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【Supplementary version】ちょっとどうしたのよ、サガン鳥栖 ~2023シーズン下位チームの明暗~

はじめに 前回、お話しした内容の背景データなどを本文と一緒に提示しておこうかとも迷ったのですが、私もあまり文章を書くのが得意ではなく、文字数が多くなると誤字・脱字のリスクも高くなるので断念しました  そこで改めて、こちらで提示しておきます。「背景などいらぬわ、こわっぱが!」とおっしゃる方は、すっ飛ばしていただいて構いません 過去18試合のデータについて こちらは下記のデータベースサイトから勝敗、得点、失点などを抽出して集計しています。なお、ガンバ大阪は対戦相手の ACL

    • ちょっとどうしたのよ、サガン鳥栖 ~2023シーズン下位チームの明暗~

      はじめに 2024 シーズンも第 4 節が終了しました。応援するサガン鳥栖は、1 勝 3 敗という結果です。どうも SNS 界隈では【監督交代論】もでていると聞き及んでいます  個人的には、昨年夏あたりからずいぶんと勝てない試合が続いていますので「もう、しかたがないよね。」ってやや一歩引いた場所からみている自分がいたりします。では、どれだけ勝ててないのかは数字(データ)をみるしかないので、さくっと集計してみました 好調なチーム 昨年 12 位の京都、15 位の湘南がともに

      • 2024シーズン、J1リーグ第2節を終えて(Concept Map #1)

        はじめに ここまで各クラブとも2試合を消化し、連勝クラブなし。連敗クラブが一つという波乱の序盤戦となっています 順位表 まずは順位表から確認しましょう。  負けなしは鹿島、広島、G大阪、町田、柏、そして福岡の6クラブ。いずれも勝点4で並んでいます。以下、勝点3(1勝1敗)が7クラブ、勝点2(2分け)が2クラブ、勝点1(1分1敗)が4クラブとなり、勝点0(2敗)が名古屋となっています  いまだ得点がないクラブは、札幌と名古屋の2つ。そして、注目すべきは失点が0のクラブが福岡

        • 2023シーズンのサガン鳥栖は本当に面白くなかったのか?

          はじめに  もう2024シーズンも始まる、という矢先に「いまさらなにを!」をと思われるかもしれません。でも、この話題にはどうしても触れておきたくて ”note” を書かせていただきました  2023シーズンのサガン鳥栖のサッカーは「面白くなかった」という意見が、SNS等の書き込みには圧倒的大多数とは言わないものの、チラホラと出ていたことは個人的に確認をしていました。14位・9勝14敗11分という成績は誰もが【満足のいく結果】ではないことは確かだと思っています。一方でこの成

        【Supplementary version】ちょっとどうしたのよ、サガン鳥栖 ~2023シーズン下位チームの明暗~

        • ちょっとどうしたのよ、サガン鳥栖 ~2023シーズン下位チームの明暗~

        • 2024シーズン、J1リーグ第2節を終えて(Concept Map #1)

        • 2023シーズンのサガン鳥栖は本当に面白くなかったのか?

          データでみる前半戦②サガン鳥栖(2022)

          試合データでみる、サガン鳥栖の前半戦まとめⅡ  2022年シーズンは前半戦を終え、後半戦が始まりました。現在は、e-1の代表活動中ために2週間の休止期間中となっています。その隙に、サガン鳥栖の前半戦17戦をデータでみていこうという企画の第2弾です。 使用データ  データは SPAIA 様、Football LAB 様の HP から引用させていただきました。また、統計は対応のない2標本t検定で行い、有意水準5%の両側検定で実施しました。 前半戦の結果前回のnoteはこちらで

          データでみる前半戦②サガン鳥栖(2022)

          データでみる前半戦①サガン鳥栖(2022)

          試合データでみる、サガン鳥栖の前半戦まとめ  2月19日(土)に開幕した2022年の J1 リーグは、6月18日(土)で第17節を迎え、前半戦が終了しました。ここまでのサガン鳥栖の戦績は 5 勝 3 敗 9 分けの勝点 24 です。17試合のうち、勝点を取れなかった試合が 3 試合という結果は、上々の前半戦であるのではないでしょうか。これまで、試合後に上がってくる試合スタッツを SNS 等でご紹介してきましたが、これらデータをまとめ、前半戦の総括をしてみたいと思います。 使

          データでみる前半戦①サガン鳥栖(2022)

          気温は走行距離と相関するのか。

          「気温が上がると走行距離は伸びない」は本当? サガン鳥栖は昨年から、1試合の走行距離が J1 クラブの中で最も多く、今シーズンも他クラブを寄せ付けない圧倒的な記録を更新中です。しかも今年はスプリント数でもトップを走っている。そこでつけられたニックネームが『爆走プレス軍団』(笑)。  しかし、スポーツ紙やSNSなどでよく書かれているのが「夏場になれば走行距離が伸びないのでは?」といった冷めたコメントが散見される。おいおい、ちょっと待て。何を根拠にキミたちはそう言っているのだ?

