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ちょっとどうしたのよ、サガン鳥栖 ~2023シーズン下位チームの明暗~

はじめに

 2024 シーズンも第 4 節が終了しました。応援するサガン鳥栖は、1 勝 3 敗という結果です。どうも SNS 界隈では【監督交代論】もでていると聞き及んでいます

 個人的には、昨年夏あたりからずいぶんと勝てない試合が続いていますので「もう、しかたがないよね。」ってやや一歩引いた場所からみている自分がいたりします。では、どれだけ勝ててないのかは数字(データ)をみるしかないので、さくっと集計してみました


昨年7/15・16から今年3/16・17まで18試合の成績(昨年下位の7チーム)

好調なチーム

 昨年 12 位の京都、15 位の湘南がともに 7 勝、昨年 17 位だったが 6 勝をあげています。平均勝点が 1.25 を超える 1.33 、 1.44 、1.44 となっています。このままの調子であれば中位から上位が狙える数字です

 柏は、負けが 4 試合ともっとも少なく、引き分けが 8 試合ともっとも多くなっています。平均得点はそれほど高くはありませんが、平均失点がもっとも少ないことが大きな要因と言えそうです。

 この 3 チームはいずれも、一般的に「ボール保持にこだわらない」チームスタイルであることに言及しておきます

不調なチーム

 昨年 13 位の札幌が 3 勝、14 位の鳥栖は 2 勝とかなり苦しんでいます。勝率でいえば 1 割台です。つまり 10 試合して 2 勝もできないということになります。平均勝点が 0.78 と 0.67 で、降格ライン以下の数字となっています

 両チームともに平均失点が 1.61 と 1.72 でかなり 2.0 に近い。それでも鳥栖は平均得点が高いので順位的には札幌よりも上位ですが「どんぐりの背比べ」であって、安心はできません

 好調なチームに対して不調なこの 2 チーム、世間的には「ボールを保持にこだわる」チームスタイルといえます

経過観察が必要なチーム

 昨年 16 位のG大阪は 5 勝となっています。昨シーズン終了までに「悪夢の 7 連敗」を喫したことで、勝ち星が多くありません。こちらは経過観察が必要です

 平均得点も平均失点も成績は良くありませんが、昨年のデータを含んでいることを考えると、あまり気にしないで良いと思います。今シーズンに入ってからは上向き傾向であることから、このまま怪我人やトラブルがない限りは上位に喰い込む可能性はあるでしょう

 横浜FCに関しては、今シーズンは J2 ということで集計はしたものの、ここでの言及はしないことにします

まとめ

 昨年から続いているハイプレス・カウンター型サッカーの優位性は、今年も昨年の下位チームでの明暗を分けてる、というのが数字的にみた結論かと思います。ただ、ボール保持型のチームである新潟やマリノス(近年はその傾向が薄くなってきましたが)は苦戦を強いられてはいますが、まずまず(?)の滑り出しとなっています

 チーム内の連携構築が非常に重要となる「ボール保持型」をメイン戦術とするチームでは、シーズン序盤での停滞はある程度は織り込み済みという感じもしますが、選手の出入りが激しいチーム(札幌や鳥栖)では積み上げたものがシーズン開始時点でほぼリセットになることが、どうしてもチーム事情としてあるために、成績に反映させるまでにある程度の時間がかかるのだろうと推測しています。まあ、これ毎年のことなんで対策も考えないといけないと思いますが・・・

 一応ですが、鳥栖としては【川井チルドレン(川井さんと仕事をしたことがある選手たち)】を集めるのは、この対策としてあるんだろうとは思ってますけど。さすがに怪我人までは想定できませんからね

さいごに

 サガン鳥栖の話に戻ると、成績的には【監督交代論】がでるのも、個人的には「致し方ない」と思う数字でした。ただ、2024シーズンは始まったばかりです。目標がいまだに「シーズンタイトル」と考えているならば、それはもう望み薄ですので諦めましょう(笑)。ここは早めに目標を下方修正して「残留する」に切り替えた方が精神的に楽です(異論は認めます)

 実際に何を変えるかは監督以下、コーチや選手達に委ねるしかありません。我々外野にできることは本当に限られています。それは精一杯、やるしかないです。ただ一方で、クラブフロントは最悪の事態を想定し、リスクヘッジをきちんとしておくべきかと思います

追伸

 これはこれとして、①「シーズン後半で成績が伸び悩む案件」、②「サガン鳥栖が連勝できない案件」については、いずれもどこかで考察できればいいなと思っています。ではまた



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