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海外サッカー 記事まとめ

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#サッカー戦術

最初からやれんのか 【EURO2024 グループB2節】クロアチアvsアルバニア 2024.6.19

初戦を落とした同士の2試合目。3ポイントが欲しい試合。 ●スタメン・クロアチア リバコビッチ ユラノビッチ / シュタロ / グヴァルディオル / ペリシッチ ブロゾビッチ / モドリッチ / コバチッチ マイェル / ペトコビッチ / クラマリッチ SBにペリシッチを置いているという事は攻撃的。右SBはユラノビッチ。最前線はペトコビッチになった。 ・アルバニア ストラコシャ ヒサイ / アイエティ / ジムシティ / ミタイ アスラニ / ラマダニ / バイラミ /

合理主義を結果に【EURO2024 グループB1節】スペインvsクロアチア 2024.6.15

EURO2024始まりました。グループB、スペイン代表の初戦をレビューする。デラフエンテ体制のこれまでの戦いはこちら スペイン代表の対戦相手はクロアチア、アルバニア、イタリア。興味深いグループに入った。 ●スタメン・スペイン ウナイ・シモン カルバハル / ル・ノルマン / ナチョ / ククレジャ ロドリ / ペドリ / ファビアン・ルイス ヤマル / ニコ・ウィリアムズ / モラタ 左SBはククレジャ。それ以外は想定通り。 中盤はペドリとファビアン・ルイスになった。

保持してナンボ。【EURO2024 グループB1節】イタリアvsアルバニア 2024.6.15

さてアルバニア。馴染みがないような、たまに聞くような、なのでちょっとだけ調べました。 場所はここ 東欧の火薬庫に近く、それでいてオスマン帝国にも近いという絶妙な距離感にある国。その影響で欧州の中では断トツでイスラム教徒の割合が多い国でもあります。約60%くらい。割と緩やかな世俗的ムスリムが多い。ところで国旗がどことなくMARVELのハイドラのロゴに似ていて悪役感がありますね。 戦後はソ連に近寄って社会主義色が強くなったりとここでも独自の動きをしている不思議な国である。そ

エッセイ 「サッカーのフォーメーション徹底解説 〜 基本形と2024年現在のトレンド」

《はじめに》 おととい6月11日、サッカー日本代表はシリア代表と試合を行い、5-0で勝利しました。 森保監督は前半は3バック、後半は4バックとフォーメーションを使い分けてこの試合に臨みました。 すでに2次予選を首位で突破することが決まっていたので、今後を見据えて、戦い方に幅を持たせるために、違うフォーメーションを試したのでしょう。 念のために説明しておきますと、フォーメーションとは選手の配置隊形のことで、謂わばシステム(選手が動く際の仕組み)を機能させるための型です。 フォ

オールコートマンツーマン

今季EL決勝にてレヴァークーゼンの無敗記録を止め見事優勝してみせたガスペリーニ率いるアタランタ その際話題になったのはアタランタの守備「オールコートマンツーマン」です 今回はその「オールコートマンツーマン」について書こうと思います。 オールコートマンツーマン(マンツーマン)とはマンツーマンディフェンスとはゾーンディフェンスとは違いマークする相手によって守備者の立ち位置が決まります ボールと自分がマークする選手を同一視野に入れながら守備をしなければなりません 相手を背中で消し

so beautiful アトレティコ・マドリー2023-2024シーズン総括

まとめます。これでおしまい。 タイトルはおれの人生のお友達、FILTERのBeautifulより いきます。 ●成績シメオネ体制のフルシーズン12年目で初めて3位以内を逃したシーズン。43失点は過去最多タイ。個人的には"ジローナ凄かったね"という感想だが、まずいぞという論調があったりするんでしょうか。よく知りません。 12節ラス・パルマス(1-2)に負けるまでは割とマドリーとジローナについていけたがバルサとアトレティックにアウェーで負けた辺りから厳しくなった。「直接対決

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【アトレティコ・マドリー選手名鑑23-24】遠い旅の空の下で

23-24シーズンも終了。今年の選手名鑑です。画像を送ってくれた皆様、ありがとうございました。 今年のタイトルはストレイテナーの「ネクサス」の歌詞から。僕らはたまたま同じ船に乗り合わせただけの赤の他人。サッカークラブってのはそういうもの。今日を大切にしながら、行きましょう。 GK13.ヤン・オブラク(31歳🇸🇮) 公式戦全試合にフル出場した大魔神。気づけばアトレティコ生活10年目となった。ちなみにラリーガ38試合フル出場はこれが4度目。すごい。 なんだか目立たないシーズ

