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いわきFC 記事まとめ

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2021年12月の記事一覧

監督として感じたこと、思ったこと【いわきFC監督・田村雄三ここだけの話~BEHIND THE SCENES㉟】

田村雄三監督が自ら試合を振り返る連載コラム。今回は最終回。監督としてのこれまでを振り返ります。 ■「監督は孤独である」本当の年末になってしまいましたが、noteを更新します。今回は監督としてこれまで感じたこと、思ったことを記載したいと思います。 百戦錬磨の諸先輩方がいらっしゃる中で大変恐縮ですが、書いていこうと思います。 よく「監督は孤独」と聞きます。強化担当の経験から、監督を経験するまでは、監督に寄り添い、一緒に戦い、悩んできた自負はありました。だから「孤独ってことは

常磐に生きる

株式会社ドームの安田秀一CEOのコラム「正しいことをする その姿勢がブランドを形づくる」が日経電子版に掲載された。安田CEOはブランドを「姿勢」と定義した。当然腑に落ちるのだが、言外にある「継続性」もまたブランドを形づくるのだと考える。県2部リーグからスタートした現体制でのスタイルは、6年という年月を経てブランド化された―とも言える。一方でこのコラムに記された一文に、なぜ自分がこのクラブに強く惹かれるのかを再認識させられた。本稿では、なぜ自分がこのクラブにこれほどまでに惹かれ

ご報告

ご報告です。 2022年1月からプロサッカークラブ「いわきFC」のスプリントコーチに就任することになりました。 2011年の東日本大震災後、地元福島県しかも僕が生まれ育った「大熊町」のある浜通り地区にサッカーチームが発足されました。 当時現役の陸上選手だった頃は、サッカーの試合も日本代表の試合をぼんやり見るぐらいのレベルでした。引退し、陸上競技で培ってきた足を速くするトレーニングを他のスポーツ選手や子供たちにという想いで「スプリントコーチ」と自ら肩書きを名乗りスタートし

祝Jリーグ昇格!いわきFC見聞録

 ヒントいっぱいの2日間でした。58番目のJリーグクラブになる「いわきFC」。その福島県いわき市にあるクラブハウスを見学し、昇格に備える地元のみなさんの活動に触れる機会がありました。愛知県岡崎市を中心とした三河地域でJクラブを目指している「みんなでつくるプロサッカークラブ岡崎(みんつく岡崎)」にとって「先輩」であり「お手本」なので、参考にしてほしい、もし機会があったらぜひ見に行ってほしいーーそんな思いの視察報告です。 「東北のハワイ」いわき市へ  東京駅から常磐線の特急ひ

「クラブビジョン」と「田村雄三」【ROOM -いわきFC社長・大倉智の論説】

いわきFCを運営する株式会社いわきスポーツクラブ代表取締役・大倉智のコラム。今回はチームのJFL優勝そしてJ3昇格を牽引した、田村雄三元監督について語ります。 ■12年前とオーバーラップする昇格の光景。J3昇格そしてJFL優勝という目標を達成した2021年のシーズンが終わった。ファンの皆様やスポンサーの皆様、関係者の皆様方に厚く御礼申し上げます。 今年を振り返り最も印象深かったのが、JヴィレッジスタジアムでJ3昇格圏内入りを決めた11月3日の東京武蔵野ユナイテッドFC戦だ

いわきFC シーズン総括その3 〜結果⇔過程の関係性 なぜいわきFCはJ3へ上がれたのか〜

おはようございます。 こんにちは。 こんばんは。 今回は前回に引き続き、いわきFCに2021年シーズンに所属した全選手を対象に選手個人個人にフォーカスをした振り返りをしていきたいと思います! 前回はサイドバックである嵯峨選手、日高選手までを振り返りました。 今回はMF(ミッドフィルダー)の選手から取り上げたいと思います。 ① MF(ミッドフィルダー)6番宮本英治 筆者が選ぶシーズンMVPは宮本選手を選出させていただきます。 大学時代から健在だった、左右長短のパ

【NORERU? スタッフの紹介 Vol.4】スポーツコーディネーター 内貴 俊也・窪木 美果

NORENAIズによる、NORERU?のスタッフに取材してみた企画。 第4回目は、NORERU?のスポーツコーディネーター 内貴 俊也さん・窪木 美果さんのお二人です。 NORERU?では、3つのミッションを掲げており、その1つが「スポーツコミッションで持続的なまちづくり」というもの。NORERU?の中で、このミッションに関わる役割を担っているのがスポーツコーディネーターのお二人です。「スポーツコミッション」という言葉に聞き馴染みのない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

