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#写真 記事まとめ

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写真や撮影テクニック、写真に関する記事をまとめていきます。
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2018年10月の記事一覧

渋谷の真ん中で

今日、すごい瞬間を見た。 渋谷のスクランブル交差点を、ちょうど渡り終えたときだった。アメリカ人とおぼしき観光客のカップルが、楽しそうにキスをしていた。 「ああ、こんな姿を撮らせてほしいな」心の中でそう思ったけど、話しかける勇気なんてさらさらなかった。 ところが。その瞬間、カメラを持ったおじいさんが突如現れた。 おじいさんはにっこり笑うと、カップルに向けてこう言った。 「ショウミー、ユア・ハピネス・キス!」(あの幸福そうなキスを、もう一回してみせて!) そう言われたふ

風景と妻を撮る写真家・横田裕市さん#noteクリエイターファイル

noteで活躍するクリエイターを紹介する#noteクリエイターファイル。今回は、国内外の風景を中心に撮影する写真家・横田裕市さんをご紹介します。 フィンランドのオーロラから、屋久島の大自然、奥さまの横顔まで、壮大かつ繊細に美しい瞬間をとらえる写真家・横田裕市さん。 noteでは、仕事のノウハウから、グルメ・イベントレポート、日記まで、さまざまなテーマで発信をしてくださっています。 写真家としての活動を支えた、SNSでの発信19歳の頃から写真を撮り始め、2010年よりフリ

ゴミ消しは、ただのゴミ消しではない。 レタッチはビジュアルデザインだ。

レタッチといえば写真修正。 つまりゴミ消しやただの不要物削除のイメージが強いかもしれないがそれは間違い。 レタッチは「見せたいもの、伝えたいこと」を鮮明にする作業 それが曇るような余計なものは消すか弱くする ゴミ消しはまさにその作業の基本 ゴミだから消すのではなく 本当に見せたいモノの、邪魔にならないように消している つまり情報整理。 見せたいもの、伝えたい事を鮮明にし、視点や印象のコントロールを行なっている。 これを考えるとやるべきことが見えてくる。 合

写真と文学が結びつく場所(あるいは、僕にとっての「コンブレーのマドレーヌ」)

昨日の夜、ちょっと今年の写真を振り返る必要があって、この夏の写真を見返したら、案の定花火ばかりでした。僕が写真を撮る意味と目的の原点は地元の花火と桜だから、そうなるのも仕方ないんですけれどね。 何度か同じことを書いているんですが、僕は地元のとても大きな花火大会を、小学校の時に第一回大会を見て以来、ずっと見続けています。一回目に見た時の記憶は僕の人生の原体験の一つで、僕にとっては人生の最も暖かい記憶に結びついている大事な経験の一つでもあります。その記憶の暖かさをずっと追い求め

自分のいつもいる場所とは違う光と闇を見る(違うジャンルの撮影に挑戦するということ)

最近人物写真を何度か撮らせてもらってます。というか、意外と結構長く撮らせてもらってるんですよね、3年ほど前から。ただ、普段は風景写真を撮っていて、シーズンオフ的シーズンにちょこちょこ撮っているので、なかなか上達しないというのがネックなんですが、まあでも数年撮ってるわけです。 なかなか上達しないと書いたんですが、でもその撮影を経て僕が得た経験や知見は、多分惰性で風景写真を撮るよりもより深く広いものであるような気がします。今日の文章のテーマは、明確なんです。多くの人、特にカメラ

築地場内市場の最後の日 #noteカメラ部  第2回

(ポーズとってくれたおっちゃんまじでありがとう) こんにちは。noteディレクターのtamaです。 非公式noteカメラ同好会という名前から、「 #noteカメラ部 」となったよ。 築地市場の最後の日に撮影に行ってきました。 少し時間が経ってしまったけど、この番組を見た後に書くことができてよかった。 「築地マグロ仲卸人・山口幸隆」さん めちゃめちゃカッコ良かった。 閉鎖される市場を歩きながら、感極まって泣くシーンがあった。 放送では2回くらい泣いていた。きっと本当はも

妻の写真。

病気になってから写真が変わりましたか? よく聞かれる質問だ。 写真が良くなったとか、撮らなかったものを撮りだしたというような趣旨の答えを期待されるのかもしれないけど、現実はそんなにスイーティーではない。 撮りたいもの撮るというシンプルな価値観なので、健康だろうが病気だろうが撮る写真は変わらない。べつに写真家だからとかではなく誰だってそうだとおもう。 ネコが好きな人はネコばかり撮るし、美味しいご飯が好きな人は料理の写真ばかり撮る、自分が好きな人は自分ばかり撮る。 スマホ

【Lightroom】かんたんフィルム風現像

こんばんは。こがめです。 #こがめレタッチ みんな大好きフィルム風の現像方法を紹介します。 フィルム風といっても色々ありますが、今回はコントラスト・彩度が低めのハイキーで若干青っぽい感じに仕上げたいと思います。 Lightroomの基本機能だけを使った簡単な方法なので、ぜひチャレンジしてみてください。慣れると1分程度でできますよ! 撮影時のシチュエーションについて細かく記載しておきます。 機材 ・カメラ:SONY α7III ・レンズ:SONY FE55mm F1.

【Lightroom】ポートレートレタッチ全行程【海外風】

※2019年9月4日更新 更新内容:手順を全面的に見直し、説明をより詳細にしました。 こんばんは。こがめです。 リクエストの多かった海外風のレタッチ方法を紹介します。海外風といっても色々あるわけですが、今回は明暗差があり、色合いがコッテリした写真を目標にします。 Before After レタッチにはPC版 Lightroom Classic CCを使用します。元ファイルをダウンロードして同じレタッチを練習できるようになっています。 ■ファイルのダウンロード

¥980

【おすすめ紹介】2個同時充電!持ち運びにも便利なカメラバッテリーチャージャー

こんにちは、横田裕市(@yokoichi777)です。 今日は普段使っているカメラのバッテリー周りでおすすめのサードパーティーアイテムのご紹介。 Newmowa バッテリーチャージャー+互換性バッテリー2個セットUSBでも使える2個同時充電可能なバッテリーチャージャー 加えて2個の互換性バッテリーが付いてる。 α7RII時代にもお世話になってたんですが、新バッテリーにはやく対応しないかなと思ったらもう発売してたんですね。 チャージャー自体が小さく携帯性に優れ、 かつバ

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#noteカメラ部 が写す築地市場最後の日

僕はこうしてカメラマンになった。

出張で関西に帰って来ています。 @yansukim です。 過ごしているのは奈良にある実家。の、和室。 角部屋なので大きな窓が2つある。 庭の大きくなり過ぎた金木犀の真上には 台風が過ぎて真っ青になった空が、うんと広がっている。 高いビルなんてものはないから、 空が広い。めっちゃひろい。 寝転がりながら、それを見てる。 実家に帰ると「 最近はどんな仕事したん? 」と母から聞かれるのが恒例になった。( といっても、僕のSNSを見ているらしく大体は知ってる ) 最近撮影

URSA mini pro 4.6K。

スナップのようにムービーを撮りたいと思っているんだけど、写真と違ってそう簡単にはいかない。動画には制約が多すぎるのだ。感度は下げられないしシャッターは遅い。最大のポイントがここ。 「スナップ的なムービー計画」が、あまり進行していなかった理由もそこにある。それは道具のせいにすることにした。BlackmagicのURSA mini 4.6Kは画質も素晴らしく、ほぼ欠点がない。CFastのメディア問題とNDだけがネックだった。 そこにURSA mini proが登場。NDフィル

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パンゴンツォ/Pangong Lake