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Magic:The Gathering(ギャザ)記事まとめ

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note公式のMagic:The Gathering(ギャザ)マガジンです。 皆さんが書いてくださった素敵な記事をまとめていきます!
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2021年6月の記事一覧

フォーマットとは?

起 フォーマットの意義まずフォーマットとは何ぞやという話である。  フォーマットとはざっくばらんに言ってしまえば、新規と古参のカード資本格差をなくすために作られたルールである。例えば、これを読んでいる初心者の方とこのロートルが、何の縛りもなくプレイした場合を考えてほしい。 MtG30年の歴史が、カード知識はおろかルールもおぼつかない生まれたての小鹿に襲い掛かるわけである。そりゃ面白くない。 そこで「過去3年間で発売されたカードのみでデッキを作ってください!」「2012年

『モダンホライゾン2』EDH視点カード評価

1・カードリスト・リリースノートhttps://mtg-jp.com/rules/img/mh2_faq/JP_MTGMH2_ReleaseNotes_20210606.pdf 2・カード評価☆白 ・鍛冶屋の技 対象のパーマネントに呪禁と破壊不能を与える1マナインスタント。単体になった代わりに軽くなった《英雄的介入》とも言えそう。 EDHではパーマネントを戦闘ダメージから守る事は少なく、除去を避ける用途で使う事の方が多いので、同じく1マナでパーマネントにプロテクション

スナガガのカードゲーム旅紀行 秋葉原ストレージ物色編

  たまたま仕事で東京に行く機会がありましたので、折角なので秋葉原のカードショップを巡ってまいりました。秋葉原という町は他のどの町よりも店頭に並んでいるカードの枚数が多い街なのではないでしょうか。そんなカードの街だからこそ、秋葉原のストレージを漁ってお宝を見つけるのがスナガガの秋葉原の楽しみ方の一つです!そんな秋葉原の楽しみ方の一つとして、読んでくだされば幸いです! とりあえずあそこに行けば何でも揃う!ラジオ会館!  電気街口からすぐに場所にあるラジオ会館。ホビーステーシ

パイオニア環境分析のつもり(6/13~27)任務了解。5色、お前を殺す

■はじめに 皆さんこんばんは。「モダンホライゾン2」が各フォーマットに与えた影響はすさまじいようで、知人界隈でも「デルバーで一番弱いクリーチャーがデルバー」「先手3Tの攻防で手札が空になった」「1ターン目に2枚ハンデス」などの報告が聞かれました。  そうしたフォーマットに比べると、パイオニアは近頃話題が少なく大会数も減り……と思っていたら、ここに来てメタゲームが動きました。本日は新たなメタゲームの主役を紹介したいと思います。 ■メタゲームブレイクダウン  今までトップの

俺の赤単オボシュを見ろ!!!(モダン)

はじめまして。さわさわと申します。 赤いデッキを回すのが好きな一般人です。 この度、私がモダンにて調整したオボシュを相棒とした赤単について興味を持って頂いた方がいるようで嬉しいです。 赤単オボシュって果敢アグロでしょ? そう思っているあなたは勘違いしています。 ぜひこの記事を読み、ある程度理解した上でプレイしてほしい。そういう思いで記事を書きます。 なお私自身はチャレンジレベルでの優勝経験もない凡人プレイヤーな為、様々な部分で最適かと言われると怪しい箇所があると思います

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一番使われるダンジョンはどれだ!?フォーゴトン・レルムに思いを馳せて!

 モダンホライズンⅡがついこの間、発売したばかりだというのに一か月後には、ダンジョン&ドラゴンズとのコラボパック「フォーゴトン・レルム探訪」が発売するという事実に翻弄されているスナガガです!本日は、今世間を騒がせている新カード「ダンジョン」についてどのように運用されるのか考えてみます。  ちなみにダンジョンカードとは、「フォーゴトン・レルム探訪」に収録される新メカニズムで、ダンジョン探索するというキーワード能力を処理するたびにダンジョンカードの部屋を一部屋ずつ降下していきま

【EDH】真の統治者は炎の匂い染み付いてむせる。【真の後継者、ジャレッド・カルサリオン】

1.はじめにSTEAMのサマーセールが始まりましたが、いかがお過ごしですか? 僕はコレ! クセのある戦闘と若干のオブリ臭あるオープンワールドがたまんないっすね。ストーリーは中世の貴種流離譚。そうそう、こういうのでいいんだよな。 そういえば、MTGでもお手軽に貴種になれますね。 皆さんご存知でしたか? そう、統治者だね! 2.統率者紹介「真の後継者、ジャレッド・カルサリオン」 「―――俺のものを返してもらおうか。」 Jared Carthalion, True Hei