          気温は走行距離と相関するのか。

          サガン鳥栖2022年のスタメン予想 #1

           いよいよ、2022年のJリーグが 2 月 18 日(金)より開幕し、長いシーズンが始まります。今年はワールドカップイヤーということで、その開催が 11 月と夏開催から秋口へと変更になったことで中断期間がなく、ほぼぶっ通しでのタフなシーズンとなりそうです。    監督が金明輝氏から川井健太氏に代わることとなり、昨シーズンの7位を上回る成績を収めることが当面の目標となります。戦術も、昨シーズンのポゼッションの時間を高めて、ビルドアップからゲームを優位にコントロールしていくという

          サガン鳥栖2022年のスタメン予想 #1

          鳥栖FWの振返り(2021年シーズン) ~ 林選手移籍がもたらしたもの ~

          はじめに  2021シーズンのサガン鳥栖はここ数年でも特に脚光を浴びた年でもありました。金明輝監督の可変式フォーメーション(アシンメトリー戦術)は大きな驚きを呼びました。   前半戦は好調であった鳥栖が、後半戦でやや失速した理由としては、①主力選手の移籍、②他クラブの鳥栖戦術分析と対策戦術、③クラブの内部問題が挙げられると思っています。勿論、細かい原因は挙げればきりがありませんが大きいところでいえば、この3つが中心ではないでしょうか。   データで変化を読み取るのは非常に難し

          鳥栖FWの振返り(2021年シーズン) ~ 林選手移籍がもたらしたもの ~

          サガン鳥栖、冬の移籍市場予想(2022年)後編(移籍加入)

          はじめに  前回も書きましたが、本文はあくまでも個人的な予想の範疇をでません。したがって、ここで書かれた内容に関して苦情や非難をぶつけられても一切ご返答しませんし、説明も致しません。また、移籍の噂や予想に対して抵抗がある方の閲覧はお勧めしません。よろしくお願いします。 参考資料   退団・加入の移籍情報は『さっかりんーJリーグ移籍情報(サガン鳥栖)』を参考としました。その他の情報は前回の note で紹介していますので、そちらを参照ください。ソースのない SNS 上のコメ

          サガン鳥栖、冬の移籍市場予想(2022年)後編(移籍加入)

          サガン鳥栖、冬の移籍市場予想(2022年)前編(移籍退団)

          はじめに  ここで断っておきますが、本文はあくまでも個人的な予想の範疇をでません。したがって、ここで書かれた内容に関して苦情や非難をぶつけられても一切ご返答しませんし、説明も致しません。また、移籍の噂や予想に対して抵抗がある方の閲覧はお勧めしません。よろしくお願いします。 参考データ   参考にしたデータ・情報は主に『トランスファーマーケット(日本版)』と『クラブとエージェントとの関係性(サガン鳥栖/2020秋編)』、『クラブとエージェントとの関係性(サガン鳥栖/2021

          サガン鳥栖、冬の移籍市場予想(2022年)前編(移籍退団)

          第36節 コンサドーレ札幌戦レビュー

          はじめに  前節、川崎フロンターレに快勝。その余韻が残るなかでのホーム 2 連戦。鳥栖は他力本願ではあるものの、4 位になれば ACL 出場権にも希望の光がみえてくる。少しでも上位を目指して、今節も負けられない戦いだ。 「勝つこと」にこだわった戦術  勝っている時は、スタメン・戦術を変えないというのがスポーツ界でのセオリーといわれる。しかし、金明輝監督は変えてきた。右ウイングハーフに入ったのは飯野選手でなく、ルーキー松本選手だった。しかも、通常の 3-5-2 ではなく、守備

          第36節 コンサドーレ札幌戦レビュー

          第32節 対湘南ベルマーレ プレビュー

          はじめに  サガン鳥栖は、ここ 3 戦を 1 分 2 敗の勝点 1 と「勝ち星」がない。というか、2 得点の 7 失点ということで『守備崩壊』という言葉も聞かれる。 しかし、シーズン序盤から選手層の薄さはある程度、織り込み済みであったとも言えなくない。特に終盤戦は、降格圏の各クラブの粘りについて一番よく知るのが、我々、鳥栖サポであろう。勝負は常に非常なものだ。   では、ここまでのデータを見ながら、プレビューしていく。 ここまでの成績   鳥栖は現在 7 位、対する湘南

          第32節 対湘南ベルマーレ プレビュー

          鳥栖の2連敗を考察する…凹むけど。

          はじめに  2021年明治安田生命 J1 リーグも残すところ、わずか 7 節となった。サガン鳥栖は、第30節対アビスパ福岡戦、第31節対徳島ヴォルティス戦ともに0-3で大量失点で敗北した。今期(正確に言うと昨季の後半)から取り組んできた鳥栖流ポゼッションサッカーは、終盤戦にきて「弱点」が浮き彫りとなった。今後、サガン鳥栖はどのように修正をしていくのだろうか。正直、現実を直視したくはないところだが、振り返っていこう。   ここから先はホームの対川崎まで、すべて下位クラブとの対

          鳥栖の2連敗を考察する…凹むけど。

          J1リーグ順位予想(9/9 時点)

          はじめに  ここまで、J1リーグは27節までを全クラブが消化し、試合数が揃った。優勝の可能性は川崎フロンターレと横浜F・マリノスの 2 クラブにほぼ絞られた。しかし、ACL権の争いは激しく、3 位のヴィッセル神戸から 7 位浦和レッズまでが勝点「2」の間でせめぎ合っている状況だ。これを出す当日は名古屋V.S.徳島が終わっているので、あくまでも9月9日現在のデータとして考える。   また、ご存じのように今シーズンは降格クラブが【4】ということで、下位のクラブは熾烈な降格争いを

          J1リーグ順位予想(9/9 時点)

          清水戦のプレビュー(2021:第28節)

          はじめに  カタールワールドカップ最終予選の代表マッチがあり、一時中断していたJ1のリーグ戦が 9月11日(土)から再開される。今年も残すところあと11 試合となり、リーグ戦は 70% が終了している。サガン鳥栖としては、残りの試合を下位クラブには「とりこぼし」をせず、上位クラブ、特にACL権を争うクラブとの対戦は「絶対に負けられない」戦いとなってくる。   今回は、第28節ホームゲームでの対清水エスパルス戦のプレビューをしていく。今回、引用は Footy Stats 様と

          清水戦のプレビュー(2021:第28節)