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19.note記事に写真を参考にして、イラストやキャラクター、絵などをデフォルメして使用する場合の注意点?

「模倣と著作権③」

(3)マネで訴えられるかもしれない

質問⑭note記事に写真を参考にして、イラストやキャラクター、絵などをデフォルメして使用する場合するどんな注意をすればよいのでしょうか?また、どこまでが可能かどうか、著作権侵害となるのが心配です。


「デフォルメ」という言葉は、イラストや写真、絵などでよく使われる言葉ですね。この言葉は、デフォルメはフランス語からきており意味は、「対象を変形させて表現する」という意味になります。

辞書でデフォルメという言葉を調べると、「変形」「表現を強調する手段」「絵や彫刻などの対象を意図的に変形させること」という意味合いになります。

「デフォルト」を英語で言うと、英語読みの場合「deform」になります。

意味は「美術などで対象を変形させる事」という意味になり、日本で使われる「デフォルメ」と意味合いは同じですね。


「デフォルメ」という言葉は、「芸術の分野において対象を意図的に変形させること」ですが、変形してある絵や彫刻が、全てデフォルメというわけではありません。では、少しばかりデフォルメの使い方について紹介します。

「デフォルメの間違った使い方」


デフォルメは、「意図的に対象を変化している絵の事」をデフォルメ画と呼んでいます。「技術が足りずに変形した絵」や「バランスが変な絵」は、デフォルメとはいいません。また、精霊や天使など、架空の生物(想像上の生き物)を描いた作品は、意図的に変形してあってもデフォルメとは呼ばないようです。

デフォルメを使った例文

現代ではデフォルメという言葉は、イラストなどでよく使われる言葉になりました。主な使い方は「この似顔絵はデフォルメが効いている鼻の部分を少しデフォルメして書く」このような使い方をします。

note記事に写真を参考にして、イラストやキャラクター、絵などをデフォルメして使用する場合の注意点は、「そのまんま」ではならない、ということです。「そのまんま」はデフォルメとはいえません。

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「盗作だ」ベルギーのデザイナーが法的措置へ 2020年東京オリンピックのエンブレム

「盗作でのポイントは、判例から考えた場合は、基本的には「重ね合わせ」をします。世の中には「偶然の一致」という言葉がありますが、よほどのことがない限り偶然の一致というものは確率がないものと考えられますね。

また、単なる「似ているだけ」では著作権侵害、盗作とは言えないものですが、裁判所で行われる判定での「重ね合わせ」をしてみれば一目瞭然となるのかもしれません。

ベルギー・リエージュ劇場のロゴの上に東京五輪のロゴマークを重ねてみると、次のようになります。

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TOKYO 2020 2015年07月29日 23時52分 JST   JST安藤健二The Huffington Postより

さて、あまりにもぴったりと重なりますね。これを「偶然の一致」と呼ぶことができるでしょうか?例えば、重ね合わせをして全体の角度や寸法、誤解のない表現だとしたら、盗作にはならないと思うのです。

マスコミ等はあれだけ騒いでいたのに結論を報道せず、そのまま闇の中に葬られた感がします。

イラストやキャラクター、絵や漫画、ラインキャラクターなども世の中には似ているものが無限に存在していますが、それを重ね合わせなしで一概に盗作だとはいえない場合もあり、注意が必要となります。


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特非)著作権協会です、おはようございます。

キャラクター、イラスト、漫画や絵の世界、そして音楽の世界でも、どこかしら似ているような部分がありますが、「どこかしら似ている部分」だけでは盗作や著作権侵害にはなりません。例えば、猫の絵やキャラクター、イラスト、ラインキャラクターなど何百万種類存在しています。猫そのものは同じ姿、同じ顔立ちわしているので似てしまう、似ることは当たり前ですね。ですから、何百万の猫には何百万の著作権が存在してあたりまえのことなのです。問題は、その猫が「ただの模写」「トレースしただけ」「写しただけ」「なぞっただけ」というように「そのまんま」の使用に問題があるのです。やはり、創作物は独自性、オリジナル性わ要求するものですから、上手、下手は関係なく「独自の表現方法」で創られているかどうか、が重要な点ですね。

次回さらに、続編を画像でお伝えします。

ここまで、おつきあい、ありがとうございました。

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