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チェロ テールピース交換の巻

黒檀のテールピース

交換するかしないかギリギリまで迷っていました。

最後は工房のマイスターの話を聞いて、音に良い影響があると判断できたらお願いして、音はたいして変わらないだろうと判断したらやめようと思っていました。

そして今日、楽器を買った店&工房に行ってきました。

交換するのは今付いている硬質プラスチック製のテールピース。

替えたいのは、フランスの黒檀製テールピース、ダルモニのフレンチタイプ。

ひと月前から店長さんにメールで相談していて、
「うちのマイスターの話を聞いて、やっぱりやめると言われても全然問題ないですよ」
と言われて、なら是非お話を伺おう、ということになったのです。

店に着いたら、メーカー(卸)から預かったというフレンチタイプと、真ん中に角の直線が走っているイングリッシュタイプが。

替えると決めてもいないのに、2種類借りてきてくれて、ありがたや。

早速マイスターと相談します。


「音はどう変わるでしょうね?」

マイスター
「こればっかりは替えてみないとなんとも言えないんですよ」


「そうなんですか。音にいい影響があれば替えようと思ってたんですが、どうしようかな…」

マイスター
「ただ傾向としては、明るい音で上の方で響く楽器の場合は、低音弦の鳴りが深くなると思います」


「あ、まさにそれを望んでたんです!
この楽器、音は気に入ってるんですが、強いて言えば、高い方だけ響いて、低音弦に深みが欠けるというか、もっと下がいい具合に鳴って欲しいなって。
希望通りです。
それならやります!
フレンチの方でお願いします!」

工賃を含む見積もりを出してもらったら、事前にメールで聞いていた金額よりもずいぶん安い。

願ったり叶ったり!


「時間はどのくらいでできますか?」

マイスター
「30分くらいですね」


「ちょっと買い物に行きたいので、1時間くらい空けてもいいですか?」

店長さん
「どうぞ!1時間くらいですね」


オーディオ購入

実は、還暦祝いで妻から特別にお祝い金をもらいまして、せっかく秋葉原に来たので、そのお金でオーディオコンポ(レシーバーとスピーカー)を買いたかったのです。

もちろん事前に予算内で買うものを吟味してありました。

昨年娘のコンポを選ぶのに付き合った大型店に、事前に電話で色々聞いていましたので、目当ての組み合わせを試聴して、問題なければ即購入です。

その目当てとは、娘が買ったものと同じ、マランツのレシーバーと、スピーカーは(娘の買ったB&Wは完全予算オーバーなので)デンマークのメーカーDALIのOBERON 1という機種です。

あろうことか、肝心の試聴用のCDを持ってくるのを忘れたのですが(^^;;、店員さんに言ってクラシックのCDを用意してもらいました。

誰のだったかよく見なかったけど、マーラーのシンフォニー。

ところが店内はとても混雑していて、ひとつ向こうの列でマイケル・ジャクソンを爆音でかけてお客さんにアピールしてる店員さんがいて、聴きたかった家で聴くくらいの音量ではちゃんと試聴できなかったのですが、「まあ予算的に他に選択の余地はないし、評判のいいスピーカーだから問題ないでしょう」と、購入を決定したのでした。

欲しい色のスピーカーが2ヶ月以上入荷しないとのことで、なんと5/3の納品になりましたが
、そう急いでいるわけでもなし。

楽しみは後にとっておこうかと。

話が脇道に逸れすぎましたね。


テールピース交換後

というわけで店に戻ってマイスターを呼んでいただきました。

マイスター、なんだかニコニコしています。

「良くなりましたよ。低音が深みが出て」


「試奏室で弾いてもいいですか?」

チューニングが下がっていたので、直してから弾いてみます。

おー。
これはいい!

低音に深みが出ると同時に倍音がよく鳴っていて、しかも、どの弦も反応が速くて、より弾きやすくなった!

こんなに良くなるなんて、期待以上です!

試奏室を出て、マイスターに喜びの声を伝えると、
「フレンチを選んだのが良かったと思います。音に上品さがありますよね。
魂柱と駒もちょっと調整しましたよ。
いい感じですよね。

あと、こういう輸入パーツは、どんどん入りにくくなってるんです。
今度切れたら次はいつ入ってくるかわからないって、言われてますから。
タイミングもバッチリでしたよ!」

良かったー。

今日はいいことづくめだ。

そうそう。
私の元愛器を購入した方は、店長さんによると、

「お若い方で、元々チェロを弾いていたけれど、また始めたいということで、購入されましたね」

とのことでした。

お若い方、大事にしてくださいねー。

私もこの楽器大切にしますー!

というわけで、
それではまたです。

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