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阪神タイガース 記事まとめ

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#スポーツ観戦記

打て 輝明【6/15 対ホークス戦●】

試合が始まる前のスターティングメンバー発表。 「1番、センター」 名前が呼ばれるのを待たずに、レフトスタンドから「うおおおお!!!」と、驚きと喜びが混じったような叫びが響いた。 約2週間ぶりに近本光司が1番に戻った。 と、なれば。次に注目するのは代わりに入る4番だ。 「4番、サード 佐藤輝明」 再び大きな声援が球場に反響した。 そうだよね。大山悠輔の留守を守れるのは、君しかいないよな。 中継映像でしか分からないことがあるように、現地でしか分からないこともある。 例

【緊急執筆】ビシエドの「出荷準備完了」、人間として「言葉で公然と言っていいことと悪いことがある、一線を越えている」!【野球】【エッセイ】

 「出荷準備完了」、「言っていいことと悪いことがある」、そう、「どんな選手にだって、大切な存在が、応援しているファンが絶対にいる」んですよ!と。「自分が相手の立場ならば、どんな気持ちがしますか?」という想像力の希薄さ、悲しくなる。でも一方で、今回のことは、「埼玉西武の100敗ペースの危機」も背景にある、ビシエドあるいはノイジーを確保できないと、マジで100敗になりかねないと危惧、それは絶対に嫌だ!そして「noisy」「小5」という蔑称はもう根絶であって欲しい!  (←今

~プロ野球観戦記5/26(阪神VS巨人軍)~

少しバタバタしておりまして更新が遅れましたが、先月末の日曜日に阪神タイガースVS読売ジャイアンツの試合に観戦に行ってきました。 伝統の一戦。 まずは、球場正面の対戦相手ボード。 そして、入場。 ライト外野指定席です。 上段席の下の方で、見やすかったです! ちょっとだけポールが邪魔ですが(笑) 1985年のタイガース日本一 2001年の近鉄北川選手、代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームラン 2006年WBC世界一! 2009年WBC連覇! 2021年東京オリンピ

~プロ野球観戦記6/4(阪神VS楽天)~

続いて、6/4(火)に楽天戦に行った観戦記です。 この日で、オープン戦と二軍戦含めて8試合目でした。 これまでの公式戦観戦の戦績は3勝2敗でした。 この試合の前々日に5連敗を止めて迎えた甲子園での楽天戦の初戦。 仕事帰りの為、球場に着いたのは18時30分頃。 21号門へ急いで向かいます。 この日もライト外野指定席で、2回裏の攻撃が始まるところでした。 打線が停滞のタイガース、昨年の開幕オーダーのクリーンナップはこの日の時点で二軍落ちとスタメン落ちで4番は近本選手でした。

今日くらいは「あと一人」って大声で叫ばせてくれ【6/2 対マリーンズ戦○】

「そうなってほしくないな」と思っているときに限って、本当にその通りになってしまうものだ。何の根拠もないのだけれど、どういうわけかそんな風にできている。 9回までに1点のリードしか奪えなかった。森下翔太の先頭打者ホームランで幸先良く先制したが、この日もまた1点差でマリーンズ打線とZOZOマリンの応援と対峙することになった。 ただの相手じゃない。引き分けを挟んで11連勝中だ。しかも4試合連続で9回に同点に追いついている。この執念は、ちょっと理屈では説明できない。2日前はJ.ゲ

《試合観戦記 5/4》「当たり前」をこなす大変さ

「1点じゃ勝てないよ〜」 そう呟く友人に頷くことしかできなかったようなこの試合を、どう言葉にすればいいんだろう。 そもそも何も言う必要ねぇだろ、というのが正論なのかもしれませんが、わざわざ見にいった試合の記録をnoteに書こうなんて思うタイプなので、どこか言語化して抱えているモヤモヤを整理しないと気が済まないんです。 考え抜いた思いをタイトルに込めました。 ファンとは不思議なもので、一度試合にいくと勝っても負けても「また行きたい!選手たちの活躍を少しでも目に焼き付けた

岡田彰布監督がどう思ったのか聞かせてほしかった【5/31 対マリーンズ戦●】

試合は9回に1点を失って追いつき、延長10回に力尽きた。この日3安打した前川右京に代打を出したことや、1点差の場面でDHを解除したことなど、ファン目線で「んん?」って思うことはあったけれど、問題はそこじゃない。 今日書きたいのは別の部分だ。 試合が終わった後、岡田彰布監督は取材に応じなかった。 「もうええわ」と一言だけ話し、球場を後にした。 そうか、この試合全体が漫才だったのか。 「どうも、ありがとうございました~」 ……そんなわけあるかーい!!!!リアルじゃ!! 日

