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読みたい本リスト2
先日スマホのアルバムの中に散乱している読みたい本リストを書き出そうと思ってをnoteを書き始めたが、思った以上に宮部みゆきさんについてが長くなったので、残りの読みたい本を今日はリストアップしたい。
脳科学
以前心理学検定という心理学に関する大学卒業程度の知識が求められる心理に関する資格を受けた(別に心理学部ではないが心理に興味があったので)のだが、その中の一分野である脳に関する内容が面白かったので脳の仕組みや特性にフォーカスした本を読みたい。人は、共感してほしいとか一貫性のある言動をとりがちとか心理に関していろいろ知れたけれど、多くの人に共通するものである以上脳みその特性も結構心理に関係しているのではないか、関係しているならその心理が働く理由になるのではないかと思い、興味を持った。また、ハウツー本を読む時私は人ごとに感じていしまい読んだからと言って簡単に実践に移せないので、「こうしたらいいですよー」という教えを脳科学に基づいて理解できるなら腑に落ちることも多いかもしれないと思う。
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脳科学の知識に関する本。「小説みたいに楽しく読める」シリーズになっているらしく、これが面白かったら他のシリーズも読んでみたい。
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身近な場面や事柄を脳の視点で解説している本。目次が面白そうだった。特に体と脳の関係性についての2章。7章まであるのだが以下は目次の抜粋。
■第1章 脳、お前ってやつは……
・「好きだよ」って言ってたじゃん……
・「見つめ合うと素直におしゃべりできない」?
■第2章 Oh,脳ウソでしょ
・「うんち移植」で若返る⁉
・腸と脳の意外な関係
・正常な脳の働きには「腸」が必要不可欠!
・ダイエット脳
・「病は気から」?
■第4章「立て、立つんだ脳ォ~ッ!」何度でも立ち上がる、くじけない脳
・幼少期のトラウマは老後に影響する
・うつのリスクは血液検査で分かる⁉
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人の脳は幼少期にほとんど完成するというので、子供の脳にとって大切なことを知ると脳に良いことも知れるのではないかと感じ読んでみたい。あと、将来子供ができた時の参考になりそう。
心理学
心理学検定では試験勉強として詰込み的になりすぎてしまったので改めて本も読みたいなーと思い抜粋。
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画像が多くカラーで読みやすそうなのと、検定で学んだことを日常に活かせるための内容が書かれてそうで読みたい。
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一つ一つの感情のメカニズムやコントロール方法を書いている本。たぶん私は人より自分の感情にも人の感情にも疎いのでこれを読んで理解を深めたい。脳科学の本やこの後書く遺伝の本よりも今読むべき本な気がしてきた。いや、すべての本が読みたい本だけど。
遺伝
その人がどうなるかは遺伝の何割かで既に決まっているという話を聞いたことがある。私の母と妹はもう死んでいるのだが、最近彼氏に小さいころの写真が見たいと言われ、携帯に入ってなかったので家のアルバムを引っ張り出して自分の写真と共に母親や妹の写真を撮った。その時のセンセーショナルな気持ちは後日書くとして、自分の携帯のアルバムの中に母親、父親、妹、小さい頃の自分の写真が入ってしまったので、頻繁に見てしまう。今までは母のことや妹のことを日常的に思い出す機会は少なかったが、アルバムにいるので、電車の中、外食で料理が来るまでの待ち時間など、ふとした時に見てしまう。そのような時は、もともと脳みその中にいる考えと見ている画像を無意識に関連させるので、母ならなんと言うか、妹ならどうするかなどを考え、母と似ている感覚を感じたり、逆に母にはないけど父にはある感覚を見つけたりする。そこから遺伝の力の偉大さに気づいたのと、遺伝を知ればより自分を知れる気がして、遺伝に興味を持った。
