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2019年3月の記事一覧

砂民

砂民

月が大きな夜に思う
その黄金の下にあるものを
いにしえのべドウィン
遊牧の民の足跡

漆黒の砂漠で
冷えた砂が波立ち震えるのは
いったい誰のせいなのか
べドウィンが愛した家族の砂海

ウードの弦を爪弾く人に拒まれた
何を知りたいのかと

遥か昔
絹の道しるべを背中にしょったひとりの男が
祈りの言葉を口にした

男が縛りあげたものは
伝統と争い
男がもたらしたものは
繁栄と不自由

ひと足ふた足と

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【土曜絵画告知】

今日は金曜、明日は土曜!
土曜絵画の日ですお🌸
落描き的でもアリ!w

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詩 さあ吹けよ

詩 さあ吹けよ

水ぬるむ

里の川面に寄る風の

なんとまぁ柔らかなこと

吹きなされさぁ吹きなされ
お通りなされ

ひとつふたつとほころんだ

白梅に見惚れて何を残すや

背中に背負った

赤子のほっぺをひたと撫でながら

いったい何処に向かうや

吹きなされさぁ吹きなされ
お通りなされ

風の向くまま気の向くままとは

よく言ったもの

風が運んだものは風に運ばれてゆく
風が運んだものは風に運ばれてゆく

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認識の不一致からの情けない自己

まだこんなレベルで生きているのか、と思うと自分にガッカリする。ガッカリしている自己を俯瞰するとさらに滅入っていく。負のスパイラルである。
多少酔っていたこともあるかもしれない。でなければ、こんなしょうもなくどうでもいいことで、、orz、、いやそこから本質的なものが見えてしまったのだから仕方ない。酔っているときのほうが本性がさらけ出されやすい。

春休みで帰省中の息子と軽い言い争いとなった。
言い合

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岩を割いて
生きる。
与えられたものだけで
生きる。
空の手前に
この木があることは
頼もしく
心強い。
時を重ねるほど
自分がほんとうに
生きるということは
なんなのか
気になるし
誤魔化したくなくなる。
それでも
目先の華やかさ楽さに
逃げたくなる。

見上げて、
もう一度。