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映画 記事まとめ

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映画の感想文や、おすすめ映画について書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#映画」「#映画感想文」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
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2023年1月の記事一覧

2023年1月に出会った映画

2023年1月に出会った作品を並べてみる。 すずめの戸締まりRRR③(Strangerにて鑑賞)ラーゲリより愛を込めて③▼『ラーゲリより愛を込めて』に出演した中島健人氏の表現について、CINEMAS+で執筆させていただきました。 夜を走るWANDA/ワンダMr.Children「GIFT for you」劇場版 BAD BOYS J―最後に守るもの―恋のいばらSHE SAID/シー・セッド その名を暴けTHE FIRST SLAM DUNKかがみの孤城エンドロールのつづき

『さあやとこはる』大阪上映を終えて about Day 2

私の思惑通りとなった 『さあやとこはる』1回目の上映&舞台挨拶 そして迎えた2回目の上映 この日は舞台挨拶はなかったけれど 仲良しさんたちが観に来てくれるということで 私も劇場へ足を運んだ 到着したと同時に 仲良しさんたちがちょうどいて とても嬉しい気持ちでいっぱいになりつつ 劇場に入り 舞台挨拶がないというのに観に来てくれている方々の後頭部を見渡す よかった、これだけの人たちが観に来てくれて と、思いつつ席に座る その後も更に仲良しさんたちが合流してくれて 今日はも

【名作迷作ザックザク㊲】フィルムノワールの時代に展開される邦画版レザボア・ドッグス!! 強欲に憑りつかれた男女の血と汗に塗れた騙し合いが男同士の友情に...なBL映画『血とダイヤモンド』(1964)

 結論から言おう!!・・・・・・こんにちは。  そろそろ大学生は後期試験が終わって春休みの時期ですが、自分が大学生の頃はまだバスタ新宿が無かったので大型連休等で帰省する際は都庁前の新宿エルタワー近辺で夜行バスに乗ってたな~と思い出した、O次郎です。  今回は1964年の邦画『血とダイヤモンド』についての感想です。  CSの日本映画専門チャンネルの"蔵出し名画座"枠の先月の放映作品が本作でした。  神戸税関から盗み出されたダイヤの原石を巡って、強奪犯一味とその対立ギャング団、

映画館で『NOPE』観とけばよかったな。。。

気にはなってたんですけどね。公開当時は観に行けなくて。 そしたら、「米ハリウッドレポーター2022年ホラー映画トップに選出」という記事を見て今更ながら鑑賞。 (Amzon primeレンタルで。) そして、劇場で観とけばよかったと後悔。 勿体ないことをしました。。 今回は、映画に込められたテーマや隠喩や考察などは一切しません。 もう散々されてると思うので。 本作を観て純粋に感じたことを、ツラツラ書いていくだけです。 では、どうぞ。 『NOPE』監督ジョーダン・ピールと

2022年 果てしなき映画ベスト10

2022年は忙しいながらもたくさんの映画に出会えた一年だった。2023年1月が終わってしまう前に、「この映画に出会うために、映画を見続けてきたのだ」と思えた作品を10作挙げる。 ①『恋するアナイス』(2021) 曖昧なまま流されていくのではなく、その時その時の明確な欲望のもと忙しなく駆け回るアナイスのなんと魅力的なことか。欲望の実現のためにはちょっとした嘘もついてしまうけど、自分の心にはどこまでも正直だ。その振舞いの動機は、「明日死んでも後悔しないように」。ちなみに私は“

映画「ゴッドファーザー」の本当の美しさをお伝えしたいんです。

ゴッドファーザー(Godfather)とは カトリックにおいて 洗礼式に立ち会う代父母のことだそうです。 同時に「名付け親」のことでもある。 マフィア映画といば本作を思い浮かべる方も 多いのではないでしょうか? 今回、リクエストを頂きまして、 U-NEXTにて見直してきました。 ・・・自分がこれまで 1回しか見てなかったことを悔やんでしまいました。 圧倒的に美しい。 映像が、というのもありますが、 物語の論理構造と それを伝える画面の使い方が 素晴らしいんです。

2022年 全米ボックスオフィス考察④〜配信サービスとの住み分け〜

「2022年 全米ボックスオフィス考察②〜公開規模別の興行収入分析〜」にて、公開規模別で分類した場合の興行収入の構成比が大きく変化していると書きました。以下はそのおさらいとして、2018年と2022年の「公開規模別の興行収入」をグラフ化したものです。 2018年から2022年にかけて、年間約30億ドルの興行収入が失われているのですが、そのうち65%にあたる約20億ドルが、「2,000〜3,999館公開」規模作品の減収によるものです。 2,000〜3,999館規模の公開作品