とりあえず遺伝に関してネットで少し調べて分かったことをまとめてから
(全部引用ですが)読みたい本を紹介する。
遺伝の影響を大きく受けるのは、誕生してすぐ発達し始める後頭葉と側頭葉です。特に後頭葉は、8~9割遺伝の影響を受けると言われます。視力や聴力は親に似る傾向がある、ということですね。
一方、最後に発達する前頭葉が受ける遺伝の影響は5~6割ほど。後頭葉などに比べ環境の影響を大きく受ける部分になります。
前頭前野は、高次認知機能という勉強に直結する様々な能力を司るところ。考える力、判断する力、洞察する力、計画する力、我慢する力……。勉強という行動そのものに必要な力ばかりですよね。
養育行動が子どもの遺伝子の発現頻度を、後天的に修飾している。つまり「親の育て方」は、子どものストレス耐性に効いているのではないかということですね。
言語性知能(Verbal IQ)と、非言語性知能(Non-verbal IQ)、人間の知能はこの2つに分けられるんじゃないかというモデルで考えられています、あるいは考えられていました。
Non-verbalな部分は、柔軟にものごとに対処する力だとか、いわゆる「地頭」と呼ばれるところと考えてもらえればいいでしょう。「あの人はあまり知識はないけれども、地頭が良いよね」という場合。機転が利くとか、未知の状況に当たった時に柔軟に対応できる、すばやく決断できるとか、そういう部分です。
ここは生まれつき決まってしまう要素の大きい部分です。遺伝率がけっこう高くて、だいたい70〜80パーセントぐらいと考えられています。でも環境要因はゼロではありません。とはいえ訓練は難しいとされています。がんばってもなかなか伸びるものでもないというか。
…
Non-verbal IQは、ワーキングメモリ(作業記憶、作動記憶)の大きさと関係があるんじゃないの? という研究もありますね。
一方でVerbal IQ、言語性知能は、教育によって身につけられる知識とか経験、「教養の知能」といってもいいかもしれない。これは生後の環境によって発達させられる側面が大きいです。死ぬまで伸ばすことが可能であると考えられています。
人間の脳細胞の数は5~6歳で決まる。そのため、胎児のときからこの年齢までは、栄養バランスの良い食事を与えることが最も大切だという。
その後、不要な脳細胞は少しずつ消去され、重要なものだけを残して10歳ぐらいまでに神経回路が作られる。5歳からこの時期までに心がけたいことは、多様な経験をさせることだ。といっても、特別なことをする必要はないそうで、本の読み聞かせや虫捕り、楽しいコミュニケーションなど、何気ない日常生活の積み重ねが大切だという。
「遺伝ではなく、栄養やさまざまな経験、良い環境、知的生活習慣などが、知能の発達に大きく寄与するのです」(石浦教授)
努力した時間で人生は決まる
では、遺伝は全く関係ないのかというと、そういうわけではなく、気質は遺伝するという。気質といえば、あの人は怒りっぽいとか涙もろいといった、喜怒哀楽に関わる傾向と思われがちだが、それだけではない。新奇性探究(好奇心が強い)、持続力、神経質、人間的な温かさなども気質に含まれ、遺伝的な要因があるといわれている。気質は、後天的に作られる性格とは異なり、生まれつきのものだ。
要すると、視覚、聴覚、気質などは割と遺伝するが、知能(特に言語知能)は環境要因が大きいということが分かった。逆に判断力などの非言語は遺伝の力が大きいというのも印象的だったが、気質の面は遺伝が大きいという事には心当たりが割とある。内向型親2人から生まれた私は内向型だし(物事の興味や認識の仕方が自分の内部にあるか外部にあるかという、ユングの類型論や今流行りのMBTIの「外交ー内向」の視点で。)、良くも悪くも誰にでも「平等」「対価交換」的な視点が強いということとか、あまり期待しない分心は広いが、心が広くない人には理解ができないので嫌悪感を感じるなどは、両親、おじいちゃんおばあちゃんからの遺伝っぽいと感じる。
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遺伝に関する基本的な知識が欲しいのと、気質の遺伝に関して特に気になった中で、作者の方がインタビューで以下のことを仰ってて興味を持った。
