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社内ベンチャーのメリットデメリット

訪問ありがとうございます。Webエンジニアの桝谷です。

本日は、社内ベンチャーのメリットとデメリットについて簡単にまとめれたらなと思います。

現在私は、まさに大企業での社内ベンチャーの立ち上げにエンジニアというポジションで携わっています。そこで感じたメリットとデメリットを共有していこうと思います。

社内ベンチャーとは

社内ベンチャーとは、WIkipediaによると、以下ように定義されています。

社内ベンチャー(しゃないベンチャー、英:intrapreneurship)とは企業が社内に設置している、あたかも独立のベンチャー企業のように新規事業を行う部門。この部門を担当する者は社内起業家と呼ばれている。

私も、世界的な外資系企業の日本支社で、新たな業務領域の拡大を目指して、社内であたかも独立したベンチャー企業の扱いを受けている部門で働いています。

携わっている人数も少なく、大企業に所属していますが、実際はスタートアップのようなスピード感で動き、成長することを期待されています。

社内ベンチャーのメリット

■ 安定した経営基盤がある

社内ベンチャーを始める企業というのは、必ずメインとなる企業を持っており、そこで安定した資産運営ができるため、例え社内ベンチャーが失敗したとしても、そこに所属している社員が露頭に迷うことなく、正社員としての雇用も保証されています。資金繰りも、多少の赤字は許容できるだけの力があり、事業の立て直し等にドカンと資産を投入できることも強みになります。

■ ブランド力や顧客の共有ができる

スタートアップなどでは、誰もその事業を知らず、当然ブランドもなく、全て自分たちで生み出していく必要がありますが、メインの事業の力を使って成長させていくことができます。

社内ベンチャーのデメリット

■ 政治性があり、スピード感を出せない

よく社内ベンチャーは失敗すると言われることがありますが、大きくはここに集約されるのではないかと思います。私の体感でも、政治性はかなりあり、新規事業に対して否定的な派閥も存在します。そして、大企業のメリットである、資金力もそういった政治力に潰され、実際は、資金調達を行ったスタートアップとは比べ物にならないほど低い予算でサービスをグロースさせていかなければならないという状況も起きてしまいます。お金がなければ、スピード感も出せず、成果が出ないとされ、潰されてしまうというのはよくある事例です。

■ 安定した成長を求められる

Webサービスというのは、10個やって1個当たれば良い方だとされるほど、成功するのが難しいです。そんな中、社内ベンチャーでは、メイン事業の資金が入っている、そちらのキャッシュフローに合わせた成長戦略を要求されるため、いろいろなチャレンジをして一気にスパイクさせるという手段がなかなか取れず、中途半端な結果に終わってしまうことが多いように感じます。

エンジニア視点でのメリットデメリット

実際に働いてみて、エンジニアとして、社内ベンチャーに携わった際のメリットデメリットについても考えてみます。

■ メリット

・ 事業全体の戦略の立案や、施策の決定などのビジネス面の知識を学べる
・マーケティング等の知識を学べる
・自分が行った開発に対してダイレクトにフィードバックを受けれる
・自分の雇用や安定性が保証された状態で、サービスの立ち上げを経験できる
・福利厚生がスタートアップなどに比べて良い
・技術選定など、技術に関して自分の意向を汲み取ってもらえる

■ デメリット

・一度サービスが開始されてしまうと、保守や改修がメインとなってしまい、新規の開発が経験できないため、技術の吸収速度が落ちる
・プログラミング、開発以外の業務が発生してしまう
・やりたいことがあっても、上に許可されずに実施できないというもどかしい思いをすることが多い

まとめ

今回は、社内ベンチャーとしてのメリットデメリットと、エンジニア視点でのメリットデメリットをまとめてみました。

安定した状態で、ビジネス面も学んでいきたい、将来起業するための勉強をしたいという人はとてもあっている環境だと思いますが、技術力を高めていきたいという人は、開発以外の業務が多く発生したり、制約も多かったりするのでそういう方は少し考えた方が良いかもしれません。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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