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阪神タイガース 記事まとめ

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2022年5月の記事一覧

贔屓チームが開幕9連敗して思ったこと

阪神タイガースのファンだ。 ファンになったのは2002年。星野仙一さんが監督に就任した年であり、この年は開幕7連勝を飾り関西は阪神フィーバーだった。そして、翌年には18年ぶりの優勝を果たしてフィーバーは全国規模に。今年の漢字が「虎」になったり、阪神タイガース優勝記念モデルのゲームキューブが発売されたと言えば、野球を知らない人でもその熱狂ぶりが伝わるだろう。 それから20年ずっと阪神タイガースを応援し、嬉しい瞬間がたくさんあった。ファンでよかったなと思える球団だ。阪神タイガ

来季以降の「伝統の一戦」ユニフォームについてアレコレ提案する特集

プロ野球ではセ・パ交流戦が開幕しましたね。 交流戦ユニフォームに関する記事を書こうかなどうしようかな、と迷っているところでもありますが、その前に触れておきたいことがありまして。 阪神と巨人の共同企画である「伝統の一戦 ~THE CLASSIC SERIES~」の話です。 今年は4月1〜3日の東京ドーム3連戦、5月20〜22日の甲子園3連戦で開催され、両チームが復刻ユニフォームを身に纏って試合を行いました。 そのユニフォームというのが、両チームの対戦が「伝統の一戦」と呼ばれ

タイガース流 次の1点の取り方【5/28 対ロッテ戦○】

「先制・中押し・ダメ押し」という言葉がある。野球において試合展開を有利に進めていくには序盤の先制点、中盤の中押し点、終盤のダメ押し点が重要であることを意味している。これは両チームが点の取り合いになったときに限った話ではない。 先発が好投しているときのダメ押しは、投げているピッチャーに勇気を与える1点になり得る。1点もやれない状況で投げ続けるのと、多少余裕を持ちながら投げられるのではかかるプレッシャーも異なるだろう。だからこそ、終盤で勝っていたとしても次の1点を取りに行く。

加治屋蓮さえいれば大丈夫だ【5/29 対ロッテ戦●】

交流戦はちょっと憂鬱な季節だ。 2005年から始まったセ・パ交流戦も2022年で17度目の開催になる。去年はセ・リーグが久しぶりに勝ち越したが、1年くらいの結果では長年染み付いた苦手意識はそう簡単に消えやしない。長いシーズンたったの18試合。そのはずなのにとてつもなく長い時間に感じる。特に福岡ソフトバンクホークス戦は気が重い。とにかく強い。この日もホームゲームでカープを迎えて、3試合で挙げた得点は7、11、8。しかも失点は2試合目に1点だけだという。 確かにホークスは怖い

⚾️甲子園球場 - TOSHIBAシートでカープの応援は御法度 -

note の募集中に「#好きなスタジアム」と言うのを見つけましたので、私のiPhoneに保存している画像から甲子園球場を集めてみました。ですので、画像は日付がバラバラです。 内容は、年に一度程度ですが複数枚のチケットが手に入るTOSHIBAプレミアムシートについてです。もちろん、私が年間契約しているわけではありません。 チケット今年のチケットは、こんな感じです。 TOSHIBAプレミアムシート&プレミアムラウンジに、ドリンク1杯サービス券も付いています。 ただ、ドリンク

良い投手の見分け方(中継ぎ編)

中継ぎ投手としても色々なタイプがいますが 今回はセットアッパーや抑えといった部分は除き 先発からセットアッパーへの繋ぎとして必要な中継ぎをメインに 説明できればと思います。 中継ぎ投手も主な仕事としては ・与えられたイニングを0に抑えること ・左腕なら左打者は確実に抑えること ・セットアッパーや抑えにリードしてバトンを渡すこと と様々な考え方がありますが、 ここでは私が思う良い中継ぎ投手の条件を 書いていこうと思います。

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“捕手らしくない“捕手

前夜は疲弊する試合だった。9回2アウトから大山の同点ホームランで追いつきながらも、延長12回の激闘の末敗れた。チームはベンチ入り投手を全て使い切り、野手も1人を残すのみと、まさに総力戦。そこから15時間ほどで始まった今日の試合を、今季いまだにノーヒット、実に4年ぶりとなるスタメンマスクを被った長坂拳弥が勝利へと導いた。しかし、阪神に6年もいるこの長坂という選手のことを、よく知らない人も多いのではないだろうか。ただ、それは非常に勿体ない。こんなにキャラの立った選手は、正直言って