その分野で本当にトップに立てるか否かには、自身がやっていることが好きかどうかという趣味嗜好や向き不向き、継続的な努力を続けられるかといった遺伝的な心的形質が深くかかわっているはずです。
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少し気になって読者のレビューを呼んだのだが、知能への遺伝の影響力について、上に乗せた本や調べた際の内容とは少し違う結論なのではないかと感じ、ピックアップした。上の本と合わせて読めば遺伝に関して多面的な捉え方を持てると思う。
小説
小説にも読みたい本がある。ほとんど過去に読んで面白かった本と同じ作者の方のものである。
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山田詠美さんの本で『ぼくは勉強ができない』というものがあるが、高校生くらいの本を読み始めた時に読み、めちゃめちゃ好み!、主人公の、この小説の一語一句が共感できて好きだ!と感じた。久ぶりにぱらぱら読み返したが、本当に、どこを読みかえしても好きな言葉しか発せられていない。思春期の、妙に客観的で冷静、真理を突くけど悩み事が多く一度一度疑問視ことが多いような姿が刺さった。
どこを引用しても好きなので、パラパラしてよい!と思ったところを引用する。ほんとに好き。
「わたし、勉強しか取り柄のない男の人って、やっぱ苦手みたい。つまんないんだもん」
こんなにも呆気なく自分を否定されたら、どういう気分だろう。しかも、こんなに軽い言葉で。だって、つまんないんだもん。その上に、どのような賛辞を付け加えても補うことは不可能である。なんと可哀想な脇山。ははは、真理、良くやった。
…
けれど、人間が、そんなにも弱くて良いものだろうか。つまんないんだもん、もてないんだもんで否定されてしまうようなものなど、初めから無いも同然ではないのか。
おもしろいか、つまらないかという判断基準はかなり重要だと思う。だから男の人への評価として「つまらないんだもん」と発したこと、それがどんな賛辞でも補いきれない言葉であると表現したことにすごく共感したし、その後に、(これは私の解釈だが、)つまらないかどうかはそれを受け取る人それぞれである、とある相手からつまらなく見えることがその人を否定することにつながるのか、おもしろい、もてるというものが初めから無いも同然であると言ったことに、それはそうだなと思った。
とまあこんな感じでこの本が好きなので、他にも山田詠美さんの本は読んだことはあるが、これ以上の本に出会えていない。ので、久しぶりに読んでみようと思う。
父が引き取った少年が、高見澤家に波紋を呼ぶ。三姉妹も母も心をかき乱されて――。現代最高の女性作家が贈る芳醇な恋愛小説。
この小説を読むか読まないか迷っていた時に、山田詠美さんとジェーン・スーさんとの対談を読んだのだが、そこで
私はこういう家族であって家族ではない人間関係を描くのが好きなの。
という言葉があった。私は父の、父親らしい姿も、人としての姿も微かしか見れていないので、(口数が多いタイプではないし、こちらに自分の本当の姿を見せようとしない)家族の人間らしい、本当の姿が描かれているのがすごく気になった。
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成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。
私は数か月前に就活を終わらせたのだが、自分の就活が始まる前や最中は、自分が納得できる希望の仕事を見つけられるかどうか不安だし、他の誰かの就活のやり方をわざわざ感情を入れ見たり聞いたりするのがいやだったので、就活に関する創作物は避けていた。しかし現在は、内定式まで終え納得して人生はじめての正社員探しが終わったので、心置きなく、自分と他人を比較したり、他人に感情移入させることができる。ということに本屋でこの本と出会ったときに気づいたので、しかも、いい人としてありながら他人よりも上に立つための行為を行うという、就活の奇妙さ(私は奇妙だと感じた)を感じれるような気がして気になった。漫画化、映画化、舞台化が決まっている(されている)らしく、期待が高い。
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