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12.note記事に他人のものを使用していますが、これって何か問題はありますか?あくまでも個人的な利用なのですが?

質問⑨ note記事に他人のものを使って使用しています。著作権フリーの素材とか、無料素材のものを利用しています。あくまでも個人的な利用で利益を得ているわけでもなく、楽しみながら利用しています。でも、クレームが出ました…。どうしたら良いのですか?

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いらすとやhttps://www.irasutoya.comより

さあ、この質問は大変ですね!

note記事の場合、大半の人がこの「著作権フリー」「フリー素材」「無料素材」を使っているようです。イラストや漫画、写真なども利用されていますね。

結論からいうと、「フリーなる言葉には要注意!」ただほど問題も大きい場合もある。ですから、デメリット、メリットを考えながら利用しなければなりません。

最初に「フリー」という言葉は「自由利用」と勝手に思いがちですが、完全なる自由利用は存在していません。まずは、ここから。

「フリー」といっても、著作権を持つ会社が「許可した範囲内」での自由利用だということです。問題は常に「利用規約の中」に諸条件、自由利用の制限が記されていますので、そこを注意しなければなりません。

どうしても私たちは「フリー」とか「無料」などと聞くと勝手に自由に使えるかのように勘違いしてしまいますが、すべては「利用規約」に基づくものです。

この「利用規約」の中には、必ず「ご利用条件」「ライセンスについて」という項目があります。たとえ、フリー素材でも著作権がある際は、規約に違反すると訴えられる可能性もあるということです。

商用利用の場合


「フリー素材」「無料素材」と記されていても、〈商用利用の場合〉は「商用利用の禁止」と記載されているものもあります。

商用利用とは「金銭の発生するWebサイトでの利用」です。雑貨などに画像をプリントして売買するのはもちろん、自分のブログが広告を掲載するアフィリエイトブログである場合や、企業とタイアップした広告記事のブログである場合も商用利用に当てはまります。

また、そのフリー素材を使用した商品販売なども商用利用になりますね。

クレジット表記の条件


クレジット表記は、「著作権表示」「コピーライト表記」ともいわれ、著作権者名をイラストや画像と一緒に記載することを指します。

利用規約によっては、サイト名や配布元のURL、写真の撮影者名、素材提供者名など細かい記載が必要です。

また、表記にリンク機能をつけ、配布元や著作権者のURLにアクセスできるよう求められることもあります。

あなたのnote記事のフリー素材の利用規約にはこの「クレジット表記」が条件になっているのでしようか?

改変


改変とは、配布された素材を編集加工したり、トリミングなども改変の一部です。画像の場合、文字を書き込んだり、必要な部分を切り抜いたりが、背景を消したり、何かいじることで改変となります(トリミング)。

また、縦横比の変更、色や明るさの変更、他の画像と組みあわせることも改変です。どの改変が禁じられているかは配布元によって異なるため、それぞれの利用規約を注意する必要があります。

無料素材、フリー素材には必ず利用規約がありますので、もう一度読んでください。その中で、一般的なルールがあり、CCライセンスには6種類あり、明確に著作者側の意思を知ることができます。

◇表示:作品のクレジットを表示する必要あり

◇非営利:商用利用等の営利目的は許可しない

◇改変禁止:画像の改変を許可しない

◇継承:著作者のクレジットを表記すれば商用利用可能

◇表示と非営利と継承:クレジット表記を前提に、非 営利利用に限り改変可能

◇表示と非営利と改変禁止:クレジット表記を前提に、非営利利用に限り利用可能だが改変は許可しない。


このように利用規約とルールを守れば何も怖くはありませんね!

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世の中ただなものほど要注意!

世の中ただなものほど要注意!このように完全なる著作権フリー、無料素材などありませんが、中には「著作権を破棄したもの」もありますが、破棄するような著作物にはあまり魅力がないものですね。

note記事だけでなく、日本中の市町村やボランティア活動、営利団体などがこぞって利用しているのがあの有名な「いらすとや」さんです。なぜ日本中に広がったのかというと、イラストの素晴らしさ、可愛らしさ、愛らしさが良いためにたくさんの人が日本全国で利用しています。また、さらに拍車をかけたのは作者が無料で自由利用を提供しているからです。

とても素晴らしいことですね。

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もしかすると、日本最大のフリー素材かもしれませんね。いらすとやhttps://www.irasutoya.com


いらすとやさんの場合、定番イラストからマニアックなイラストまで、いらすとやにない画像はないのではというほど、豊富な素材を揃えているのが特徴のサイトです。

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いらすとやhttps://www.irasutoya.com

記事のシチュエーションを的確にイラストで表したい人に向いています。商用利用は1制作物につき20点まで、加工は素材の印象を損なわない範囲で許可されています。クレジット表記は必要ありません。
でも、もし間違った使い方をしているのを作者やサイト運営者に発見されて訴えられても、フリー素材サイトは責任を負いません。



しかし、note記事を書く(描く)みなさんは、表現者であり創作者、著作者でもあります。現代はスマホで誰でも簡単に美しく写真や映像を撮ることができます。絵が描けなくともお絵かきソフトなども出回り、友人で絵が好きな人がいたら描いてもらうこともできる(著作権をもらう)。また、イラストや絵は必ずしも上手ければいい、とい問題ではありません。モネの完成された絵画よりも、意味不明かもしれないピカソの絵画の方が印象が強く残ります。上手い人が描いたイラストよりも、小さな子どもたちが描いたイラストの方が味があり、心を打ちます。

大切なことは、独自性や個性、自分の世界、自分だけのworldを作ることが著作者(創作する者)の使命と役割のような気がします。他人のもの使うよりも、自分が考えて創るものの方が価値があるように思えます。

特非)著作権協会です。

みなさん、読んでくれてありがとう!





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