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ヴィッセル神戸 記事まとめ

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#浦和レッズ

【雑感】2024/6/1 J1-第17節 浦和vs神戸

前節の町田に続いて自分たちの得意としないことは深追いしないスタンスのチームとの対戦になりました。 神戸は保持は基本的にはダイレクト志向で、CBがボールを持ったら繋ぐよりも前線のどこかへロングボールを入れることが多いです。CFの大迫は手前に下りたりサイドに流れたりすることがありますが、WGは外、内どちらのレーンにいるかは状況次第なものの、自分の担当エリアを大きく外れることは少ないです。 中盤の3枚は6番(扇原)、8番(山口)、10番(宮代、井出)と三者三様の役割で構成されて

2024年度J1クラブ通信簿 第10節

どうも、こたつです。 今季のJリーグも全試合分の約4分の1を消化して、タイトル争いの基軸が見えてきた……かと思いきや、かなりの混戦模様ですね。 とにもかくにも序盤戦が終わったということで、今回は各チームの「冬の移籍の成功度」を見てみたいと思います。 成功度の基準は新加入選手がどれだけ多く出場しているか、その時間量を表にしたものがこちらになります。 結果を見てみるとダントツで新加入選手の出場時間が多いのが町田ゼルビアでした。リーグ成績の方も上位につけているため、「冬の移籍の

2024年度J1クラブ通信簿 第9節

前回の記事で「FC東京は謎の決定力がありガンバ大阪は逆に決定力不足」なんてことを書いたのですが、見事に前節はFC東京は大量のチャンスも決めきれずに敗戦(ゴール期待値2.606)、ガンバ大阪は一度のチャンスを逃さずに決めきって勝利(ゴール期待値0.359)という結果となり、下手なこと書くもんじゃないなーと思っているこたつです。 (そりゃ播戸さんも解説で「期待値なんて意味ない」なんて言ってしまうわけです) まあ“所詮はこたつ記事”なんて自虐を込めてこの名前にしているので、めげず

JリーグYBCルヴァン杯 愛媛FC V・ファーレン長崎 レビュー

惜敗。 内容だけで言うと圧倒されていたが、メンバーを考えるといい出来だった! 試合内容簡単要約V・ファーレン長崎 両ウイングが幅を取り、外回しでボールを回す。 幅をとっている分、中の選手がフリーに。 ウイングと相手SBを1対1にさせ、勝負。 CBからのロングボールに前線が反応し、スピード勝負。 愛媛FC ハイプレス&ショートカウンター。 最終ラインからロングボールで、前線の裏抜けして、スピード勝負。 ボランチのスルーパスで、前線がエリア内侵入。 全体ハイライト映像

Jリーグ各チームのドキュメンタリー調べてみた

「プロ野球戦力外通告」や「家、ついて行ってイイですか?」のようなドキュメンタリーが好きなすこまる。 応援している愛媛FCにも、試合に密着したドキュメンタリーがあります。 それは「INSIDE」 先日のアウェイ清水戦のINSIDEを貼っておきます。 他サポの人も飛ばし飛ばしでいいので、見てもらいたい。 映画やん、、と思った人もいるのではないでしょうか? 画面から飛び出てくるスタジアムの雰囲気、サポーターの気合い、試合の臨場感、動画の鮮明さ、どれを取っても映画級。 こ

2024シーズン、J1リーグ第2節を終えて(Concept Map #1)

はじめに ここまで各クラブとも2試合を消化し、連勝クラブなし。連敗クラブが一つという波乱の序盤戦となっています 順位表 まずは順位表から確認しましょう。  負けなしは鹿島、広島、G大阪、町田、柏、そして福岡の6クラブ。いずれも勝点4で並んでいます。以下、勝点3(1勝1敗)が7クラブ、勝点2(2分け)が2クラブ、勝点1(1分1敗)が4クラブとなり、勝点0(2敗)が名古屋となっています  いまだ得点がないクラブは、札幌と名古屋の2つ。そして、注目すべきは失点が0のクラブが福岡

新スタジアムの波に乗り候補を挙げよう 〜愛媛FC〜

ついに待ちに待ったJリーグが開幕‼️ 今シーズンの最初の話題は、やはり新スタジアム。 3つの新スタジアムが建設されました(今年完成予定も含む)。 新スタジアム1つ目は、サンフレッチェ広島の『エディオンピースウィング広島』 2つ目は、V・ファーレン長崎の『PEACE STADIUM Connected by SoftBank』 3つ目は、ツエーゲン金沢の『金沢ゴーゴーカレースタジアム』 羨ましい‼️‼️‼️‼️ サッカー専用スタジアムということで、ピッチとの距離が

