしゃしんのせいりをしなきゃ。                           202

          ぼくのなつやすみ 尾道、鞆の浦。 

          8月、暑い日は日常を撮ろう

           今日から8月ですね。  「好きな季節は何」という問いにはいつも悩んでしまいます。  春は気温もちょうどよくて花が綺麗だけれど、杉、ヒノキの花粉症持ちなので得意ではないです。   秋は過ごしやすく、どこか哀愁を感じる季節なので個人的には好きです。  冬は寒いけれど着こめばなんとかなります。   過ごしやすさのみで考えれば現代の日本で夏は一番過酷な気候かもしれません。  写真に限って言えば、夏ほど被写体に困ることのない季節は無いかと思います。お祭り、打ち上げ花火、海、西瓜、向日

          8月、暑い日は日常を撮ろう

          【創作短編小説】 姉妹

           嵐の前の晴れが好きだ。晴れが尊いものに思えるから。そのうち雨が降ると分かっているからこそ、その一時の晴れが愛おしく思えるから。  私は新幹線の車窓を覗く。隣に座る姉の沙知は両耳にイヤホンを差し込んだまま体を斜めにして眠っている。沙知にとって移動時間は単なる睡眠時間であると何遍も聞かされている。私は移動時間にこそ旅の余韻の正体が潜んでいると信じてやまない。まして、この晴れ模様。 「まもなく東京。東京に到着いたします」  私は折り畳みのテーブルを畳み、沙知を起こす。 「お姉ちゃ

          【創作短編小説】 姉妹