マガジンのカバー画像

#フードエッセイ 記事まとめ

7,191
食べ物に関するすてきなエッセイnoteをまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#フードエッセイ」や「#エッセイ」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
運営しているクリエイター

2022年3月の記事一覧

その10:思考が追いつかないおいしさ

まだ連載10回目だというのに、「ラーメンをロジカルに語りたい」と掲げたこの偏愛ラーメン学で定性的な内容を綴ります。はい、アホですよね。いや、私が生まれ育ち今も住んでいる中部地方では「たわけ」と呼ぶに値します。ちなみに、たわけの三段活用は「たわけ・どたわけ・くそだわけ」ですので、中部地方以外の方は覚えておいてください。 ラーメンにハマった原体験21年前の夏 さて今回のタイトル「思考が追いつかないおいしさ」について、まずは私がラーメン沼にハマった原体験に触れていきます。 あ

北海道チョコレート特集

こんにちは!あずあずです! 今年のバレンタイン・ホワイトデーシーズンは楽しめましたでしょうか? 私は毎年2、3月はサロンデュショコラなどの催事に何度も行き、気になったチョコレートを買って、1日1粒大切に食べています。 今年も自分のためのご褒美期間として、とても楽しみましたよ~。ウフフ 今回は札幌を中心とした、北海道のチョコレートをご紹介します。 催事でしか買えない、日本に1店舗しかないような道外のチョコレートも、とてもとても魅力的ですが、北海道にも美味しいチョコレー

陸前高田の美味しさが詰まった「八木澤商店味噌使用 三陸産さば味噌煮缶」

みなさんこんんちは、タイム缶詰です。 弊社は岩手県陸前高田市に工場があり、三陸産魚介類の缶詰製造をしています。 突然ですが、皆さんのご家族やご友人でタイム缶詰の事は知らなくても、陸前高田市の八木澤商店をご存じの方は多いと思います。 はい、その八木澤商店さんです。国内外で評価の高い商品を製造する企業として、また地域の復興を牽引する企業として多く注目を集めています。 今回は満を持して2021年10月に商品化した「八木澤商店味噌使用 三陸産さば味噌煮缶」のお話です。 ■200年

知られざる缶詰の魅力、「缶熟」のススメ

こんにちは、タイム缶詰です。 早速ですが、皆さんは缶詰が“熟成”することをご存じでしょうか? この事を「缶内熟成」と言い、私たちの業界では「缶熟」と呼んでいます。 今回は缶詰のひと味違った楽しみ方をご紹介します。 ■ 「缶詰熟成」、略して「缶熟」 ご存じの通り缶詰は、魚介類や調味液を入れて密封し、缶ごと高温加熱して作ります。製造直後から具材と調味液がなじみ始め、時間とともに具材に調味液が少しづつ染み込んでいきます。缶全体の味がなじみ、まろやかになっていきます。 缶詰は高

魚卵狂の 魚卵狂による 魚卵狂のための、自作明太フランス

久しぶりの書きものコーナー! 今回は、魚卵狂(=魚卵を狂おしく愛するもの)っぷりを存分に発揮してみました。よろしければお手隙の際にでもご一読いただけるとこれ幸い。 先日、日本のパリの方からは、「しれっと明太子自家製してたとは…油断も隙もない🤣」と言われたけれど、まあこれのためでもあったんですよね。 とある日のお昼に作った明太おにぎり。明太飛び出しちゃいました。 そしてそう、最近ティトティト言ってる例のティトも、この明太フランストッピングのためにどーーしたって欲しかった

ビタミン補給DAY〜デコポンとシャリマティー

先週末は英国展でスコーンを買って、念願のクリームティーを大いに楽しみました。 クリームティーの本場イギリスでは、スコーンとともにクロテッドクリームとジャムたっぷりとのせるのがお約束。わたしも、ここぞとばかりに、たっぷりのせてクリームティーを堪能したのです。 そしたら。お肌の調子が急降下。 おそらく、クリームティーで脂質をたっぷりとったからというだけではなく。生理前ってことも大いに関係しているかと。 いうことで、今回は身体がよろこぶおやつタイムをいたしましょう。 これ

はじめての「とうもろこし麺」

今朝は、起きてすぐに楽しみにしていたことがありました。 昨日、新大久保の食材屋さんで「とうもろこしの乾麺」を買ってきたんです。この麺を使って、朝食を作ろう!と計画しておりました。 ネットでも購入できるお店なんですが、足を運ぶと新しい発見があって 心が躍る場所。 とうもろこしの粉でできている、この乾麺は恩師が以前、活用していて 美味しそうだな~と思っていた食材。 それに、とうもろこしは、人によっては ・むくみ ・疲労時 ・お小水の出を助ける 薬膳での養生では、このよう