三本の矢

手痛い逆転サヨナラ負けから一夜。今日阪神の前に立ちはだかるのは、高橋奎二。昨年、優勝争いの鍵を握る10月の甲子園2連戦で、甲子園の大観衆を背に0を並べ続けた、いわば天敵。今季も開幕2戦目で7回を0に抑えられ、9連敗に繋がる負の流れを作られてしまった。試合前には、阪神戦で49イニング連続して被弾していないという記事も上がっていた。そんな好投手を相手に阪神が繰り出したのは、“三本の矢“だった。 18時。試合が始まった。先発の高橋はいきなり近本に対してストレート3つで3ボールとす

守備位置を見ればわかるベンチの意図 2022/5/17今日のワンプレー

9回裏1点リードの守備。1アウト1・3塁。あなたが監督ならこの場面をどのように切り抜けたいと考えるであろうか。 もちろん無失点で抑え勝利で終えるのがベストである。しかし、危険を冒して何がなんでも無失点で抑えることを考えるよりも、双方投手陣の残り駒や打線の巡りなどを考慮してベンチは「最悪でも同点」と考えるケースもある。 人の頭の中は見えない。しかし守備体系を見るとベンチが何を考えているのかがわかる。17日のヤクルト-阪神戦。9回裏1-0でタイガースがリード。1アウト1・3塁

1vs1ではなかった勝負の綾

横浜スタジアムで連勝し、神宮へ乗り込んだ阪神ナイン。 勝ちたかった、勝たなければならない試合だった。そして勝っていたら最も取り上げられるであった場面の1つ、8回のウラ湯浅vsヤクルト打線をピックアップしたい。 真っ直ぐ2球で追い込むも真っ直ぐはカットしつつ浮いた変化球をヒットゾーンへと狙う山崎のアプローチに粘られ、カウント2-2からの8球目。 基本的には湯浅は150kmを超える真っ直ぐと140km台で落ちる球で勝負する投手だ、リリーフ投手は自信のある球で勝負するというの

ロハス・ジュニアは我慢されなかったのか?

こんにちは!かったーです! ロハス選手が打撃不振を理由に出場選手登録を抹消されました。 矢野監督はロハス選手について とコメントしています。 来日2年目の今季はここまで打率.175 3本塁打 9打点とかなり低調な成績でこの抹消は「仕方ないかなあ」と感じています。 その一方で「もう少し我慢強く起用してあげても良かったんじゃないかなあ」と個人的に感じていました。 そこで今回はロハス選手の今季の成績とこれまでの起用法を振り返り、ロハス選手が我慢されなかったかどうかの私な

【ドラフト 2022】阪神に欲しい隠れた逸材 〜投手編〜

プロ野球が開幕し早2ヶ月近くが経過。チーム状況が明確になりつつあり、今季のドラフト戦略を少しずつ考えたくなる時期になってきた。 注目は二刀流の矢澤(日体大)と山田陽翔(近江高)に、強打のセカンド山田健太(立教大)、選手権MVP右腕の河野(大阪ガス)などなど名前を上げるとキリがないほど多い。 しかし今回はそういった選手では無く、実力はあるもののまだ知名度が低く、現状の阪神の補強にマッチする「隠れた逸材」を3名紹介したい。 「東京六大学が誇る鉄腕リリーバー」 宮

【5/7対中日7回戦●】今日も今日とて1得点。野手陣の状態があまりにも深刻すぎる件。

こんにちは!かったーです! 阪神タイガース、2連敗です。 6連勝中とは打って変わって点数が入らない日々が続いています。 首脳陣が日々模索しながら打順を組んでいますが、根本的に野手陣の状態が深刻すぎるので、どう組んでも機能しない辛い状況です。 野手陣の中でも特に苦しんでいる2人の選手を中心にこの試合を振り返っていきたいと思います。 スコア・責任投手・本塁打 スタメン 野手成績 投手成績 特に苦しんでいる2選手大山悠輔 打率.231 4本塁打 14打点 出塁率

青柳晃洋が完全試合を阻んだと言いたい【5/6 対中日戦●】

マリーンズの佐々木朗希が史上最年少での完全試合を達成してから1週間後、ZOZOマリンスタジアムには多くの観客が詰めかけていた。目的はもちろん佐々木。偉業を達成した若き怪物の次なるピッチングは、投げる前からファンを魅了していた。2試合連続の完全試合への挑戦。スケールが大きすぎて、文字だけ見ても何を言っているのか分からなかった。もちろん2試合続けて完全試合を達成したピッチャーは過去に存在しない。 前回とは違って灰色のサードユニフォームを身にまとってマウンドに上がった佐々木。前回