いわきFC シーズン総括その2 〜結果⇔過程の関係性 なぜいわきFCはJ3へ上がれたのか〜

おはようございます。 こんにちは。 こんばんは。 ご覧くださりありがとうございます! 今回はいわきFCの2021シーズン総括として、第2弾、選手編をお届けいたします。 今シーズン在籍した28名(いわきFC史上初の2種登録となった見澤選手を除く)を一人一人の印象や畏れ多いですが、評価をさせていただきます。 人数の都合により、今回はGK、DF(サイドバック含む)の選手を紹介させていただきます! ①GK(ゴールキーパー)1 白岡ティモシィ 緊急の出番となった第32節

いわきFC シーズン総括その1〜結果⇔過程の関係性 なぜいわきFCはJ3へ上がれたのか〜

おはようございます。 こんにちは。 こんばんは。 今回はJFL挑戦2年目となった今シーズン。 結果は見ての通り。 完璧ともいえるシーズンを振り返り、何がいわきFCの躍進を支えたのか、今シーズン1試合も現地観戦できてない筆者が、外から見た景色のまま振り返ろうと思います。あくまで試合と通して見えた現象について記していこうと思います。ご容赦ください。 ① 昨シーズンの悔しさ作シーズンの悔しい思い。 具体的には、 失点数の多さ、内訳を見るとセットプレーでの失点が明らか

JFL第34節・F.C.大阪戦【いわきFC監督・田村雄三ここだけの話~BEHIND THE SCENES㉟】

田村雄三監督が自ら試合を振り返る連載コラム。今回は、12月5日にいわきグリーンフィールドで行われたJFL第34節・F.C.大阪戦の裏側を語ります。 ■覚悟を持って挑んだシーズン。2400人強のご来場ありがとうございました。またYouTubeでのご声援もありがとうございました。おかげ様で最終戦も勝利することができました。 今節、まず選手に言ったことは そして、サッカーについては 次に話したのは、 あらためて、今年1月にキックオフMTGを行った時の資料を見直しました。覚

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いわき市議会12月定例会・いわきFC部分

いわき市議会12月定例会一般質問が6日スタートしました。12月定例会では、木村謙一郎、田頭弘毅、柴野美佳の3議員がいわきFCについて質問を行う予定。一般質問初日の6日は木村謙一郎議員(@55iwaki)がいわきFCについて大項目で質問を行う為、久々に傍聴してきました。イギリス留学時に経験したパブでサッカー談義に興じる多国籍の人々の盛り上がりにも触れながら、JヴィレッジスタジアムやいわきGF、いわきFCと市の連携などについて約25分間質問を行いました。全文を掲載したいのですが、

【INSIDE RKU】 第1回 家泉怜依

今や流通経済大学体育局サッカー部には欠かすことのできない存在となったディフェンダーの『家泉怜依』。 流通経済大学体育局サッカー部公式noteでは、Jクラブへの加入が内定するまでの裏話やシーズン前の苦悩や葛藤、そして今後への想いをお届けします。 【プロフィール】 DF 家泉怜依 ■生年月日 2000年1月20日 ■身長/体重 184cm /77kg ■出身 福岡県 ■経歴 FCディアモ→藤井学園寒川高校→流通経済大学 2022年シーズンよりいわきFCへの加入が内定。 優れ

【NORERU? スタッフの紹介 Vol.3】ディレクター 権丈 泰巳

NORENAIズによる、NORERU?のスタッフに取材してみた企画。 第3回目は、NORERU?ディレクター 権丈 泰巳さんです。 NORERU?は、自転車文化発信・交流拠点としては一見無関係そうなスペースがたくさんあって、どのように使われるのかちょっと「?」な場所。 2019年いわきに移住し、NORERU?設立に関わった権丈さん。この場所のコンセプト、空間、それぞれに権丈さんの思いが詰まっています。権丈さん、そして、NORERU?の「?」をディープなところまで徹底取材し

いわきFC 2021シーズン終了

JFL2年目、勝負の2021シーズンが終了。 1年間お疲れ様でした、そしてJ3昇格&JFL優勝おめでとうございます。コロナ禍で声が出せない状況の中、サポーターの皆さんの手拍子が選手の背中を押したのは間違いないでしょう。太鼓を叩く立場としても、本当に心強かったです。 試合終了から5時間が経過した今、明日の定期テストの勉強を何一つしてないことによる恐怖を感じながら、報告も合わせて今の自分の素直な気持ちをこのnoteに書いていこうと思います。 いわきFCのドラム担当を引退JF