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いわきFC シーズン総括その3 〜結果⇔過程の関係性 なぜいわきFCはJ3へ上がれたのか〜

おはようございます。

こんにちは。

こんばんは。

今回は前回に引き続き、いわきFCに2021年シーズンに所属した全選手を対象に選手個人個人にフォーカスをした振り返りをしていきたいと思います!

前回はサイドバックである嵯峨選手、日高選手までを振り返りました。

今回はMF(ミッドフィルダー)の選手から取り上げたいと思います。

① MF(ミッドフィルダー)

6番宮本英治

筆者が選ぶシーズンMVPは宮本選手を選出させていただきます。

大学時代から健在だった、左右長短のパスを蹴ることができる視野の広さとキックの精度に加えて、1試合あたりの走行距離とボールを奪いに行くアプローチの質が向上。

アウェー滋賀戦でのスーパーミドル。

ホーム枚方戦での谷村選手のゴールをアシストした嵯峨選手へのアシスト(ややこしい)など、チームにとって必要不可欠な存在に成長した。もはや大学時代の面影はない。

「いわきFCの宮本英治」

に成長した。


7番バスケスバイロン

「不完全燃焼」

こと言葉が当てはまるだろう。当然サポーターからの期待が1番高い選手と言っても過言ではない。

・独特なリズムのドリブル

今シーズンは対戦相手に対策されるシーンも多く、得意なドリブルも2人がかりで挟まれるシーンもあった。

・不得意な守備面での改善。

・ボールを離すタイミングや周りとの連携が深まればもっと出場時間が伸びたのではないかと思う。

4-1-3-2の際はサイドハーフで出場機会を得たが、3バックのWBの適性も欲しいところ。


14番山口大輝

シーズン中盤にどこいったの?と行方がわからなくなる時期もあったが、Honda戦で復帰。直後に今季絶望の大怪我を負う。

キャプテンにも任命され、サポーターは元より、スタッフやコーチ陣などの内部の人達からも期待を寄せられるほどの存在感を放っていたが、その存在が絶大だったために、本人も相当悔しさを覚えたシーズンになったはず。出場した数試合ではいわきFCらしからぬテクニカルなプレーを見せてくれた。

来シーズンの開幕には間に合わないと思われるが、序盤戦には復帰するはず。是非契約を更新して悔しさを晴らす活躍をして欲しい。


15番 金大生

筆者が初めて好きになった選手です。

まさにいわきFCを象徴する選手。象徴をするが故に、カテゴリーが上がるにつれ、苦しくなる。ここ一年は自慢の突破力やフィジカル面の優位を活かさずに終わった印象を持ちました。ただ、ここまでの功績が消えるわけではなく、間違えなくいわきFCの歴史に名を残す選手。

ありがとうございました。


16番 関野元弥

神奈川県内かつ98年生まれの代なら知らない人はいないほどの天才。

いわきFCに加入以降はコンスタントに試合に出場したが山下選手、宮本選手の牙城を崩すまでのパフォーマンスは発揮できずに途中出場が中心となった。

いわきFCの中では中盤の層は薄いシーズンだっただけに、確実に補強はされるはず。確かな技術面とフィジカルレベルが向上すればいわきFCのサッカーにも適応できるはず。


24番 山下優人

脅威のフルタイム出場。納得のシーズンMVP。

加入当初はテクニック中心のプレーが特徴の選手だったが、今ではチームを支える心臓のような役割を果たすほどの選手に成長。課題であった守備面での強度も上がり、攻守両方の局面でチームにプラスの影響を与える選手になった。

上位カテゴリーの引き抜きにあってもおかしくはない存在。是非チームのためにまだまだJヴィレッジの地で躍動する姿を見たい。


②FWフォワード

9番 鈴木翔太

いわきFCのプレーを象徴するような選手兼チーム最年長の28歳。28歳でもチーム内ではベテランになるのだからこのチームの平均年齢はかなり若い部類に入るだろう。

前線からの守備をサボらずに捕まえにいく貢献度、シーズン後半からはポジションを左ウイングにする事で相手サイドバックと対峙できる環境を作り、自身のパフォーマンスを上げることに成功した。

技術面の不安は残るが、J3の環境にどう適応していくのか楽しみな選手である。

10番 平岡将豪

いわきFCの最古参の1人。得点感覚の光るポジショニング。175cmに見えない跳躍力と競り合いの強さ。

ここ2年ほどは怪我もあり、満足なコンディションに持って行く機会は少なかったが、ホーム鈴鹿戦の逆転ゴール。ヴェルスパ大分戦の逆転ゴール。

間違いなくサポーターの記憶と記録に残る選手。5年間お疲れ様でした!!

11番 滝沢昂司

181cmの体格だけを見るとポストプレーの能力を活かしたプレーが求められているように思いましたが、滝沢選手の足元の技術を活かしたプレースタイルがいわきFCと合わなかったという印象をこの2年間で持ちました。今シーズンも出場時間を減らし、契約延長にも至らず。新天地での活躍を楽しみにしています!

17番 谷村海那

今季成長著しい2年目の選手。

「国士舘のキング」から「いわきFCの戦士」に見事アップグレードした。

自分自身に矢印を向け続けた結果である。体を張った守備の献身性。単純なスプリント回数や走行距離の増加。

試合を決めることができる選手に成長した。筆者の想像を超える努力を重ねたに違いない。

来シーズンはスタートからの出場時間を伸ばすことが目標になるだろう。

18番 吉澤 柊

吉澤選手が併せ持つ能力を余すことなく発揮できるチームに加入したこと自体がプラスだったなと考えます。チーム選びの成功と言えるでしょう。

クロスへの飛び込み。常に相手の背後を突こうとするランニング。

泥臭いプレーがサポーターの方々の記憶に残っていると思います。

ジョーカーとしての役割は見ることができた。来シーズンは是非ともスタートに食い込めるようにチーム内の役割の幅を増やすことが課題となるだろう。

19番 岩渕 弘人

コンディションが良かった後半戦。

4-3-3のトップ下が彼の1番輝く場所なのは間違いない。

相手のラインの間に常に顔を出し、フリーでボール受け、ボール保持の安定性の向上に大きく貢献した。トランジション時のプレスバックも目立つようになり、守備の時間に穴を作ってしまう回数も減少した。

間違いないチームの主力選手。新監督との相性次第では複数のポジションをこなすマルチな選手に化ける可能性もある。


34番 古川大悟

いわきFCのスピードスター

いわきFCの速い攻撃には速さを活かせるプレーヤーが必須の中で、ベストイレブンに似合う活躍を見せた。

オフザボール祭のポジショニング特にクロスの入り方などには課題が残るが、相手との背後のスペースを巡る駆け引きの巧さやパンチ力のある左足のキックはいわきFCにいないタイプのFWとして重宝された。

来シーズンに向けて、ボール保持の際のポストプレーや3列目の選手に落とすボールのミスを無くしたり少しの雑さを無くすことが大化けするための最低条件となるだろう。



以上全ての選手の振り返りになります!!

いかがでしたでしょうか?

書き足りない部分も多くありますが、この辺で勘弁してください笑


次回は新加入選手についての取り扱い説明書を作成しようかなと思っています!


最後までご覧いただきありがとうございました。





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