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いわきFC 2021シーズン終了

JFL2年目、勝負の2021シーズンが終了。

1年間お疲れ様でした、そしてJ3昇格&JFL優勝おめでとうございます。コロナ禍で声が出せない状況の中、サポーターの皆さんの手拍子が選手の背中を押したのは間違いないでしょう。太鼓を叩く立場としても、本当に心強かったです。

試合終了から5時間が経過した今、明日の定期テストの勉強を何一つしてないことによる恐怖を感じながら、報告も合わせて今の自分の素直な気持ちをこのnoteに書いていこうと思います。

いわきFCのドラム担当を引退

JFL優勝を決めた鈴鹿戦後にTwitterにて報告させていただきましたが、今シーズンをもちましていわきFCのドラム担当から身を引くことになりました。

来春から編入学で新潟に進学することが決まり、いわきFCの試合に頻繁に通うことが難しくなったのが理由です。

2016年の試合観戦から始まり、2017年からいわきFCのドラムを叩いてきましたが、2021シーズンで一区切り。皆さんの声援や手拍子をリードできたこの5年間は僕の一生の宝物です。

とんでもない言葉を口にしながら向かったいわきFCフィールド

今振り返ると、初めていわきFCのサポーターエリアに立ち入った時の僕の行動は、最低最悪。

「いわきFCの応援がダサすぎる」

とTwitterで発言し、プチ炎上。当時は高専1年生の15歳、生粋の浦和レッズサポーターとしてJ1のプライドをブンブン振り回しながらいわきFCフィールドに向かいました。

しかし、それでも僕を迎え入れてくれたサポーターの皆さん。5年経った今、もし当時の僕のような若者が現れたとしたら…僕は素直に受け入れることができないと思います。

こんな僕を暖かく迎え入れてくれた当時のサポーターの皆さんには本当に感謝しています。

そしてこの日からいわきFCの試合に頻繁に通うようになり、2017シーズンの途中からいわきFCのドラムを叩くことになりました。

試行錯誤の日々

5年間、いろいろなことをしてきました。

チャントの作曲、チャント動画のアップロードから始まり…

サポーターの数を増やすために応援歌の歌詞カードを配布したり…

ゲーフラを作ったり…

パイフラを作ったり…

一発幕の作成にもやっと慣れてきました。

特にJFLに昇格してからの2年間は、声が出せない状況でどうやって選手たちに意思を伝えるか…今も答えは出ていないかもしれませんが、自分なりに選手達と共に闘えたと思っています。

優勝のかかったアウェイ鈴鹿戦、この雰囲気で負けるはずがない。そう思えるようなサポーターエリアを作ることができ、こういうクラブがJリーグに行くんだなと1人で感動していました。


これからも変わらない想い

僕がサポーターとして活動する中で常に心に留めていること、それは

「俺達の応援するクラブがいわきFCなのではなく、応援している俺達サポーターも含めていわきFCである。」

ということ。これは皆さんにも忘れないでほしい。

サポーターがお客さんを呼ぶコンテンツになることだってできるし、試合に負けた時は選手や監督と同じように責任を感じることもできる。

選手とは同じ立場で共に闘う関係でありたいと思ってきました。そうあるためにはサポーターは中途半端な応援は出来ないし、より大きな力になれるよう努力しなければいけない。その覚悟を持って5年間太鼓を叩いてきました。

選手に寄り添い、闘えるゴール裏を作る。

それが僕の中での1番の目標でした。選手にとっての原動力になる存在、この目標を完璧に達成できているかどうかは分かりませんが、今後もいわきFCのゴール裏はそういう存在であってほしいと思っています。

最後に

この5年間、時には勝手にプレッシャーを背負いながら応援をリードする立場を担ってきました。

今日2400人が集まったグリーンフィールドには
「自分が行ってきた活動は何一つ間違ってなかった。」
そう思える光景が広がっていました。

大量のフラッグ、ゲーフラが掲げられ、横断幕で彩られたスタジアムには2400人の手拍子が響き渡る。数年前までこの光景がいわきで見られるとは思ってなかったし、まさか自分がその応援をリードしているとは想像もしていませんでした。

当時、小学生だった僕が浦和レッズのコールリーダー角田さんに憧れたように、僕がいわきFCの試合に通うちびっ子達の憧れの存在になれていたら本当に嬉しいです。

僕のいわきFCに対する想い、ゴール裏に対する想いはこれまでの行動で示してきたつもりですし、これからも示し続けるつもりです。

まだ、Jリーグでの戦いに向けて新しい体制を作るという仕事が残っています。来年以降いわきFCに直接関わることは少なくなるかもしれませんが、その新しい体制を支える立場を担っていければと思っています。

自意識過剰と言われるかもしれませんが、いつかいわきに帰ってきた時に

「もう中島がいなくてもいわきのゴール裏は大丈夫だ」

と言われるくらいの大きな存在感を放つゴール裏になってほしいと心から願っています。 

こんな僕を受け入れ、自由に活動できるように協力してくださったサポーターの皆さん。会場で声をかけてくれるサポーターの皆さん。いつも一緒に遊んでくれたちびっ子のみんな。

いわきFCがなかったら出会えなかった。
震災があってよかったとは思いませんが、いわきFCが生まれてくれてよかった。そう思っています。

今後も仲間を増やし、より充実した熱狂空間を作れるようにみんなで頑張りましょう。

これからも僕の心はいわきFCと共にあります。
本当にありがとうございました!

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