Jリーグの秋春制移行④       トリクルダウンって起きたっけ?  (前編)

秋春制移行決定 チェアマンが次に目論むこと Jリーグの秋春制移行が決定した。 その途端、それまで移行論議を巡る記事では名前すら見なかった日本サッカー協会・田嶋幸三会長に取材した記事がさまざまなメディアに掲載されるようになり、野々村チェアマンは早速その日のうちに「ウインターブレイクが少しでも短くなるような努力をしていきたいという意見はクラブからも出ている(中略)その努力はしていきたい」と言い出した。 野々村チェアマンの本音は「まずは降雪地クラブを取り込むためにウインターブ

Jリーグの秋春制移行④         トリクルダウンって起きたっけ?  (後編)

「痛み」と「恩恵」 アンバランス軽減へ私的提案 (前編から続く) すでに「Jリーグの秋春制移行① 降雪地に向き合うということ」のあとがきでも触れているが、あらためて提案したい。 ACLやCWCに出場したクラブが大会で得た賞金のうち、ある一定の割合(3割程度が妥当か)を必ずJリーグに納め、全国のJリーグクラブやJリーグを目指すクラブの施設整備費などに充てる仕組みの構築である。(ただし、AFCなどから支給される旅費遠征費はこの仕組みから外す。) 前述したように、Jリーグの

【雑感】2023/11/12 J1-第32節 浦和vs神戸

ルヴァン杯も、ACLのGS首位突破も、そしてリーグも、1週間でそれら全て失ってしまいました。つらい。あまりにもつらいです。それでもこのクラブが続く限り、僕はこうして試合を観て思ったことを記録し続けるのです。このつらい気持ちもいつか忘れてしまうかもしれないし、そうした時にあの時どうだったっけ?と振り返れるように。 試合終盤にあれこれありましたが、そこに至る94分の間に浦和が勝つに値する試合を出来なかったことに変わりはないので、その点はきちんと見て行く必要があるだろうと思います

サポーターになれた日

2023年初観戦 2023年11月12日@埼玉スタジアム2002 わたしにとって、今シーズン初ヴィッセル神戸戦の観戦だった。 ひとつ前を遡ると、2021年3月13日@ノエスタでの名古屋戦だった。 2年以上も神戸の試合を生で見ていなかったことになる。 2年前もそうだったけれど、神戸を離れてから、選手が変わり、監督が代わり、もちろんサポーターさんも変わり、知らないことがほとんど。 よく話題に上がる大迫選手や武藤選手ら元代表組、ちょっとだけ取材したことのある前川選手あたりは

悪い意味で信じがたいことが起きた(浦和1-2神戸)

西川周作(37)による信じがたいプレーにより神戸が土壇場で勝利をもぎとり、二位マリノスとの勝ち点差を詰められることなく、首位キープ。 第三者として見に行ったのにあまりに劇的で、そしてあまりに酷いプレーで少し放心状態になった。 神戸の試合はこれで4節連続の現地観戦。 マリノス(2-0)、鹿島(3-1)はノープレッシャーのごとく楽勝。 しかし前節湘南(1-1)は痛恨のドローだった。 主力・山口蛍が欠場で絶対的な主力ボランチが齊藤未月と共に2人不在、代わりにスタメン起用の扇原は持

鹿島アントラーズの2023年10月を振り返って

暑かった夏が去り、日中は過ごしやすくなりました。 また朝、晩は肌寒い日も増えてきています。 これから一気に季節は移り変わっていきそうです。 そして10月はJリーグの佳境に入る時期となっています。 優勝争い、残留争いが激化し目が離せません。 ただ日本代表の活動時期やカップ戦のセミファイナルがありリーグ戦は2試合しか行われませんでした。 期間が空いたため十分な調整ができたクラブが多かったはずです。 鹿島アントラーズも満を持してヴィッセル神戸、浦和レッズとの上位対決に

10年目の国立にて Footballがライフワーク Vol.35

銀杏並木を歩きたくて青山一丁目で降りてみたら、木々はまだ青かった。夏が長く秋が短くなったのは関西だけではないようで、いつまでも暑い日が続いては銀杏が色付くのはもう少し先らしい。道中のハンバーガーショップ「シェイクシャック」でテイクアウトした紙の手提げ袋がちぎれない程度の早足で秩父宮ラグビー場と神宮球場を通り過ぎると、4層の屋根の隙間から木が伸びるスタジアムが見えた。初めて訪れた10年前は、五輪招致決定の直後だった。火が灯された旧聖火台は、いまGゲートの前にある。私的恒例企画「