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浦和レッズ 記事まとめ

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2023年3月の記事一覧

【雑感】2023/3/31 J1-第6節 柏vs浦和

優勝争いに絡むラインの指標として勝ち点=試合数×2というものがあります。6試合消化で4勝で12ptとなりそこの指標に到達しましたが、内容も伴ってこのラインに来たのは久しぶりですね。 柏は、というよりもネルシーニョ監督は、非保持ではプレッシングエリアで相手との噛み合わせを良くすることで後列の選手がボールの雲行きを読みやすくしてあげるということを目指している印象があります。 浦和はそこへの対策として、柏の5-3-2の配置に対してビルドアップでは最初から岩尾がCB間に下りて、小

レッズ初タイトルまでの軌跡②

2003年ナビスコカップ。浦和レッズはチーム発足以来初めてのタイトルを獲得した。 降格まで経験したチームは、いかにして強くなっていったか。メンバーの移り変わりと、当時の雰囲気を中心に書いていきたい。 今回は2000年。30年の歴史の中で唯一経験したJ2時代の話。 まずは公式のプレイバックを 2000年~長く長く険しすぎた道~①編成と成績 主なOUT 土田尚史 ザッペッラ べギリスタイン 池田伸康 桜井直人 中村忠 主なIN 阿部敏之 室井市衛 クビツァ 鈴木啓太 千島

浦和レッズ背番号の系譜「7」

サッカー選手に欠かせない背番号。 浦和レッズ30年の歴史の中でどんな選手が背負ってきたのか、傾向はあるのか、活躍度合いは?など調べてみたいと思う。 1回目は数々のアタッカーが着けた「7」 ①1992年〜1996年 変動制時代 記念すべき1試合目、背番号7を着けたのはエスクデロ。セルヒオの叔父さん。 その後は フェレイラ 望月総 堀孝史 柱谷幸一 山田暢久 池田伸康 岡野雅行 など様々な選手が着用していた。 特にレギュラーに定着してからはほとんど岡野雅行が着けていたようだ。

浦和レッズ背番号の系譜「9」

サッカー選手に欠かせない背番号。 浦和レッズ30年の歴史の中でどんな選手が背負ってきたのか、傾向はあるのか、活躍度合いは?など調べてみたいと思う。 第2回はエースの系譜「9」 ①1992年〜1996年 変動制時代 92年。ナビスコカップ。 レッズとしての1試合目、背番号「9」を着けたのは福田正博。 以後福田はスタメンの試合全てで「9」を着用することになる。控えの場合は「14」を着けることが多かったようだ。 では当時福田が欠場、もしくは控えの時エースナンバーを背負ったのは

L杯GS2 vs清水(H)

2023/3/26 15:00  IN浦和駒場スタジアム グループステージ第1節の湘南戦では、前半怪我人等でいくつものアクシデントが発生、後半は交代で入った選手が勢いをもたらしチャンスを演出するも1点が遠かったレッズ。今節は同グループの川崎を3-2とホームで破り現在1位の清水と対戦する。 清水は今季J2の舞台でJ1昇格をかけ戦っている。前の試合は浦和と同じ日程で磐田と対戦しているが、後の試合が中2日でホームゲームのリーグ戦群馬との対戦を控えている。本命のリーグ戦を考慮すれ

【レビュー】J1第5節浦和レッズvsアルビレックス新潟

川崎戦との比較。新潟がされたくないことしてくる浦和。勝利を収めた川崎戦では左側にいる右利きの大南を放置することで、片方のサイドを限定+新潟のボランチが前に出てこなくていい構造を作ることで(相手のアンカーには伊藤がついてるため)、新潟のDFラインと中盤はコンパクトに保てていた。 今季の新潟の戦い方の特徴は一人一人の距離感を狭く狭くしていくことだ。 ピッチを狭く使えれば、局面で2vs1,3vs2と数的優位を作って個で劣っていても相手に増されるが、ピッチを広く使われれば、局面的に

マクロ構造とミクロ構造のフットボール

浦和2-1新潟 2連勝の浦和と4戦無敗の新潟の好調対決は浦和に軍配が上がった。 どのゴールも豪快で素晴らしいゴールだったが今回は浦和と新潟のサッカーの構造について掘り下げる。 マクロ構造の浦和浦和のフットボールの構造はマクロ設計となっていて、ボール保持では「チームとして選手1人一人がどこに立ち位置を取るべきか」で設計されている。 浦和の基本的なシステムは下の図のような配置からスタート。浦和は中盤で岩尾、伊藤、小泉、大久保がダイアモンドを作り、両SBが高めの位置を取る。