ユーモアとシリアスの異種な組み合わせ【イニシェリン島の精霊】映画♯080

近頃、北欧がブラックさを増した映画を量産しまくっている。本年度アカデミー賞作品賞有力候補のひとつ。上映中。 【ストーリー】 本土は内戦に揺れる1923年のアイルランドの孤島、イニシェリン島。 ここでの楽しみといえば皆んな、パブで仲間と話すこと。 中年男のパードリックと初老のコルムは、親友と呼べる仲。 しかしある時、突然コルムから絶交を宣言される。 戸惑うパードリックは、理由を聞くが納得がいかなかった。 【解説というか、レビューというか】 きましたきました、ブラックフ

突劇金魚稽古へ(1/30)

突劇金魚「罪と罰」野村応援予約フォーム 突劇金魚 大阪市立芸術創造館(大阪府) 2023/03/02 (木) ~ 2023/03/05 (日)  「さなぎの猫」クラウドファンディング終了しました。沢山の応援に心より感謝致します! ※オンライン試写やその他のリターンについては、今暫くお待ちください。 近年、猫島として有名な佐柳島に靖という一見ぶっきらぼうな男が暮らしていた。 ある時、靖はびしょ濡れで島を徘徊する花子と名乗る女と出会い、海に落として無くしてしまった「

【名作迷作ザックザク㊱】とある山岳部と学者が語る夢幻の体験談... 山奥の秘境に生きる部落民と彼らが崇める獣人のユートピアは俗世との好奇心の相克ゆえに瓦解する...封印特撮映画『獣人雪男』(1955)

 結論から言おう!!・・・・・・こんにちは。  もうオジさんなのに先週末に映画観に行った際のランチで"ご飯お代わり無料"に心湧き立ち手を出して、一緒に行った友人とともに満腹でその後30分ほどお互いに会話不能だった、O次郎です。  今回は邦画の『獣人雪男』(1955)です。  あのレジェンド作品である初代『ゴジラ』、そして『透明人間』『ゴジラの逆襲』に続く、戦後の東宝特撮第4作ということでネームバリューは十分なものの「表現上の諸問題」を理由にソフト化されず特撮関連書籍からもそ

ロッテルダム映画祭2023日記Day5

29日、日曜日。7時起床。表通りに面しているの部屋の窓から外を見ると、人っ子一人いない。とても静かな日曜の朝。 本日の上映は9時半から、『Voyage en Italie』というフランス映画。「ビッグ・スクリーン・コンペティション」部門の出品作で、良質なコメディドラマ作りに定評のあるソフィー・ルトルヌール監督新作。 そういえば、ここで訂正。先日のブログで「ブライト・フューチャー」部門もコンペ部門だと書いてしまったけれど、同部門に賞はなく、非コンペ部門だった。お詫びして訂正

#おきて #ポケット 観劇(1/29)

突劇金魚「罪と罰」野村応援予約フォーム 突劇金魚 大阪市立芸術創造館(大阪府) 2023/03/02 (木) ~ 2023/03/05 (日)  「さなぎの猫」クラウドファンディング終了しました。沢山の応援に心より感謝致します! ※オンライン試写やその他のリターンについては、今暫くお待ちください。 近年、猫島として有名な佐柳島に靖という一見ぶっきらぼうな男が暮らしていた。 ある時、靖はびしょ濡れで島を徘徊する花子と名乗る女と出会い、海に落として無くしてしまった「

紙の上のスクリーンーー鳥取の映画館と「読む」メディア⑤ 「まち」をつなぐ、映画館の「読む」メディア

2023年1月30日(月)~2月5日(日)にかけて、Galleryそらにて開催する展覧会「見る場所を見る2」の第2部「紙の上のスクリーンーー鳥取の映画館と「読む」メディア」の解説文(会場に設置予定)を、5回に分けて掲載します。 前回(第4回)の記事は以下のリンクからお読みください。 また、展覧会の第1部「米子市内の映画館&レンタルビデオショップ史」の解説文は以下から読むことができます。 第1章「密集する劇場、度重なる火災」 第2章「最盛期の7館体制」 第3章「映画館

映画の撮影だった週末

先週末の土曜日は、以前もブログやメルマガでご紹介した映画の撮影日でした。 こちらは、その映画のホームページです。 このホームページに掲載されている「監督挨拶」を以下抜粋してみます。 クラファンでは800万円以上集まったみたいですね。素晴らしい! 土曜日は朝9時から、この映画のスタッフ、キャスト、エキストラの皆さんがハナリー島に集まってきました。 大統領の一押し(推し?)はミスマガジン2022グランプリの瑚々さん。ちょっとトキめいてしまいました😊 エキストラは、クラ