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埼玉西武ライオンズ 記事まとめ

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2022年10月の記事一覧

大きな湖に育ててもらった…山田陽翔がドラフト翌日に語った感謝/高校野球ハイライト番外編・近江

2022年10月21日。プロ野球ドラフト会議の翌日に実施した、山田陽翔選手の単独インタビュー。放送で伝えきれなかった部分を含めてインタビューのほぼ全文を記していく。 塚本:埼玉西武から5位指名。待って待っての指名だった― 山田:うーん…他の選手が指名されていくのを見ながら1時間半ぐらい待っていたんですが、それ以上に長く感じたのが本音です。 塚本:指名された時の心境は― 山田:すごくホッとしたというか。自分がプロ野球選手になることによって両親にも恩返しができますし、学校にいる

べるーにゃインタビューまでの取材裏話【とーすぽ砲】

ベルーナ(埼玉県上尾市)の公式キャラクター「べるーにゃ」に弊紙が〝摘発〟されたことがきっかけとなり、先日ベルーナ本社に〝出頭〟してきました。(東スポnote編集長・森中航) 「#ベルーナドーム警察」に〝摘発〟されるまで(事の発端は10月6日公開の弊社記事でした。西武とCS第1ステージで対戦するソフトバンクの原稿内で本来ならば「ベルーナドーム」と表記すべきところを「メットライフドーム」と誤記してしまったのです。これに気づいたべるーにゃが以下のツイートを発射します。 本文のみ

2022シーズンを振り返って

福岡でのCSで敗戦し、2022シーズンが終わった。 今シーズンが始まる前は、ドラフト組と外国人の入れ替えのみで、大きな補強はなく、正直厳しいシーズンになるだろうなと思った。 実際に、シーズン序盤は勝てない状況が続き、特にビジターでは全くといっていいほど勝てなかった。それが、シーズン後半に入ってブーストをかけ、一時期は優勝を狙える位置にもいた。 結果的には、3位に終わったわけだが、来季に繋がる3位だったのではないだろうか。 まあそれでも、優勝以外は興味ないわけで、2位以下はBク

西武の2022ドラフト結果とその所感

10月20日、NPBドラフトが開催された。 ライオンズは以下の選手の交渉権を獲得した。 以下、それぞれの選手について見ていこうと思う。 1位 蛭間拓哉 中堅手・早稲田大 177・87 公言通り一位指名は早稲田大・蛭間。元ライオンズジュニア、浦和学院高、渡辺GMとの繋がりなど何かと縁のある選手で、奇遇ながら補強ポイントにも完全合致した。本人曰くライオンズは「一番入りたかった球団」であり、まさに相思相愛の関係性だった。また西武には高校同期の渡邉勇太朗が在籍しており、かつて甲子

辻発彦が繋ぐ未来へ全てを捧げた源田壮亮

コブ山田です。 ようこそいらっしゃいました。 今回は、プロ野球埼玉西武ライオンズの辻発彦前監督について、記します。 お誕生日おめでとうございます。 2017年10月16日(月)、私はふと見たテレビ画面から視線が離れませんでした。 パ・リーグクライマックスシリーズファーストステージ第3戦がメットライフドームにて行われていました。その試合は東北楽天が勝ったので埼玉西武は敗退となったのですが、メットライフドームに数多く揺れるフラッグと誇らしく映る炎獅子ユニホームを見て、私はう

僕にとっての「スター」だった熊代聖人へ

2022年シーズンが終わり、ライオンズの熊代聖人に戦力外が告げられた。来シーズンから二軍の守備・走塁コーチに就任するという。 熊代は、派手さはないものの一定レベル以上で内外野をこなせるユーティリティー性と、バントなどの小技を確実に決めることができる器用さが評価され、バックアッパーとして一軍での地位を確立していた。 また、試合前の「訓示」で知られるようにムードメーカーとしても貴重な存在だった。 とても僭越なことではあるが、40歳を超えたサラリーマンである僕は、なんとなく熊

【妄想ライオンズ 36】渡辺GM VS 外崎修汰

10月某日。所沢の中でも山の奥。ベルーナスタジアムの横にある株式会社セイブライオンズのオフィスの一角で、渡辺G Mと今年FAの資格を獲得した外崎選手が対峙する。 彼の今年の成績は惨憺たるものだった。守備と走力では安定したものを見せ、随所でチームを救ったが、肝心の打撃ではチームの足を引っ張る主因となった。その証拠に、彼が1番に座り、打撃が好調だったと、具体的にオールスター後は、それに応じるようにチームは好調で、首位を走った。9月に入り彼が怪我をして以降、チームは悪夢の7連敗を

