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シルバー世代のため平日に近場を歩きまわったりします。写真が趣味ですが、昨今のコロナ禍で…

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シルバー世代のため平日に近場を歩きまわったりします。写真が趣味ですが、昨今のコロナ禍であまり写真を撮りに行けない状況がつづいています。写真のほかエッセイ等も投稿できたらとおもっています。当面は読書感想文かも。

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最近読んだ本の感想「うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真」

この本は書評とかでなくnoteでみつけました。 読み終えて、このところ撮影関連でモヤモヤしていたことが、すこしすっきりしたようにおもいます。 自分も写真を趣味としています。風景写真も撮りますが、主にポートレート撮影をしています。 1年以上前から、撮影会が主催しているスタジオに足をはこび、モデルさんと1対1で写真を撮らせてもらっています。 なので、ポートレート撮影をしている人がこの本を読んでの感想ということで書いていきます。 ポートレート撮影を始めたころ それまでに何十年も

    • 浜離宮恩賜庭園でのポートレート撮影

      菜の花が30万本植えられていると知って、ポートレート撮影のためでかけてきました。 この庭園は、かなり盛沢山の特徴があるので、Microsoft Copilot(Ai)に問いあわせてみました。簡単に説明すると下記のようになります。 今回の主な撮影テーマ 「風の谷のナウシカ」の名場面をリアルの世界で表現すること 名場面とは、映画の最後に、ナウシカが身を挺してオーム(王蟲)の怒りを抑えたあとオームの触手にすくわれ、たくさんのオームの触手で空中に持ち上げられ、そこをナウシカが歩

      • 最近読んだ本で思うこと「君が手にするはずだった黄金について」

        初めて読む作家さん(小川哲) なお、主人公は一人称で記述されていて、考えていることがそのまま文章になっている。6つの短編のうち2つについて思ったことです。 ・プロローグ  「あなたの人生を円グラフで表現してください。」という問いかけに新鮮さを感じたけれど、結局そこから先の展開はなかった。  満員電車に乗るのが嫌いな消去法で小説家になろうとしているのが主人公。  女友達の父親が話したこと「何があっても、電話口で怒鳴る人間と、猫舌の人間は信用してはいけない」  これで思い出し

        • モデル撮影でのカメラ設定例等

          ここでいうモデル撮影とは、種々のモデル撮影会でモデルさん、カメラマンが1対1で撮影するスタイルのことです。 noteにもこうしたモデル撮影時のカメラ設定についての記事がたくさんuploadされていますが、約1年モデル撮影をしてきた私個人の設定例ということで書いてみます。(備忘録としても)今後変わっていくかもしれません。 使用カメラはSONYのα7m4です。 今回の設定例は、明るいスタジオでの自然光をつかった撮影を想定しています。 下記について書いてみます。 ・オートフォー

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        最近読んだ本の感想「うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真」

          最近読んだ本の感想「ヒトラーの馬を奪還せよ」

          歴史の事実として、「ヒトラーの馬(闊歩する馬)」は発見されたことが分かっている。 その発見にたずさわった本人が著者なので、そこに至るまでの経緯を知ることができる。重さ1トンもある大きな馬のブロンズ像が長い間、隠されていたのはなぜか。そして今になってなぜ売りにだされたのか。 「刑事コロンボ」というテレビドラマをご存じだろうか。このドラマでは、冒頭で殺人の様子が描かれる。そして殺人課のコロンボが、よれよれのコートを着て、かなり年季のはいったクルマであらわれる。そして数々の証拠

          最近読んだ本の感想「ヒトラーの馬を奪還せよ」

          大塚国際美術館に行ってきました(気になった絵画編)

          今回は個人的に気になった絵画を取り上げます。 1.「エデンの園」(リヴィエール、ヒュー・ゴールドウィン) 女性の表情がたまらない。これまで大変だったけれど、あなたを信頼していますよ、これから希望の生活がはじまるのですね、と言っているよう。男性が二本の傘を持っている。きっと彼女の傘も持っているのだろう。そして女性は両手で男の右手を包み込むように握っている。傘からは雨のしずくがしたたり落ちている。雨は上がったばかりのようだ。 これまでの経験で、女性が両手で包み込むように握

          大塚国際美術館に行ってきました(気になった絵画編)

          大塚国際美術館に行ってきました(名画編)

          何年も前から、いつか行きたいと思っていたのですが、やっと行ってきました。 ここには本物の絵はなくて、陶板美術館です。作成のために権利者に許諾をもらい、オリジナルを撮影した写真を陶板に転写してつくるそうです。なので大きなものは陶板をつなぎ合わせて表現しているので、つなぎ目の線が見えます。でも、そんなことは関係なく、その精緻さ、大きさに感動しまくりでした。 美術館は山のなかにつくられており、入り口から長いエスカレータでのぼっていくとシスティーナ・ホールのあるB3にたどりつきま

          大塚国際美術館に行ってきました(名画編)

          「filmmaker's eye」の感想(写真撮影が楽しくなる)