34年間、里芋の一番おいしい部分を知らなかった話

こんにちは。 田上町地域おこし協力隊のヤマグチです。 先日、農家さんからお声がけ頂き、里芋の出荷工程を体験させて頂きました。 一般的に収穫は秋から晩秋にかけて行うそうですが、収穫後も貯蔵している里芋があるとのこと。 里芋は田舎の実家でも育てていなかったので、店頭に並ぶ姿は知っていても、収穫からの行程は「?」でした。 そもそも体験するほどの行程があることも知らず…… 「親芋」「子芋」「孫芋」 これ、ご存知でしょうか? スーパーなどで売っている里芋は「子芋」か「孫芋

宅飲みでイケてる差し入れができる女になりたいんじゃ

コロナで宅飲みは増えましたか?みりんちゃんは増えました。お店で飲むよりリーズナブルだけど頭を悩ませがちなのが手土産問題。出てくる食べ物と被るのも「アッ…」ってなるし、ゲスト全員消費期限の短いスイーツを持っていっても気まずい。そう、これは高度な心理戦なのです。 というわけで(?)今回のnoteではひたすらみりんちゃんが持参した手土産を紹介します!ほぼ都内の店ですがほぼ取り寄せ可能です!いやぁ便利な時代だ!!! 肝臓の数値が健康診断に引っかかる程度の飲酒量なので信憑性(??)は

自販機

雪の中に自販機がある。年末の、丹波篠山市のある場所である。家内の実家がここから30㎞圏内にあり、時々、この近くを通るという。 ケンミンの焼ビーフンの工場が、この近くにあり。そこに、その自販機は、置かれている。 1月の中旬、家内は大阪出張の最後の1日で休みをとり、実家に帰ったのであった。 ケンミンの焼ビーフン、何度か記事にした。母は、それほど作らなかったが、神戸の叔母が、美味しい焼ビーフンを作ってくれた。親戚で集まるときも、従兄弟と、よく食べた。思い出の味である。 いろ

好きなだけ愛したらいい家も街も

3月23日(水) 出社する気が起きず、コーヒー淹れて、メイコにもらったチョコケーキを食べる。 その後、部屋を掃除して日記を書いた。 高田馬場でT氏と合流。馬場・早稲田界隈にできては数年でつぶれる類のおしゃれカフェ(失礼)でランチ。 その後早稲田松竹へ。 絶対に来たかったジム・ジャームッシュ特集で、学生時代ぶりに「コーヒー&シガレッツ」を観た。オムニバスの最後の話以外ほとんど覚えてなくて、新鮮な気持ちで鑑賞。ケイト・ブランシェット様の話と、「いとこ?」の会話の緊迫感がよか

珈琲は唐突に夢を叶える魔法を映し出す~伯爵~

夢が叶った。 それは、数年間心の片隅で大切にしていた小さくて大きな夢。 これまでnoteで600以上の投稿をしてきた中で最も反応をいただいた記事といえば、やはりコレが圧倒的。 偶然にもこんな素敵な写真を撮れてしまって以来、美しい漆黒の鏡が揺らめく珈琲を注文すると、それが何かを映し出さないかとじっと覗き込むようになった。 偶然は求めるほどに、案外起こらないものだ。 いつだって黒い珈琲は黒いまま、静かにコーヒーの香りを運んでくる。 ん~~~、美味ぁ。 いいんだ、大事なの

韓国の春、おいしいもの。달래(ヒメニラ)

 ナズナやヨモギ、セリ、タラの芽など、봄나물(春ナムル)と呼ばれる野菜が市場やマートに並び始めると、「ああ、春が来たな」と感じる。  日本にいる時は、主に天ぷらにして味わっていた春ナムルだが、韓国ではさっと茹でて和え物にしたり、それらをご飯に乗せてビビンバにしたり、チヂミにしたり。汁物に入れたり、風味ダレを作ったり。とにかくいろんな楽しみ方をしている。  韓国移住後、냉이(ナズナ)のおいしさに目覚めた話を以前書いたけれど、もう1つ大好きになったものがある。それはこの、달래

べこ餅

発端は、妹が某県民ショー(どの番組かバレバレですね😅)を見て、「べこ餅を食べてみたい」と言い出したことから。 これだけネットが発達した今の時代、べこ餅のレシピも出回っているので、簡単に作れると高を括っていました。 そういう私自身は、北海道に遊びに行った際や仙台にある「どさんこプラザ」などでべこ餅を買い求めたことがあり、割と好きなお菓子の一つです。 ところが、いつぞやの「発酵あんこ」のように、一筋縄では行きませんでした。 最初のレシピクッ○○ッドで拾ってきたレシピは、以下