tyashi

超レイトスターターのチェロ修業者です。 ずっと「ROM専」でしたが、チェロ歴の長い先輩…

tyashi

超レイトスターターのチェロ修業者です。 ずっと「ROM専」でしたが、チェロ歴の長い先輩クリエイターに刺激されまして、チェロのこと、印象に残った演奏会のことなど、気が向いたときに書こうと思います。

最近の記事

感謝

実家で独居していた母が亡くなりました。 一緒に病院に行ったその日に母の病気とその進行状況がわかり、帰宅もできずそのまま入院。 8日後に息を引き取りました。 あっという間の8日間でした。 意識が朦朧とするなかで、私と交代で付き添いをしていた私の妹に、自分の携帯のメールに「感謝」と打たせて、その後の言葉を続けることなく、宛先を告げることもなく、送信することもなく、母は早朝に亡くなりました。 私は母に直接言葉で伝えられなかったことを手紙にしたため、棺に収めました。 人生

    • 2024年2月チェロレッスン② やるべきことがまだある!の巻

      今月2回目のレッスンの課題は、 ・F durのスケール ・ドッツァウアー15番(レガートで弓を返す) ・バッハ無伴奏1番メヌエットI です。 スケールはテンポ合わせ(4拍全音符で私が速くなったり遅くなったり安定しないので)をして、一応クリア。 ドッツァウアーは、肘から先を使ってレガートで弓を返すという課題でしたが、細かい移弦の際は肘を動かさずに指を使った移弦をするように先生の指摘がありました。 以前にも指の移弦は習ったのですが、こういうときにさっと使えないところがなん

      • チェロ テールピース交換の巻

        黒檀のテールピース 交換するかしないかギリギリまで迷っていました。 最後は工房のマイスターの話を聞いて、音に良い影響があると判断できたらお願いして、音はたいして変わらないだろうと判断したらやめようと思っていました。 そして今日、楽器を買った店&工房に行ってきました。 交換するのは今付いている硬質プラスチック製のテールピース。 替えたいのは、フランスの黒檀製テールピース、ダルモニのフレンチタイプ。 ひと月前から店長さんにメールで相談していて、 「うちのマイスターの話

        • チェロ ホントにサヨナラ元愛器の巻

          今の楽器を買って、前の楽器を下取りに出して、その元愛器がちゃんと次の方の手に渡るのか気になって、昨年からその店のサイトの販売チェロ紹介の元愛器のページをブックマークしておりました。 いつ見ても展示中だったんですが、今日見てみたら、販売済の文字が! 売れ残りにならずに、ちゃんと新しいオーナーの手に渡ったんだね。 なんだか娘が嫁いだみたいで、嬉しいやらちょっとだけ寂しいやら。 いや、これは嬉しいな。 「良かったなあ。 せいぜい大事に弾いてもらうんだぞ?」 すみません!

          2024年2月チェロレッスン①いよいよバッハの巻

          先日還暦を迎えました。 齢六十にして初めて習うバッハの無伴奏。 曲は1番のメヌエットです。 バッハの無伴奏組曲を弾きたいがためにチェロを始めた人も多いでしょう。 実際私もその一人。 今日のレッスンでは、バッハを弾く前に、Edurのスケールと、ドッツァウアー23番と、ヴィヴァルディのLa Folliaを。 まあまあだったもの、ちょっといただけない演奏だったもの、色々ありますが、一応全部今回で終了。 次はFdurのスケール、ドッツァウアー15番でボウイングのヴァリエー

          2024年2月チェロレッスン①いよいよバッハの巻

          あぁ定年退職…。の巻

          いよいよ迫ってきたのです。 定年退職が。 今日、会社で定年退職と雇用延長に向けた説明を受けたのですが、予めわかってはいたものの、実際の手取り額がここまで減るのかと実感すると、なんとも言えない気分です。 継続して働けるのはありがたいんですけどね。 家に帰って、妻に会社で聞いた通りの説明をして、今後のやり繰りを相談しました。 「まあなんとかなるか」 と思える程度には目処は付けられそうですが、当然のように贅沢は御法度。 小遣い制の私、なんとか金額は現状維持してもらえそうで

          あぁ定年退職…。の巻

          毛利文香さん(Vn.)祭り①の巻

          画像:左 川口総合文化センター主催24/1/28公演チラシより   右 文京シビックホール主催24/1/26公演チラシより 連投ですみません。 毛利文香さん三昧 金曜日は文京シビックホールの大ホールで、毛利文香さんの参加するエール弦楽四重奏団の公演へ、そしてこの日曜日はピアニスト大須賀恵里さんが構成する川口リリア催し物広場でのリサイタルへ。 先日の所沢でのリサイタルは、チェロの練習をしなければと、予約してあった自由席を断腸の思いでキャンセルしたのですが、他にチケットを買

          毛利文香さん(Vn.)祭り①の巻

          2024年1月チェロレッスン② 少し進展の巻

          今年2回目のレッスンです。 細かいことはさておきまして、この日は取り組んでいたヴィヴァルディの変奏曲を初めて全曲通すことになっていました。 先生は伴奏で電子ピアノを弾いてくれます。 「せっかくだからチェンバロの音にしましょう」 「何があっても止まらない覚悟でね笑」 「はい笑。それでは」 第1曲から止まらずに第2曲、第3曲と進めていきます。 思ったよりスムーズではないか? と弾きながら思う私。 強いて言えば、曲の繋ぎの要領がわからなくて、どうも1曲毎に最後に勝手