私が人生を共にすると決めたフットボールクラブについて ハルシティ編

はじめに こんにちは!切り返して左足です。前回の投稿からしばらく時間が空いてしまいました。前回のスパーズ戦に続いて今回は、ハルシティについて語っていきたいと思います。まずは、ハルシティというクラブについて… Hull Cityハルシティというクラブ ハルシティはイングランド北部のヨークシャー州に本拠地を置くチームで、現在イングランド2部に相当するEFLチャンピオンシップに所属するクラブです。 ハルシティの愛称はThe Tigers(タイガーズ)です。クラブの愛称はいろ

『相手を変えるには自分達が変わる事』 2023.#5 浦和レッズvsアルビレックス新潟 マッチレビュー

負けました!相変わらずのアウェイ浦和戦での相性の悪さ。新潟としてはリーグ戦の今季初黒星を喫する形となりました。 『個の質』『チームとして下回った』色々な見方がある試合だったと思います。上手くいった序盤と停滞感のある後半、何があったのか・何をすべきだったのか。そんな、決して目を逸らしてはいけない試合を振り返っていきます。 ハマった1stプラン4-4-2で構えてプレスに来る浦和相手に新潟はいつも通りのビルドアップの形。開幕戦同様に相手FWの脇・背後にフリーマンを置いてGK.C

【雑感】2023/3/18 J1-第5節 浦和vs新潟

お互いになかなか危ないシーンを作らせないような手堅い印象の試合でした。僕はリアルタイムで観られなかったので先制された場面の雰囲気をどこまで感じ取れたか分かりませんが、時間帯が早かったというだけでなく、3節のC大阪戦で逆転勝ち出来たこともあって、顔が下を向いてしまうような感覚はなくて「大丈夫。今日も逆転できる」という雰囲気に見えました。結果を知って観たからそう感じただけかもしれませんが。 非保持が4-4-2になる相手が続いていることもあって、保持での全体のバランスやアクション

J1第5節 vs新潟(H)

2023/3/18 15:00  IN浦和駒場スタジアム 前節今季開幕3連勝だった神戸相手に1-0完封勝利と確実に勝ち点をものにしたレッズ。今節はまたも今だに負けがないアルビレックス新潟との対戦。 新潟は今季J2からの昇格組として戦っているが、確固たるスタイルの確立で当然のように上がってきた。前節では川崎相手に1-0と強力なメンバー相手に無失点で抑え、攻撃陣も奮闘している。 現在浦和よりも勝ち点で2上回る新潟を下せばさらに上位戦線へと加われる。聖地駒場でセレッソ戦に続き

レッズ初タイトルまでの軌跡①

2003年ナビスコカップ。浦和レッズはチーム発足以来初めてのタイトルを獲得した。 降格まで経験したチームは、いかにして強くなっていったか。 メンバーの移り変わりと、当時の雰囲気を中心に書いていきたい。 まずは1999年。どん底に落ちた「あの年」から。 まず公式の記事を。未読の方はもちろんチェック! 1999年~降格は「長い助走」になるか~①編成と成績 監督:原博実→ア・デモス 全選手(数字は年齢) ※アンダーバーのある選手は紹介ページに飛べます 34 べギリスタイン 3

たまには、雨の駒場スタジアムもいい

浦和レッズの聖地とも言われる駒場スタジアム! 今日はアルビレックス新潟を迎え、リーグ戦の第5節が行われる。 しとしと。 しとしと。 昨晩から続く冷たい雨は、止む気配なし。 雨の中でも… サポーターの朝は早い。 15時からの試合でも、9時前には入場順を決める抽選に多くの人が並ぶ。 気温も低いし、雨も冷たい。 まあでも、雨だと花粉が飛ぶ量も減るので… 応援もしっかりできるし… 前向きに考えることにしよう。 11時からは入場に向けての列整理。 入場番号がかなり後ろだっ

無敗継続、そして『鬼門』陥落へ 2023.#5 浦和レッズ×アルビレックス新潟 見どころ

順位予想では軒並み降格圏。目立った補強は無く、2部を勝ち上がった陣容そのままで乗り込んできた昇格組。そんな中で一体誰が予想したでしょうか。 昨季のルヴァン杯ファイナリストに1勝1分、リーグを陣取る王様相手にホームで白星。開幕4戦負け無しの3位、今浮かれないでいつ浮かれるんだというくらい波に乗っているアルビレックス新潟。 そんな好調ぶりにも関わらず「イケイケではなくもっと上のステージに行けるように、今日の出来では物足りない」と語る大エース様。そんな飽くなき向上心に対して、更