チラシの裏 23-24 ラリーガ全チーム短評

一年間まあまあな試合数を見てきたので、せっかくだからチラシの裏に書き貯めていた各チームの総評を公開。今季は年末の通信簿に続いて の一言メモも載せていく。 ●1位:マドリーベンゼマ(→アル・イテハド)がいなくなりベリンガム(←ドルトムント)が来たマドリーは開幕から怪我人が続出。クルトワとミリトンを早速失い、年末にはアラバまで大怪我。CBがリュディガーとナチョ(とチュアメニ)しかいなくなり、23節アトレティコ戦ではカルバハルがやっていた。 GKはスクランブル補強したケパ・アリ

赤と白の夢を見て 38節 アトレティコvsソシエダ(A) 2024.5.25

最終節。ソシエダとの前回対戦。 ソシエダとの試合は先季が4節と37節、今季が9節と38節という事もあり本当にここ2年間あまり見ていない。中間で"そろそろ見とくか"ってタイミングがないのよね。今季は6位が確定しており、お互い完全消化試合。 ●スタメン・アトレティコ オブラク ヴィツェル / ヒメネス / アスピリクエタ ジョレンテ / デ・パウル / コケ / フェルメーレン / リーノ グリーズマン / コレア ヒメネスは出場停止明け。左HVはアスピリクエタ。 フェルメ

現在地を知る【#26】

シーズン途中からのトップチームでの指導は私の『現在地』を知る良い機会となった。 今回はシーズン総括として私のトップチームでの経験をまとめていく。

お別れは突然に 37節 アトレティコvsオサスナ(H) 2024.5.19

ホーム最終戦はオサスナと。前回対戦。 ヴィツェル狙い撃ちの件。 ●スタメン・アトレティコ オブラク アスピリクエタ / サヴィッチ / パウリスタ / エルモソ ジョレンテ / コケ / デ・パウル / リーノ グリーズマン / コレア ヴィツェルとヒメネスが累積で出場停止。 パウリスタは3月9日の28節カディス戦以来の出場。退団濃厚のエルモソは最後のホームゲームとなる可能性も。 バリオスがメンバー外で、アキレス腱を断裂したルマルが4節以来のベンチ入り。アスピリクエタは

最近の試合との差分 36節 アトレティコvsヘタフェ(A) 2024.5.15

36節。ヘタフェとの前回対戦。 ホームで3-3の撃ち合い。 シーズンを通して手堅かったヘタフェは連敗が二回しかない安定感がある。前節は残留へ向けて待った無しのカディスと荒くれ者対決をしたが、空中戦でジェネがとんでもない対応をして献上したPKで負けた(0-1)。勝ち点はとっくに安全圏だが上位にも追いつけそうにないフワついた状況。日程は最後の追い込みという事で双方中2日で迎える試合。 余談ですがホームスタジアムのコリセウム・アルフォンソ・ペレスは、アルフォンソ・ペレスさんが

手を替え品を替え 35節 アトレティコvsセルタ(H) 2024.5.12

35節。前回対戦。 グリーズマンのハットトリック。大体最近と同じサッカーをしていた記憶。 セルタは降格圏が5ポイント差に迫る。ここは全力で引分が欲しい。ちなみに来週はアトレティック戦なのでもしかする可能性がある。 ●スタメン・アトレティコ オブラク アスピリクエタ / サヴィッチ / ヴィツェル / エルモソ ジョレンテ / コケ / リケルメ / リーノ グリーズマン / コレア 出場停止明けのグリーズマンが復帰。最終ラインはサヴィッチが入った。モリーナはベンチ外。

拘りはウノセロ 34節 アトレティコvsマジョルカ(A) 2024.5.4

2週連続で国王杯ファイナリストとの試合。今週は準優勝のマジョルカと。前回対戦 この日はコケの600試合出場。マジョルカはムリキがいなかった。 先季は9位で終えたマジョルカは今季苦戦。まだ降格の可能性を残す。イ・ガンインとルイス・デ・ガラレタがいなくなればそりゃキツいでしょうよ。マフェオも故障が多かった。カディスの次に少ない27得点と攻撃で苦しんでいる。逃げ切れるか。 ●スタメン・アトレティコ オブラク ヴィツェル / ヒメネス / エルモソ アスピリクエタ / ジョレン