156-2おかげさまで、note記事をはじめて自分勝手な5か月目記念!感謝です。
日々、無我夢中ってこんなことなんですね。
note記事と出合ってから5か月目。毎日の仕事と生活の合間の中で書き続ける、とても大変な作業。note記事を書いているみなさんもきっとみんな同じですね。確かに大変なことだけど、楽しいことも事実。それは、自分勝手な好きなこと、考えていること、思っていること、興味のあること、何よりも伝えたいことができる、こんな素晴らしいことはありませんね。
©NPО japan copyright association Hiroaki
私は数十年出版の世界でも生きてきましたが、こんなに自由ではありませんでした。出版の最大の目的は売らねばならぬ、儲けなければならないという商業世界。毎日編集の人たちは頭を抱えながら売れる本を模索している。
当然、売れなければ会社の存続はむずかしていため、たとえ良い本、素晴らしい本であっても、売れない本はお蔵入り。
当然、私のような特にヒット作の出ない3000部~5000部どまりの著作者では自由には書くことができない。せっかく精魂込めて書いても原稿は真っ赤に校正、修正され、句読点までも変えられてしまう。(それで良い場合もかなりありますが)それは売るため、売れるための作業ですから、やむを得ない作業だと思います。
しかし、力があれば別なのですが、本当の自由はありません。
出版の世界を批判するわけではないのですが、売れる本、売れるための本が中心となっているのですが、現実には売れていない、売れないという事実があります。みな、右に倣えという考え方で同じような本が増え続けているようです。しかし、本来の出版魂、編集者魂というものが時代とともに技術面に走りすぎ失われつつあるような気がしています。
私はこのnote記事の世界に出版社の方々が目を向けていけばまた新しい出版の文化の流れができるのではないか、と信じています。
私はこのnote記事に出合ってからすべての鎖から解き放たれたように自由な翼を手に入れたようです。
©NPО japan copyright association Hiroaki
私は最近、本を読まなくなってしまいました。その理由はnote記事の方が面白いからです。とても小さな世界観ですが、380万の世界です。私たちの世界としてはとても広い世界ですね。
しかし、もし567が無かったらどうだったのでしょう?567の矛盾、科学的根拠もなしでマスメディアの情報操作によってたくさんの人々に恐怖心を与え、日本中に不安の渦に巻き込みました。人災とはいえ、世界中に広がってしまいました。
私は怒りと哀しみに包まれ、電子書籍100冊発行、その後にnoteと出合い、アドレナリンとともにこのnote記事にチャレンジすることになりました。まだまだしばらくこの怒りと哀しみは止まりそうにありません。
売れる本と売れない本
いつのまにか出版社との付き合い、編集者との付き合いも30年近く経つとさまざまな情報をもらいます。お互い随分と年を重ねてしまいましたが70歳代、80歳代の大先輩たちは出版魂を持ち続けているのか現役で頑張っている人たちは多い。なかでも親しくしている、ある大手出版社の社長と先日会食しながら話をしました。
「最近、567のせいか少しばかり本が売れるようになったような気がするが、現実はまだまだ出版不況続ている。売れる本は売れるが、売れないものはまるで売れない…」
「どんな本がいいのでしようね!」
「そりゃあ、売れる本だよ!」
「売れる本って、どんな本ですか?」
「それがわかれば苦労はないよ…」
他の出版社の社長たちも半ばあきらめ顔で、同じような答えです。このように、現実は良い本だからといって売れるわけではないことがわかります。また、こんな社長もいました。
「本はね、一言でいえば『面白いか?』「面白くないか?』だけで決まる!つまり興味があるかないかだねー。そうそう、有名だからって売れるとは限らない。むしろ新人、素人でも面白いものは面白い、つまらないものはまるで駄目だね。」
「…面白ろいものって?」