          2024年1月チェロレッスン② 少し進展の巻

          毛利文香さん(Vn.)+原嶋唯さん(Pf.)ロビーコンサートの巻

          一昨日たまたま旧Twitterで見つけたのが、三井住友銀行のロビーコンサートに毛利文香さんと原嶋唯さんが出演するという告知。 なんと無料で、1時間のコンサートを堪能できるなんて! 実は次の土曜日にも所沢のホールで彼女のリサイタルがあって予約していたのですが、往復の移動を考えると半日かかるし、チェロの練習時間も取りたいし、チケット貧乏を脱出しなければ、という思いもあって、そちらはキャンセルしようか悩んでいたので、会社を早めに出て大手町の銀行のロビーに行くことを決めました。

          毛利文香さん(Vn.)+原嶋唯さん(Pf.)ロビーコンサートの巻

          2024年1月チェロレッスン① "ドラえもんの方がうまい" の巻

          右手親指の魚の目もすっかりキレイになくなりまして、ついでにタコになっていた厚い皮も剥けて、つるんとした親指で今年のレッスンが始まりました。 スケールのE durは、ルートのEを感じながら音をとる練習が課題。 どうやら私がそのまま弾くと、暗くなりがちのようなのです。 先生にEを弾いてもらいながらロングトーンでスケールを弾くと、キレイに音程が嵌り、気持ちいいです。 これって平均律と純正律の違いなのでしょうか。 次回先生に訊いてみよう。 という課題は残りつつ、個人的にはヴィブ

          2024年1月チェロレッスン① "ドラえもんの方がうまい" の巻

          チェロ 右手親指に魚の目の巻

          年明けから大変なニュースばかりで、気分が落ち着きません。 被災した皆様のご無事とご健康をお祈り申し上げると共に、天災や事故でお亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。 **************** そんな中、かようなふざけたタイトルで恐縮ですが、身の回りに起きた些細なことを。 右手親指にずいぶん前からタコができていたことは自覚があったのですが、今日になって、"なんだか親指に突起のようなものがあるぞ" と気がつきました。 見れば、ありゃ。 見苦し

          チェロ 右手親指に魚の目の巻

          2023年12月レッスン②チェロシマス・ツリーの巻

          写真は弦楽器工房のCさんが作ったチェロケースのイルミネーション。 少し加工したんですが、なんかオカルトっぼい雰囲気になっちゃいましたかね😅。 これ、レッスンを終えて廊下に出たら、Cさんがニコニコ嬉しそうに出てきて、 「さっき作ったの。ランプ。ちょっと見て! 1分間だけ。」 と言って隣室の倉庫から出してきたのが、このケースのイルミネーション。 私が大爆笑していたら、レッスン室から先生も「どうしたの?」 と出てきて、ちょうど、次の生徒さん来たところで、みんなで和んだので

          2023年12月レッスン②チェロシマス・ツリーの巻

          青木尚佳さん(Vn)無伴奏リサイタル@紀尾井ホールの巻

          画像:公益財団法人 日本製鉄文化財団主催青木尚佳 ミュンヘン・フィル コンサートマスター就任記念紀尾井レジデント・シリーズⅢ - 第1回 プログラム、チラシより、 行ってまいりました。 初めての紀尾井ホール。 そして初めての青木尚佳さんのリサイタル。 更に初めてのイザイ無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会。 ヴァイオリン名曲集的な彼女のアルバムを聴いて、「間違いない!」と思ってはいました。 ご本人が旧Twitterに1週間程前に上げた、韓国ソウルのホテルの部屋でのイ

          青木尚佳さん(Vn)無伴奏リサイタル@紀尾井ホールの巻

          チェロノートの巻

          56歳から16〜7年ぶりに今の先生にチェロを習い始めて約3年半。 レッスンを録音させてもらって、その復習と記憶の固定を目的にノートを付けています。 ちょうど3冊目が埋まったところ。 内容は恥ずかしくてお見せできませんが、3年半も習ってまだこの程度か、と自分にがっかりする反面、まだまだやるぞ!という気概も充分です。 来週のレッスンの記録で新しい4冊目のノートに突入します。 そして気持ちよく新年を迎えたいと思います。 年が明けて少ししたら、いよいよ?還暦です。 10

          チェロノートの巻

          23年12月レッスン① ヘタなりに楽しい!の巻

          画像は出来るだけ自分が撮った写真にしたいという思いがありまして、無理矢理撮りました。 特に意味はありません(笑)。 さて、今日は先日気に入ったチェロを買って3回目のレッスン日。 せっかく鳴るように調整してもらったのに、家で練習するにはバスタオルやら厚めのフェルトやらでぐるぐる巻きして完全ミュート状態で練習するしかなく、それでも練習できないより100万倍いいと思って2週間。 土日にカラオケで楽器を鳴らしてあげるのですが、 「ええ?こんなに鳴らなかったっけ? 高い金払って

          23年12月レッスン① ヘタなりに楽しい!の巻

          チェロ バスタオルミュート公開 【補足編】の巻

          私のチェロのバスタオル巻きの最初の記事が、とても多く読まれてることを知りまして、3回目となる補足編を書きます。 前回の記事はこちら。 最初の記事のリンクも貼ってあります。   ↑ 見苦しい写真ですみません! 補足というのは、消音に肝心な床対策です。 ヘッダーの画像は完成形ですが、内訳はこちら。 私の部屋はカーペット敷ですが、少しでも床が響かないように、下から順に 防音マット(100均) タイルカーペット(100均) 滑り止めゴムシート(100均) 防振ゴム(

          チェロ バスタオルミュート公開 【補足編】の巻