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阪神タイガース 記事まとめ

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#スポーツ観戦記

【見納め!?】阪神鳴尾浜球場で初試合観戦

今日は東京六大学リーグ加盟の法政大学が関西に来ると言う事で阪神鳴尾浜球場まで行ってきました。 2025年以降は阪神のファーム本拠地を尼崎に移転する予定なので、2024年は阪神二軍が最後の試合する年となるかもしれません。また、今後の計画も未定で鳴尾浜で野球が見れるのもわずかになる可能性があります。 久々に3000字を超す長い記事になりましたが、お付き合いください。 甲子園(高校野球全国大会)開幕の裏でー行き道梅田駅では法政大学のイメージカラー、紺色とオレンジの案内表示でお出迎

桐敷拓馬がタイガースの“キリフダ”たる所以を見た【8/2 対ベイスターズ戦】

8回裏にベイスターズが反撃を開始したとき「ああ、プロ野球だなあ」というのをすごく感じた。横浜スタジアムの3塁側はベイスターズファンとタイガースファンが入り混じって座っている。決していがみ合うことはなく、それぞれが思い思いに野球観戦の時間を楽しんでいた。 だが8回にベイスターズ打線が先発の村上頌樹を捉え始めてからは状況が変わった。逆転を信じて打者にエールを送るベイスターズファンと、抑えてほしいと願うタイガースファン。双方の応援があちこちから聞こえてくる。球場に来ていなかったら、

森下翔太が3試合ともヒーローになったから、また書き 始めようと思った【7,26~28 対ドラゴンズ戦○】

今回はちょっとだけ自分の話をさせてほしい。 今年に入ってから、試合noteを迷いながら書くことが増えた。5月になってから余計に迷うようになった。 有り難いことに、この試合noteも多くの人に読んでもらえた。タイガースが日本一になったことも影響しているだろう。優勝した日に書いたnoteは公式に取り上げてもらった。 もっと良いnoteを書きたい。 読んでくれる人に少しでも喜んでもらいたい。 せっかくだから少しでも応援したくなるような内容にしたい。 色んなことを考えれば考える

植田海を応援しているから、僕は相手のプレーを称えることにした【6/30 対スワローズ戦●】

8回表に5点目が入ったとき、「今日の出番はないな」と思った。その目論見は外れた。直後の守りで逆転されて迎えた9回表。同点のランナーが塁に出た。 出塁した前川右京と入れ替わりで、僕が1番応援している選手が出てきた。 結果、この試合は植田のタッチアウトでゲームセットになった。植田は本塁でタッチアウトになった。本塁上で悔しそうにうつむいていた植田の顔を、僕はしばらく忘れられなさそうにない。 試合中継が終わったあと、勝敗を決めたプレーをもう1度見てみた。見るのはつらかったけど、該

豊田寛の打席を見落としたくない理由【6/18 対ファイターズ戦◯】

セ・パの交流戦の最終戦は、思いがけない形で終わった。1対1で迎えた延長11回、1アウト1,3塁のチャンスで相手バッテリーの守備が乱れた。その隙を突いた植田海がサヨナラのホームを踏んだ。植田は代走として11回から出場し、相手の内野守備が乱れる間に1塁から3塁を陥れている。 足でプレッシャーをかけられる植田がその力を大いに発揮して掴んだ勝利といって良いだろう。応援している選手が活躍するのは嬉しいけれど、この選手がサヨナラのチャンスを作ってくれたことが嬉しかった。 豊田寛。 つ

その鋭い打球をずっと待っていた【6/21 対ベイスターズ戦◯】

小幡竜平という選手は本当に強い。試合中は表情を変えず淡々とプレーしている印象を持つかもしれないが、表に出ない芯の強さを感じる時が何度もある。同じショートの木浪聖也が骨折で戦線を外れてからまだ3試合目。それなのにプロ2回目のサヨナラ打を放ってしまうのだから。 やっぱりこの選手は本当に強い。 試合前の打撃練習。僕が見に行く試合は大半がビジターゲームだから、早めに来てタイガースの選手が練習する様子を自席で見学している。佐藤輝明や森下翔太が力強いスイングで打球をどこまでも飛ばす姿は

甲子園にはこの人がいなくちゃ【6/22 対ベイスターズ戦●】

甲子園球場がホームランに湧いた。タイガースの選手が甲子園でホームランを打ったのは5月25日にジャイアンツ戦で渡邉諒が打って以来だ。久しぶりにホームランが見られたことの喜びもあったかもしれないけど、きっと理由は別のところにある。 大山悠輔が、帰ってきた。 2軍での調整を終えた大山が、復帰2試合目でホームランを放った。 大山は久しぶりの歓声を噛みしめるようにゆっくりとダイヤモンドを1周した。 2軍に行く前の大山の状態を、今さら書き残すつもりはない。もう終わったことだ。長いプロ

