エシカル消費の課題にフードチェーン全体で取り組むーエシカル消費研究会キックオフ
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エシカル消費の課題にフードチェーン全体で取り組むーエシカル消費研究会キックオフ

こんにちは。「Tカードみんなのエシカルフードラボ」事務局です。
「Tカードみんなのエシカルフードラボ」では、食の領域を中心とした生活者のエシカル消費に関してさまざまな視点で研究開発し、その成果を発表していく「エシカル消費研究会」を立ち上げました。
2021年9月3日、流通・メーカー・専門家が一堂に会し、第1回の研究会をオンラインで開催しましたので、その様子をお伝えします。

第1回「エシカル消費研究会」の参加企業 ※五十音順
・味の素株式会社
・株式会社グッドテーブルズ
・株式会社こだわりや
・ハウス食品グループ本社株式会社、ハウス食品株式会社
・株式会社ファミリーマート
・明治ホールディングス株式会社
ほか1社

まずは「エシカルに関する実態調査2021」の結果を参加者のみなさまにご報告しました。

参加者のみなさまの感想をご紹介します。

●10代の意識が他の年代と比べて高く、これから時代が変わり消費行動も変わってくるだろうと感じた(流通企業)

●想定以上に「エシカル」の認知度が低くおどろいた。生活者に一定の指標をもって「わかりやすく」伝達していくことが大事だと改めて感じた(メーカー企業)

「今後エシカル消費は普及するだろう」という方向性については多くの方が同意するところだと思いますが、現在地はその過程のどのあたりなのか、ということを把握することも必要です。今後定期的に調査を行うことで、現在地の変化も追っていきたいと考えています。


続いて、流通、メーカー、専門家、それぞれの視点で、参加者のみなさまが普段感じている課題や、今後への期待など盛りだくさんでお話いただきました。

流通企業
●自分の子供を見ていて、かなり意識が違うと感じている。2030年・50年と先を見据えると、明らかに社会は変わっていくと感じた。その中で流通企業として何ができるかを考えながら参加していきたい。

●環境、CSR、ダイバーシティなどを担当している部署にいるが、部署全体で共有すべき課題だと再認識した。

●購買動機って何かな?を日々考えている中で、エシカル・エコ・昆虫食とエシカル消費も色々ある中、エシカル消費につながる購買行動が想起できれば、様々なチャンスにつながると感じている。

●ここ数年関連するワードがどんどん増えてきた。これらの認知度が上がって一般的になり、研究会参加者みなさんで知見を広げて社会問題の解決に繋がったら素晴らしいことだと思う。
メーカー企業
●食品企業として生活者に知っていただく責任もあると思っている。

●ある商品の持つ環境に対する社会的価値を訴求していきたいが、それだけではなかなか浸透できない。お客様への価値も含めて、選んでいただくためにはどのようなことが重要かを議論していきたい。

●薄型ペットボトルなら捨てやすさ、植物性なら健康という文脈で受け入れられているが、エシカルという文脈で受け入れていただくのに、課題を感じている

持続可能な調達に注力した取り組みを行っているが、このようなことをやると、企業視点ではコストがかかる点も課題である。商品価値の一部に社会価値を付加しながら、お客様にストーリーとして伝えていくことが重要と感じる。

商品の付加価値としてのエシカル・持続可能性に取り組んでいるが、お客様に受け入れてもらうことのハードルが高いと感じている。ブレイクスルーしたいが、1社だけでは困難なテーマだと思う。是非、皆さんと一緒に作り上げていきたい。

お客様の選択基準の1つとしてエシカルは今後重要になっていくと思いながら、何がポイントなのか掴み方がとても難しい。生産者・メーカー・お客様のWINWINを目指して、そのための要因に迫りたいと考えている。
専門家
多くの人がエシカルを知るに至るまで、そんなに時間はかからないと思っている。東京オリンピック・パラリンピックではエシカルに抵触する話が多く話題になっていた(フードロスなど)。この段階でこのような会に参加できたアドバンテージを感じる。多くの企業と議論しながら進めていきたい。


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参加企業のみなさまの視点から多くの気づきを得たキックオフでした。改めて課題の複雑さを認識するとともに、1社では解決が困難であるからこそ、多様な視点を持った方が集まった研究会でチャレンジできることも多いのだと感じました。

研究会のロゴマークは、エシカルフードの製造・流通・消費の循環の中で様々なステークホルダーが参加し、エシカルフードの持続可能な製造・流通・消費といったフードチェーンの実現に向けて研究していくことを表しています。

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エシカルフードが持続可能な形で作られ、売られ、消費されるためには、その過程で関わる人や企業のどこかに負担が偏らないようにする必要があります。どうすればそのような仕組みを作ることができるか、みなさまの多様な視点とともに今後も考えていきます。

研究会ではこの後、まずは参加者のみなさまが感じている課題をヒアリングし、汎用的な形で課題整理を行う予定です。今後も進捗状況についてはこちらでレポートしていきます。

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