          写真を撮ることが趣味で、いい写真を撮るために写真の構図の本を何冊か読んできましたが、それらどの本よりもこの本が写真撮影時の考え方に役立つように思いました。 「filmmaker's eye」というタイトルとおり、映画制作者むけの本で、内容はサブタイトルとおりでした。 「映画のシーンに学ぶ構図と撮影術:原則とその破り方」 この本を知ったのは、noteで活躍されている氏家さんがその記事のなかで推薦されていたからです。 ほんの一例ですが、肩越しショット、ミディアムロングショッ

          「filmmaker's eye」の感想(写真撮影が楽しくなる)

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          東京スカイツリー、浅草

          東京スカイツリー、浅草

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          「「集団の思い込み」を打ち砕く技術」の感想

          読み進めるうち、内容の深淵さにコワクなった。 20代のころよんだサマセット・モームの「The Summing Up(要約すると)」以来のことです。 「The Summing Up」は、人生の教訓をこんなに知ってしまっていいのだろうか、と思ったものです。 この本は、社会と密接に結びついている人間の弱さや誤解を具体的事例をまじえ説明している。読後、自分の進むべき道が見えた気がする。 <具体的事例(一部)> ・腎臓移植のための健康な腎臓が10%以上廃棄されいる(自分より前の人

          「「集団の思い込み」を打ち砕く技術」の感想

          群馬の旅(レンズ焦点距離付)

          群馬県の名勝見学に行ってきました。九州、中国、北日本が豪雨に見舞われているなか、まわったところは、青空が広がっていました。 持って行ったレンズは下記2本。 ・TAMRON 28mm-75mm F2.8 ・TAMRON 17mm-28mm F2.8 写真を撮られる方のご参考にそれぞれの写真のところに、レンズの焦点距離を記載しました。カメラはフルサイズなので、焦点距離はこのままとなります。基本トリミングなどをしていませんが、トリミングしたものは、その旨を記述してあります。 <

          群馬の旅(レンズ焦点距離付)

          最近読んだ本の感想「インドの正体」

          「開かれたインド太平洋」という言葉とともに、インドが話題になることが多くなった。また、クアッド(Quad)首脳会合が東京で開催され、仲間のような扱いに思えていたものの、対露制裁決議は棄権したりと、対露制裁で格安になった原油を大量に輸入するようになった インドってどういう国? 自由民主主義の国を標榜してはいるが、ヒンズー教を優先する政策、マイノリティーへの人権弾圧など、西側国とは違うようです(公正な選挙はおこなわれている)。中国と国境問題でもめていることもあり、中国に脅威を

          最近読んだ本の感想「インドの正体」

          最近読んだ本の感想「世界で最初に飢えるのは日本」

          読み終えて、この本はできるだけ多くの人に読んでもらいたいと思った。 食料需給率が低いことは周知の事実だが、日本の食糧供給がこれほど危険な状態だとは知らなかった。 コロナ禍やにウクライナ危機により、穀物輸入が減少し、中国の爆買い、円安等により日本は買い負けている。日本政府には食料安全保障という考えがないようだ。アメリカ等の穀物輸出国は、食料需給するために日本とは比べ物にならないくらい額の補償を農家にしている。そして輸出先の国の農業の力を弱くしていく。日本は自動車関税を下げても

          最近読んだ本の感想「世界で最初に飢えるのは日本」

          最近読んだ本の感想「日本人は「やめる練習」がたりてない」

          こんな異質な世界があるとは思わなかった。いい意味でかなり衝撃を受けた。マレーシア教育の多様性だ。さまざまな人種、宗教が混在している国だからこそ、そうした教育が生まれたのかもしれない。 子供に様々な体験をさせるべき、選択は自分で。日本人は寛容性を持っていると思っていたけれど、たしかに公共の場での子連れにたいする態度はあまり寛容とは言えないように思える。 言語について、マレー系はマレー語と英語、中華系はマレー語・中国語(福建語、北京語、広東語など)・英語、インド系はマレー語・タ

          最近読んだ本の感想「日本人は「やめる練習」がたりてない」

          最近読んだ本の感想「薬に頼らず血圧を下げる方法」

          この本の主張として、血圧は「年齢+90まで、大丈夫」だった。 降圧剤の体へ悪影響を説いていた。 「年齢+90」を超えている人の対策として、ツボ療法が紹介されていたが、これは効果を感じられなかった。やり方がよくないのかもしれないけれど。ちなみに自分は「年齢+90」を超えていないので、これをする必要がないのかもしれない。 ツボ療法はツボを押すことで脳への刺激となり血圧をコントロールするというものだが、これできかない場合は、肺機能の衰えなのだそうです。心臓が送り出す血液に酸素がたく

          最近読んだ本の感想「薬に頼らず血圧を下げる方法」

          映画「2001年宇宙の旅」を観ての感想など

          1968年の映画「2001年宇宙の旅」を観た。 2度目なのですが、後半はほとんど覚えていなかった。 おおざっぱなストーリーは下記。 人類のはじまり(約400年前)、まだサルの恰好をしていたころ、モノリス(黒い石板)にさわり、触発?されて骨を武器にすることをみつける。 サルが、その骨を空中たかく放り投げたところで、宇宙船の時代に転じる。そして月で人類はモノリスを発見する。それは木星にむけて電波を発射していた。人類は木星への旅を数名の乗組員とコンピュータ(HAL9000)に託す

          映画「2001年宇宙の旅」を観ての感想など