「そう、本の装丁、文体、内容なども重要な役割をしめすが、有名デザイナーが描いた装丁よりも、素人っぽいもののほうが共感性(身近)に感じ、読者との距離はそれだけ縮んでくる、より近い、親近感を覚える。文章も同じ、文芸や芸術でない限り、話し言葉の方が伝わりやすい。読者に語りかけるものがいいね。」
「素人っぽいもの?」
私はこの社長の言葉にぐいぐい引き込まれてきました…。
©NPО japan copyright association Hiroaki
「どんな作家も、最初はみんな新人。私は文章の上手い下手よりもその作品のアイデア(引き込むもの)に興味を持つ。文章なんて後の問題。間違えや文法的なものは編集者が直せばいい。下手でもアイデア(味)があるかどうかで考えるようにする。公募作品なども目にするが、意外と入選作品よりも没になった作品を見るようにしている。その理由は、みんながいいというもの、みんなの評価の高いものではなくて、やはり、面白さだ。みんなが良いといってもつまらなければ、つまらないものだからね。作者が入選を意識した作品よりも、楽しみながら創作したものは、やはり面白い。」
気をよくした私はnote記事の話をしてみたところ、この社長はその存在を知らなかった。それ以来、社長もnote記事を見るようになり、その後、改めて質問した。
「coucouさん、note記事の世界は面白い!この素人集団は宝物だよ!みんなが自由に楽しみながら書いている。確かに専門家からみれば未熟なものが大半だが、逆にプロたちには到底まねのできない世界観がここにはあるような気がする。何よりもみなさんが楽しんでいるのがいい、面白い!この世界はこれから伸びるかもしれないね!」
私は嬉しくなりました。
だって、私のnote仲間をほめてくれたのですからね。
©NPО japan copyright association Hiroaki
私は、嬉しくて次のような話をしました。
「社長、note作家って知っていますか?」
「そんな作家がいるのかい?」
「いゃあ、いません!私は『coucou@作家』という名前ですが、本日から『coucou@note作家』と名乗ろうと考えています。私が初名乗りの第1号ですね。紙の出版や電子書籍も素晴らしいけれど、note記事も素晴らしいと思うのです。それに、これからの時代は『note・photographe』rや『note・illustrator』、『note漫画家』、『note映像作家』、『note・artist』、『note・designer』その他の分野がやがて確立される可能性もあるようです。」
「へへえ、coucouさんがnote作家の第1号ですか!」
「はい、自分勝手に決めてみました!」
私はこのnote記事はやがて新たな出版文化になるように思えるのです。出版という言葉が当てはまらなければ、「表現文化」ともいいますか、新しい表現方法の一つになるのだと確信しています。誰もが自由な考えや意見を述べる、誰もが自動的に表現者(著作者)になる、こんな素晴らしい世界は他に類を見ない気がしています。
『coucou@note作家』第1号です、みなさん、ごきげんよう!
私のnote記事5か月目記念となりました。誰も見ていない長い道のりのまだまだ新人ですが、たくさんの応援者のみなさまのおかげで続けられています。
スキも、フロワーやコメントも嬉しい!さらに嬉しいのは立ち寄ってnote記事を手にして開いてくれたPVのみなさま、本日で30,000人を突破、スキは4,000人突破となりました。立ち読み、途中で止めても大歓迎、見ていただいただけでそれだけで縁が生まれます。それは何かしらの意味を持つはずだと信じています。
でも、本音はいつまで続けられるか、わかりません。
未来のcoucouさん、あなたは来月、来年、数年先、数十年先も描き続けていますか?
今日の私を覚えていてほしい、未来のcoucouさんへ。
みなさん、おつきあい、ありがとうございます。
また、あしたね!
※coucouさんの電子書籍〈~あなただけに教える本づくり㊙戦術③~「本が好き」〉①②③④全4巻好評発売中!note記事には書ききれない物語満載。お時間がありましたらお読みくださいね。下記↓YRLで目次内容等を見てください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?