ほえろ右京 勝負を決めろ【6/16 対ホークス戦○】

前川右京が速球を捉え、バットがくるりと宙を舞う瞬間が、遠いレフトスタンドからでも見えた。打球が一直線に伸びていき、僕がいたレフトスタンドは間もなく地鳴りのような歓声で覆い尽くされた。 前川の第2号満塁ホームラン。福岡に来たタイガースに、3戦目にしてついに先制点が入った。 高卒3年目にして既に期待しかない打球を飛ばし続けている前川。僕もまた、彼の打棒に魅了されている。 福岡に転勤して最初の秋。タイガースの2軍がウエスタンリーグで優勝した。2軍の連勝記録を更新して勢いに乗った年

打て 輝明【6/15 対ホークス戦●】

試合が始まる前のスターティングメンバー発表。 「1番、センター」 名前が呼ばれるのを待たずに、レフトスタンドから「うおおおお!!!」と、驚きと喜びが混じったような叫びが響いた。 約2週間ぶりに近本光司が1番に戻った。 と、なれば。次に注目するのは代わりに入る4番だ。 「4番、サード 佐藤輝明」 再び大きな声援が球場に反響した。 そうだよね。大山悠輔の留守を守れるのは、君しかいないよな。 中継映像でしか分からないことがあるように、現地でしか分からないこともある。 例

【緊急執筆】ビシエドの「出荷準備完了」、人間として「言葉で公然と言っていいことと悪いことがある、一線を越えている」!【野球】【エッセイ】

 「出荷準備完了」、「言っていいことと悪いことがある」、そう、「どんな選手にだって、大切な存在が、応援しているファンが絶対にいる」んですよ!と。「自分が相手の立場ならば、どんな気持ちがしますか?」という想像力の希薄さ、悲しくなる。でも一方で、今回のことは、「埼玉西武の100敗ペースの危機」も背景にある、ビシエドあるいはノイジーを確保できないと、マジで100敗になりかねないと危惧、それは絶対に嫌だ!そして「noisy」「小5」という蔑称はもう根絶であって欲しい!  (←今

~プロ野球観戦記5/26(阪神VS巨人軍)~

少しバタバタしておりまして更新が遅れましたが、先月末の日曜日に阪神タイガースVS読売ジャイアンツの試合に観戦に行ってきました。 伝統の一戦。 まずは、球場正面の対戦相手ボード。 そして、入場。 ライト外野指定席です。 上段席の下の方で、見やすかったです! ちょっとだけポールが邪魔ですが(笑) 1985年のタイガース日本一 2001年の近鉄北川選手、代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームラン 2006年WBC世界一! 2009年WBC連覇! 2021年東京オリンピ

~プロ野球観戦記6/4(阪神VS楽天)~

続いて、6/4(火)に楽天戦に行った観戦記です。 この日で、オープン戦と二軍戦含めて8試合目でした。 これまでの公式戦観戦の戦績は3勝2敗でした。 この試合の前々日に5連敗を止めて迎えた甲子園での楽天戦の初戦。 仕事帰りの為、球場に着いたのは18時30分頃。 21号門へ急いで向かいます。 この日もライト外野指定席で、2回裏の攻撃が始まるところでした。 打線が停滞のタイガース、昨年の開幕オーダーのクリーンナップはこの日の時点で二軍落ちとスタメン落ちで4番は近本選手でした。

今日くらいは「あと一人」って大声で叫ばせてくれ【6/2 対マリーンズ戦○】

「そうなってほしくないな」と思っているときに限って、本当にその通りになってしまうものだ。何の根拠もないのだけれど、どういうわけかそんな風にできている。 9回までに1点のリードしか奪えなかった。森下翔太の先頭打者ホームランで幸先良く先制したが、この日もまた1点差でマリーンズ打線とZOZOマリンの応援と対峙することになった。 ただの相手じゃない。引き分けを挟んで11連勝中だ。しかも4試合連続で9回に同点に追いついている。この執念は、ちょっと理屈では説明できない。2日前はJ.ゲ

《試合観戦記 5/4》「当たり前」をこなす大変さ

「1点じゃ勝てないよ〜」 そう呟く友人に頷くことしかできなかったようなこの試合を、どう言葉にすればいいんだろう。 そもそも何も言う必要ねぇだろ、というのが正論なのかもしれませんが、わざわざ見にいった試合の記録をnoteに書こうなんて思うタイプなので、どこか言語化して抱えているモヤモヤを整理しないと気が済まないんです。 考え抜いた思いをタイトルに込めました。 ファンとは不思議なもので、一度試合にいくと勝っても負けても「また行きたい!選手たちの活躍を少しでも目に焼き付けた