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リトル・マーメイドをみて色々重ねて考えた

劇団四季 リトルマーメイドのお話です。

公演の巻はまた後日お送りして、今回は、和訳の巻。

この劇団四季の歌詞は、ディズニー映画リトル・マーメイドの歌詞とはまた違います。同じ英語の歌詞から訳しているので大まかな内容は同じなのですが、やはり翻訳する方によってこんなにも違うんだと思いました。


英訳や翻訳は大学入試の二次レベル止まりだし、しかもものすごく苦手だった。自分の言葉やニュアンスを付け足して入れすぎてしまうから。減点減点くらいまくりでした。あっはっは。。

だから本当にすごい!

例で、劇中歌「part of your world」の一部分を取り上げてみると、

海の上の世界 そこは どんなところ
歩いてみたい えっと そう! 足で
一度だけでいいの 自分の足で 踊りたい
散歩もしたい
何て言ったっけ? 道
歩いて走って 日の光浴びるの
行きたい憧れの世界へ

↑劇団四季
↓ディズニー

人間の世界のみたいな素敵なダンス
そして歩く なんて言った?あぁ、足!
ヒレじゃ遠くへいけない
足がいるわ踊ったり散歩したり
なんて言った? 道
歩いて走って 日の光浴びながら
自由に人間の世界へ

うーむ素敵。
この歌曲は人間の世界に憧れる人魚のプリンセス アリエルがその憧れと、自分の居場所に葛藤する世界を描いた歌曲。
アラン・メンケンさん作曲のこの優しくも切ないメロディが本当に素敵。

しっかり歌詞を見てみると違いますね!

きっと翻訳作品は著作物として扱われるのできっと使えないのだと思うのですが、劇団四季のミュージカルではオリジナルの歌詞を使って欲しいとその日思いました。


私は先にディズニー映画をDVDが擦り切れるほど見ていたので初め劇団四季の歌詞を調べてみると少し違和感がありました。

でも何度も聴いて、そして生でアリエルが歌う姿をみると違和感なんてなくなり感動の涙が止まりませんでした。

ディズニーそのものの良さや美点はもちろんたくさんあるのですが、劇団四季だからこそ表現できる世界がある。


ただ模倣をするだけでなく自分らしく、自分だからできる事を自分なりに表現する。

これは本当に大切な事だと思います。

その人にしかできない事はきっとたくさんある。


それに気がついていないだけでそれはその人の宝物だし、大切にしていきたい。

ありがとうございます。

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