【MTGA】無制限ヒストリック

2021/06/26、突如として開催されたMTGA(マジック・ザ・ギャザリングアリーナ)上のFNM(フライデーナイトマジック)イベント。それが無制限ヒストリック。 MTGA上のすべてのカードが使用可能な上に、なんと4枚制限までないというとんでもイベントだ。デッキ枚数は40枚。(しかも未所持カードもok) とはいえ最初期のMTGと同じルールとは言える。その時代はロータスアンリコ稲妻のみでデッキを組めたとか。つよい。 閑話休題。無制限ヒストリック自体は以前にも開催実績があり、そ

カエサルのストリクスヘイヴンチャンピオンシップ参戦レポート

 私はカエサル、プレインズウォーカーだ。  今回はストリクスヘイヴンチャンピオンシップに参戦した記録を残そうと思う。 (↑画像はMTG日本公式Twitterから) ・チャンピオンシップとは? ストリクスヘイヴン チャンピオンシップ? いきなり言われてもわからないと思うので解説すると、それは2021年6月4~6日に行われた、賞金総額250,000ドル(日本円にして約2700万円!)が懸かったマジック最高峰の大会だ。優勝者にはなんと15,000ドルの賞金が与えられる。  

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ティボルトの計略/Tibalt's Trickeryは、なぜスタンダードで禁止にならないのか

BO1でよく目にする 2ターン目に0コスの呪文(トーモッドの墓所or海蛇)+ティボルトの計略で大型呪文を踏み倒すコンボ 不愉快オブ不愉快と思う人も多いだろう(愛用している方は少ないはず) 初手補正のあるBo1の性質により マリガンを多く行い、手札や計略のめくりが悪い場合即ゲームを終わらせる、もしくは撃たれたプレイヤーが投了する それはマジックなのだろうか? ドブンしたプレイヤーが一等賞なBo1自体がマジックじゃないと言われたら、何も言えないので、BO1もマジックの一部とする

【EDH】《エインジー・ファルケンラス》- マッドネス投入枚数の考察

概要モダン・ホライゾン2にて新たに7枚のマッドネスを獲得し、《エインジー・ファルケンラス》の構築には多くの選択肢が与えられることになった。 本稿ではマッドネスの投入枚数についての考察し、発生するトレードオフについて解説する。 固定スロット - マナベースデッキの固定枠についての前提知識を共有する。 マッドネスを活用するにはジェネラル《エインジー・ファルケンラス》を着地させなければ話が始まらない。土地2枚とマナ加速または1マナサーチが見えるような手札を初手に求めていくこと

対策カード思案(モダン編)

モダホラ2がMOでリリースされて3週間。かなりデッキ研究が進んできたようです。 わかりやすく、それでいて面白くて感謝 紙のカードもボチボチ揃ってきて、ワタクシもそろそろモダン、、、やるぞ!(忍耐が集まらない・・・!) 今回の記事では、採用できるかはおいておいて、流行りのデッキに刺さりそうなサイドボードについて、まとめてみます。 イゼットブリッツ両さんデッキ紹介には載っていませんが、モダホラ2のトップアンコモン、《ドラゴンの怒りの媒介者》(DRC)を獲得し、より高速化し

【EDH】怒りの座、オムナス [5000円EDHフォーマット]

塵中氏の提唱フォーマット、5000円でEDHやろうぜ企画のデッキです 価格は2020年10月のWisdom最安値 最初に作った5000円EDHデッキになります sだのtだのはシングルス○ーかトレ○クかどっちで買うかのメモだったと思います デッキの25%が土地加速 オムナスはそれだけでデッキコンセプトになるので、非常にシンプルかつ派手で良いと思います 特に解説するほどのものはないですが、重要なポイントが1点 『7マナ到着時点で不用意にオムナスを出さないこと』 オムナ

ここ数年の私とマジック:ザ・ギャザリング。

 なにか書くことはないかなぁと、自分のマジックの遍歴などを思い返してみたりしていた。しかし、ここ数年の私のマジック遍歴なんかよりもマジック:ザ・ギャザリングそのものの、ここ数年の取り巻く環境の変化の方が激しいじゃないか!?ということに気づいたスナガガです。当時の思い出なんかを思い出しつつ、たった数年前のあの頃を思い返してみたいと思います。 2018年9月27日 MTGアリーナ誕生 ここ数年で最も大きな変化であり、最初の変化はMTGアリーナの登場だった。気軽に無料で始められ、