いわきFC シーズン総括その2 〜結果⇔過程の関係性 なぜいわきFCはJ3へ上がれたのか〜
おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
ご覧くださりありがとうございます!
今回はいわきFCの2021シーズン総括として、第2弾、選手編をお届けいたします。
今シーズン在籍した28名(いわきFC史上初の2種登録となった見澤選手を除く)を一人一人の印象や畏れ多いですが、評価をさせていただきます。
人数の都合により、今回はGK、DF(サイドバック含む)の選手を紹介させていただきます!
①GK(ゴールキーパー)
1 白岡ティモシィ
緊急の出番となった第32節アウェー奈良クラブ戦。今季も第3GKとしてベンチに入る回数は少なかったが、ラスト3試合は安定したセービングを見せた。190cmの身長を活かしたプレーが特徴だが、ディストリビューションの正確性やロングキックの精度は課題が残った。
心残りはティモシィー選手のチャントを聞かなかったこと…今でも地決でのチャントお披露目?は忘れません笑
23 坂田大樹
言わずもがな、いわきFCの正守護神。安定したディフレクティング、ロングキックの距離や精度。いわきのサッカーを体現するために必要な要素を備えているGKだが、今季終盤の負傷離脱はチームにとって痛手でしかなかった。
来季に向けて、課題を挙げるとすればクロスやハイボールへの対応。ビルドアップへの参加回数が多くなればさらに安定感が増すだろう。
27 射庭康太朗
開幕節の失点、32節奈良クラブ戦での退場はサポーターの方々にとっても忘れないシーンだろう。
いわきFCに来るまでは試合出場数が少ないため、試合の感覚に慣れるまでは苦労していた印象だったが、一度ゾーンに入れば安定感のあるセービング然り、坂田選手の抜けた穴を埋めるのには充分すぎる補強だったといえる。
②DFディフェンダー
3 田中龍志郎
いわきFCの元気頭といえば田中選手。
長期離脱後の22節滋賀戦で待望の復帰。現代サッカーでは貴重な左利きセンターバックとして重宝されるはずだったが…後半終盤では刈谷戦を最後にベンチ外が続いた。ビルドアップの部分での貢献度は計り知れないが守備の1対1対応には課題が残り、クイックネスや相手の動きに振り回されている場面もあった。また、失点シーンの中でもクロスを上げられるシーンが目立ったことは来季に向けての課題になるだろう。
各ポジションに左利きが多いのもいわきFCの特徴の一つである。
4 奥田雄大
目玉の補強の1人。注目度合いに見合ったパフォーマンスを発揮した。徳島仕込みのボールの運び出し、守備面での安定性をもたらすだけではなく、攻撃面。ボール保持の局面でチームに貢献した。
いわきFC側としては来季は完全移籍での獲得を目指したいところ。徳島の男はいわきに来て力強さを手に入れた。
5 小田島怜
後半戦の主力としてチームに定着。
コンディションが安定しなかった昨シーズンと今季の前半と比べて、明らかにフィジカル面での安定感が増した。決して競り合いや肉弾戦に強いタイプのセンターバックではないが、主に3CBの真ん中や左で先発。カバーリングのうまさやボール保持時のつなぎ役としてチームを支えた。
20 黒澤丈
シーズン開始からコンビを組んでいた米澤、奥田コンビに割って入った存在。継続的に試合に絡むことはできたが正位置を掴むまでには至らず、いわきFCの最も争いが激しかったDFラインの中では下の序列に沈み、今シーズン限りでの退団が決定した。
2年間チームを支えてくれてありがとうございました!
22 米澤哲哉
大学日本一を引っ提げていわきFCへ入団。
180cm以上あるのではないかと思わせるジャンプ力、チームの中でもストロングポイントが一目でわかるプレースタイルが功を奏し、開幕節からスターティングメンバーに名を連ね続けた。まさにいわきのヘディングマシーン。アウェイのヴィアティン三重での逆転ゴールは常に記憶の中にある。
課題を挙げるとすればやはりビルドアップの貢献度。プレッシングの耐性が低く、かつロングキックの精度も高くはないので、プレスをかけられた際のプレー精度には向上の余地がある。
26 増崎大虎
今シーズンはリーグ戦出場時間は0分。
とにかく高卒入団組は苦労の年となった。奈良クラブへの期限付き移籍となった寺村選手も中々出番が来ず、バイロン選手も途中出場が多く、プレー時間は決して多くない。
特に増崎選手のアントラーズユース時代の同期である有馬選手が完全移籍での加入が決まった今、このままチームに留まり、特に競争が激しいDFラインの中でチャンスを伺うのか、JFLのチームなどにレンタル移籍等の手段で出場時間を得るのか、選手本人の選択を尊重したい。
29 田辺陽太
育成型期限付き移籍でこの夏に加入した高卒2年目の選手だが一度もベンチ入りを果たさずにレンタルバックが決まった。もちろん、「試合に出る=成長」ではないが、本人の思い描くプランの通りだったのかは知る由もない。
成長すると信じてJ2の環境から来てくれた田辺選手には感謝の思いしかありません。いわきFCを選んでくれてありがとうございました👍
30 黒宮渉
今シーズンの成長株の1人。
天皇杯福島県予選決勝での福島ユナイテッドさんでのイスマイラ(現京都)を完封したことも記憶に新しい。
チームのスタイルに順応した2年目は安定したパフォーマンスを残すと共に、「ボランチ」での新たなチャレンジも見られた。中盤の枚数が不足している現在の編成を考えると、来シーズンも中盤起用の時間が増えるかもしれない。
35 江川慶城
いわきFC流行語代謝に絶対ノミネートされるであろう「ファイヤー」の生みの親、ブラジル帰りの男、江川選手。プレースタイルよりもキャラクターで売る唯一の選手笑なのかもしれません。
プレースタイルは激しくも繊細。意外にもボールを持ち運べたり、ショートパスの精度もある。サイドバックの適性もあるため、来季もコンディション次第では充分戦力にカウントされるだろう。
③サイドバック
2 嵯峨理久
「なんでこんな選手がJFLにいるの?」
シーズンを通しての感想です。もちろん褒め言葉。
・圧倒的な走力
・相手を剥がせるスピードとクイックネス
・高精度クロス、逆足も使える。
サイドバックのコンバートを考えたコーチ陣には頭が上がりません。このような質を持つ選手を上のカテゴリーのチームは放っておいてくれるのでしょうか?
できれば来シーズンまではいわきFCで活躍して欲しい。そのように願うサポーターの方も多いのではないでしょうか?
8 日高大
昨シーズンもベストイレブンに選出、今シーズンは徹底的に相手に対策された影響もあり、中々思い通りプレーできていない印象を抱いた。
ストロングな左足を切りながらディフェンスをされるシーンが多く、高速クロスやパンチ力のあるシュートも鳴りを潜める時間も多かったが、今シーズンはゴールではなくアシストでチームに貢献した。
個人的には8節の高知ユナイテッド戦での3点目のアシスト、日高選手のクロスから吉澤選手のダイビングベッドが決まったシーンは圧巻の一言。
より相手チームに脅威となるべく、
・右足のキック精度
改善さえできればJ3でも確実に活躍できるだろう。
ということで、今回はDFラインの選手を含めてご紹介させてただきさました。
次回はいよいよ攻撃的な選手を全員分評価させていただきます。お時間をいただきました!
ありがとうございました💪💪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?