【妄想ライオンズ 34】勝手に契約更改 その4 ー先発投手ー

本日は先発投手の主だった選手を勝手に契約更改します。 高橋 光成 現状 1億1000万円 → 2億5000万円 今年は押しも押されぬエースへ成長。12勝、シーズン終盤の勝負所での好投、勝てない時期もしっかりとQSを継続するなど、満点に近い内容ではないでしょうか。倍増以上を出したいところです。 平井 克典 現状 6800万円 → 9000万円 先発のコマが不足している時に、しっかりその穴を埋めました。数字的にも立派なものが残っており、大台手前まで行くのでは。 松本 航

「探求心のある者は必ず大物になる」西武ドラ5位の近江・山田投手。巨人ドラ1の浅野選手との再戦が楽しみだ!

ネットでプロ野球のドラフト指名選手を見たときに、なかなか彼の名前を見つけられなかった。甲子園を沸かせた近江高校の山田陽翔投手(18)のことだ。各球団を上位から見ていっても、彼の名前がなかなか見つからない。西武の5位指名と分かったときには、我が目を疑った。「なんでだろう?」そう思った人は多いはずだ。 ドラフト直前でけがでもしたのだろうか。しかし、そんなニュースを見聞きした記憶がない。上位ですんなり声がかかると思っていただけに、今回のドラフトの「七不思議の一つ」ではないだろうか

【埼玉西武育成2位】日隈モンテルってどんな選手?【徹底解説】

日隈モンテル プロフィール最速147km/hを誇るスピードボールが武器の速球派投手として入団。アメリカ人の父と日本人の母をもつハーフで、兄は15年にヤクルトからドラフト4位で指名を受けた日隈ジュリアスさん。2020年にはドラフト指名はなかったものの巨人の実施したトライアウトに合格するなど潜在能力の高さが注目されていた。 高い身体能力を首脳陣から評価され、7月から野手転向。俊足を活かした積極的な盗塁・走塁で2番センターとして定着。数多くのチャンスを作り、チームの勝利に貢献し

2022年ライオンズ二軍まとめ

ヘッダー画像はパ・リーグTVから拝借しました ライオンズはクライマックスシリーズ1stシリーズで連敗を喫し、今シーズンの戦いは終了。二軍はフェニックスリーグ真っ只中とすでに来シーズンに向けての戦いが始まっています 本当は二軍の公式戦が終わった直後に書きたかったのですが、このタイミングでライオンズ二軍の戦いをまとめておこうと思うます チーム成績 二軍における勝敗は二の次だと考えていますので、勝った負けたに関して論ずるつもりはありませんが、昨シーズンと比較するとほぼ同じで

辻さんの言葉でライオンズと辻さんの6年間を振り返る

(※ヘッダー写真提供@u_u_u_u_chi) 10月9日、CSファーストステージ第2戦に敗れ埼玉西武ライオンズの2022年シーズンは幕を閉じた。 ライオンズナインが挨拶に出てくると、応援団のリードによる「つーじ!」コールと大きな手拍子が始まる。 その後に球団から発表されるリリースの予想が付いていたため、ビジター応援席にいながら涙が止まらなかった。 1時間後、予想通り球団からそのリリースが出た。 辻監督退任。 毎年シーズンが終わると野球が見れない寂しさで一杯になるが、こ

西武の2022ドラフト戦略を予想してみる②

①の続きです。 見てない方はこちらから↓ 前記事ではライオンズの現有戦力を分析し、補強ポイントを考察しました。 おさらいすると補強ポイントは以下の通りです。 それでは早速この記事の趣旨に入っていきたいと思います。 需要にマッチしたドラフト候補のリストアップです。 指名候補リストアップ基本的な姿勢としては、チーム課題の解消を最優先として下位や育成指名で年齢構成上足りないポジションを補っていく形を取る。 まずはそれぞれの補強ポイントに対して候補をリストアップしていく。 (他

埼玉西武ライオンズ2022

ようこそのお運びで厚く御礼申し上げます。 2022年の日本プロ野球も、オリックス対ヤクルトの日本シリーズを残すばかりとなり、他の10球団は来シーズンを見据えた再始動の時期に入りました。 私が40年来応援している埼玉西武ライオンズは、レギュラーシーズンがパシフィックリーグ3位、3季ぶりに出場権を得て挑んだクライマックスシリーズは、西武ファン皆が記憶を失うくらいコテンパンに2位ソフトバンクに敗れシーズンを終えるに至りました。 2021年のリーグ6位に比べれば上出来な順位なん