森下翔太のコメントを読んだら、少し気が紛れてきた【5/24 対ジャイアンツ戦●】

最後の打者が空振り三振に倒れて、ジャイアンツの戸郷翔征が両手を掲げた。わずか1点のリードを1人で守り切っただけじゃない。史上89人目のノーヒットノーランのおまけつきだ。 タイガースが対戦相手にノーヒットノーランを喫するのは、ドラゴンズの大野雄大にやられて以来だ。打線の状態はなかなか上向いてこないが、それが良くない形で出てしまった。 粘投した投手陣に報いれなかったこんな試合では、野手陣のコメントも苦々しい。記事の文面では表情はうかがえないが、おそらく厳しい顔で絞り出すように取

すごいなビーズリー!【5/18 対スワローズ戦○】

どんな人材がいるかな……(鳴尾浜チェック) すごい経歴!(MLB経験あり) これほどの即戦力が!?(ファームで29イニング連続無失点) こんなピッチャーがいったいどこに!? \ビーズリー/ https://bizreach.biz/service/bizreach/ J.ビーズリーは開幕1軍を外れた。昨シーズン1年間をかけて作り上げた強固な先発ローテーションの中に、ビーズリーの名前はなかった。春のキャンプで体を痛め、アピールをする機会すら失われた。 もし僕がビーズリー

《試合観戦記 4/26》 ほろ苦い春の夜

「こういう日もある」 そう簡単に片付けてしまっていいのだろうか? けどそう言わないとファンなんてやっていけないよね? そもそもそう決めつけてしまうことは選手にとって失礼なんじゃ? これはファンのエゴなのか? そう考えずにはいられない試合でした。 この日の先発バッテリーは タイガースが青柳ー坂本、ヤクルトが小川ー中村。 実はこの日、私の記念すべき(?)甲子園デビューの日でした。夢にまで見た、とかいったら大袈裟だけど、タイガースファンになってから一度は行きたいと思っていた

才木浩人がすごかったんだよ【5/12 対ベイスターズ戦○】

才木浩人が先発する日は、なるべくプレーボール前から試合を見ていたい。1球目を投げる前からじっくり見たいものがあるからだ。 マウンドの前帽子を脱ぎ、目をつぶって一礼。肘のトミー・ジョン手術をして、投げられない時期を経て戻ってきた才木は、投げる前にこうして感謝の気持ちを表すようになった。マウンドでは豪快、それ以外では飄々としたイメージの才木だけど、きっと本当は1つ1つのことを大事にできる丁寧な人なんだと思う。そして球場で才木のこの所作を見るたび、なんだか客席で見ている僕まで「応援

試行錯誤の途中【4/27 対ホークス2軍戦●】

昨シーズンのあるときから、井上広大は打席で足をあまり上げなくなった。今シーズンも井上は打席内で足をほとんど上げない。いわゆるノーステップ打法だ。 「ノーステップ打法」で検索をかけてみると、直後に「飛ばない」と出てくる。たしかに足を上げて体重移動を行わない分、踏み込みの勢いを力に変えることは難しい。他のプロ野球選手が積極的に取り入れない事情から考えても、これはこれで難しい打ち方なのだろう。 5回を終えて、タイガースは無得点が続いていた。まあ無理もない。2軍戦とはいえ、ホーク

6球目を見送った佐藤輝明を、僕は責める気にならない【5/7 対カープ戦●】

勝負の分け目は8回裏にやってきた。 4番の大山悠輔が四球を選ぶ。2点ビハインドながら1アウト満塁のチャンス。これ以上ないチャンスで佐藤輝明に打席が回ってきた。満塁になったところで、カープのピッチャーは島内颯太郞に交代した。 佐藤輝は初球からスイングをかける。高めのストレートはファウルになって甲子園はどよめいた。2球目、インハイに外れてボール。3球目、4球目もボールになった。打つべき球を見極められているように見える。甲子園のざわめきは一際大きくなった。5球目はストレートが再び

ブルペンの柱・岩崎優に伝えたいこと【5/5 対ジャイアンツ戦○】

14試合登板。防御率0.64。ホールド6。セーブ4。 今日の試合が始まるまでの岩崎優の成績だ。これ以上ないくらいの働きをしてくれている。チームに欠かせない存在だ。 だがファンの印象に残るのはこれまで抑えてくれた試合じゃなくて、1点を失った昨日の試合。8回に登板して1点を追いつかれた。勝ち越しは許さなかったが、タイガースは延長戦で力尽きた。 序盤の1点と終盤の1点は重みが違うし、相手だってなりふり構わずに点を取りに来る。守り切る難易度は同じじゃない。それなのにリリーフは抑えて