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290.子どもたちをどうして、そっと優しく抱きしめてあげられないのでしょう?

1.なぜいじめるの?


 
スーパーなどに出向くと若い夫婦をよく見かけます。
小さな子どもと楽しそうにフードコートで食事をし、優しい眼差しで子どもたちを見つめています。

最近の若いお父さんは買い物袋を持ちながら子どもの世話をし、お母さんは買い物に夢中です。
そのような光景を目にすると心が和みますね。
私は、そんな姿にふれるたびに微笑ましく思います。
 
しかし、こんな場面にも出くわします。

それは、子どもを怒鳴りつける親たちです。
キレイな顔をしているのにかかわらず、まるで仁王様のような形相で大声を張り上げて怒鳴るお母さん。
子どもたちは怒鳴られ慣れているのでしょうか、あまり動じません。

お母さんはさらにエスカレートして怒ります。なんとも嫌な場面です。
 
今度は子どもたちの大声です。
地べたに座りながら抵抗する姿です。

そばにいるだけで耳が痛くなるような金切り声を発し、まるで獣に襲われたかのように泣き叫びます。
これは子どもの我儘な姿のひとつだとは思いますが、母親に振り向いてほしい、言う事を聞いてほしい、わかってもらいたい、という意思表示のひとつと思われます。

小さな身体のどこからこのようなヒステリーが出てくるのでしょうか?
この子たちが大きくなったらどうなるのでしょうか?


 
買い物に疲れた私が、いつものように椅子に座って周りを眺めていたら、近くで母親が小さな子どもを怒鳴っていました。
何を怒っているのかよくわかりませんが、まるで鬼の形相です。

そして突然、その子どもを蹴りつけました。転がって立ち上がった子どもをさらに蹴飛ばし頬を殴ります。

あまりにも酷いので、
「やめなさい!」と言ったら、今度は私に怒鳴りはじめます。

私はさらに、
「もし、死んだらどうするのか!やめなさい」といいました。
「あなたには関係ないでしょ、他人に干渉しないでください」
そう言って、子どもの手を掴み逃げるようにしてその場を去っていきました。

私はその時、もうひとつ驚いた事がありました。

それは、蹴られて殴られた子どもが涙ひとつ流していない事でした。
普通なら、驚くか、痛みで泣くはずなのです。
それなのに、その子は、じっと母親を睨み続けているのです。 

いつものことで殴られ慣れているのでしょうか。

この子は今後どうなっていくのでしょうか。



 
いじめには複雑な心理があります。
相手に振り向いてもらいたい、かまってもらいたいと思い、いじめてしまう人たちもいます。可愛くて仕方がなくてかまう(いじめる)人もいます。

相手とどう接したら良いのかわからないためにいじめてしまう人もいます。
自分を否定されて悔しい、意見が違うから、話し合って解決しないから、自分の思い通りにならないから…いじめようと考えます。または頭にきて八つ当たりします。

誰かをいじめて傷つける事によってせいせいする。
これではいじめられる側はたまったものではありません。
 
人が自分より幸せそうな顔をしているだけでいじめたくなる。
相手を羨ましいと思うといじめたくなる。

相手をいじめ、操ることによって、
自分の存在感を大きく見せようとします。

自分にはこんな力があるのだ、俺はお前より上だ、
と感じるためにいじめに走ります。

 
いじめは伝染病、いや遺伝かもしれません。
遺伝というと、ご先祖さまから伝わるようなニュアンスですが、ここでの遺伝は〈親からの遺伝〉です。

子どもを殴れる親は、もしかすると自分も親に殴られたことがあるかもしれません。その親もまた親に殴られ、それが遺伝してしまい当たり前になっているようです。

このように、私たちは誰でも親から癖(影響)を貰っています。
 
いじめをする子どもたちのほとんどは、劣等感を持つ親の未熟さから起きています。子どもにしてみれば親は神様みたいなもので、親を未熟だとは考えません。

心の未熟さから簡単に暴力を振るったり、すぐにキレたり、人のせいにする親たち。未熟な親に教育されると、子どもも同じように未熟に育つのです。

とても親切で優しい親ならば、その子もやがて同じように親切で優しい親になります。乱暴な親の元で育てば乱暴な人間になります。

まさに子は親の鏡、親は子の鏡だといえるでしょう。
どちらにしろ、いじめの本質はコンプレックス(劣等感)からくる、人を羨む嫉妬に近いものです。


どうして、そっと抱きしめてあげられないのでしょう…

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言葉によるいじめ、暴力など他人を著しく傷つける行為がウイルスのように広がっていく時代になりました。
同時に「なりすまし」「偽物」「フェイク」などの画像やメールなどが出回りまるでカオスの様相を帯びているネット社会。
また、皆様もご存知の通り「偽物メール」なども大量、いや無限に近く飛び回っています。
今や、銀行や郵便局の偽メール、アマゾンやメルカリ、国税庁の偽物請求メール、裁判所からの金品請求の偽メールが出回り、市や都からの偽物メールなど多くの人たちが、混乱しています。
さらに、「本物ぽい偽物」などは何とか見分けがつきますが、「偽物ぽい本物」などはまるで見分けられないという問題が生じています。


一番の被害者は、子どもたちです。それを確認できないお父さんやお母さんたちにも問題があり、子どもたちは何も知らないまま犯罪に手を染めてしまったり、人を傷つけてしまいます。ぜひ、お読みください。

本内容は、全国の都道府県、市町村、学校、NPО団体、中小企業、noteの皆様、クリエイター、個人の方々を対象としているものです。また、全国の職員研修での講演先のみなさまにもおすすめしています。
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