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会社の人に優しくされてなんかいろいろ苦しくなった話

期待というのはプレッシャーとも言える。

私は今年から新卒で仕事としてはサービス業に携わっている。1人に対して丁寧に対応するのが得意な自分に合っているんじゃないかと思い入社してしてみたものの入社した後のギャップを感じずにはいられなかった。スピーディーに捌いたり時にはお客へフレンドリーな対応が必要な場面があったりなど自分の長所がことごとく通用しなかった。

接客がなかなか上達しない私にわざわざ派遣の社員の方が仕事の空き時間に接客の特訓をつけてくれることになった。それを聞いた私は涙が出るほど嬉しかった。同期に比べて成長スピードが遅い自分のことを見てくれると言われたから。自分に期待してくれていることが嬉しかった。それと同時に頑張らなくてはというプレッシャーも同時に感じた。自分にこの仕事は合っていないと感じていたし辞めたいなと思っていた矢先だったからだ。いっそ仕事で大きなミスをしてクビにならないだろうか。そうすれば転職の踏ん切りもつくのにと思った。

頑張りたいけど頑張りたくない。周りの期待に応えたいと思っているけど周りにしっかりガッカリされたいとも思う。ガッカリされたらされたで苦しいので申し訳ないという気持ちのままに逃げたい。見離されたい。自由になりたい。安心したい。他人の優しさに触れると色んな感情が湧く。

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