#12 読書で世界一周 |ヘッセ『デミアン』 自分の人生を決定づけるのは、自分でしかあり得ない 〜ドイツ編〜
「読書で世界一周」は、様々な国の文学作品を読み繋いでいくことで、世界一周を成し遂げようという試みである。
前回は北欧旅の最後の1カ国、デンマークを訪れた。すっかり久しぶりとなる今回は、陸続きに南下してドイツを訪れる。
私が選んだのは、ヘルマン・ヘッセの『デミアン』。さて、今回はどんな旅になるだろう。
ヘルマン・ヘッセ|デミアン
ドイツ文学を読むにあたり、どの作家のどの作品を選ぶべきか、非常に悩ましかった。
フランツ・カフカやトーマス・マン、ミヒャエル・エンデなど、ド