「孤悲。」

の二文字を「恋」にあてた例が万葉仮名にあると万葉集を愛した永井路子氏(先日の『日本経済新聞』朝刊)。恋するときに一人でいる孤独を表現した歌が、あるいは相愛になれぬ悲しみの気持ちが必然的に多くなるか。「恋ひ増す月に日に」のころも今となりては懐かし。
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