湯淺光則@星景写真家

リアルネイチャーフォトグラファーでありながらファンタジックなフォトも得意とする、星景写…

湯淺光則@星景写真家

リアルネイチャーフォトグラファーでありながらファンタジックなフォトも得意とする、星景写真の第一人者。星空案内人(星のソムリエ) 。Youtube NORI PHOTO はフォロワー約2万5千人。Web:https://www.nori-yuasa.com/

最近の記事

今年は好条件!ペルセウス座流星群

お久しぶりですっ。 長らくお休みしていましたが、note復活します! 2021年のペルセウス座流星群は、8月13日4時頃にピークとなり、活発な状況となることが予想されます。2021年は8年ぶりのに好条件に恵まれています。来年は満月に当たってしまうので、ぜひ今年は見ておきたいところです。 ピークはまだ先ではありますが、準備が大切です。恋人と見たいなんて人はどこで見るか、場所も探さないといけないですし撮影したいという方も機材の整備やテストなどが必要です。なんなら流星群の撮影に

    • 接近中!火星を見よう・撮ろう

      久しぶりですが、noteも投稿します。 はじめに火星が近づいてます。見頃になってきた火星は、夜になると東の方に明るく輝いてます。とても明るいので、星はよく見えないような、都会の街中でも楽しむことができます 望遠鏡や双眼鏡などはなくとも、非常に明るく輝いてるので、肉眼で十分に楽しめます。普通のカメラや、スマホでも写せます。赤く明るく輝いてるので、星景写真、星空の写真にも最適です。 今回は大接近ではありませんが、それに次ぐ準大接近です。前回の2018年は、大接近だったので話

      • 夜の危険生物から身を守ろう

        Youtubeであまりウケが良くなかったネタなので、noteではやめといたんですが、せっかく書いてあるので投稿します。結構、大切な話だと思っています。 私は主に夜の撮影を得意としています。夜の写真家、と言うと日本語だと変な意味にとられそうですが、Night Photographer と言うとなんとなくかっこいいのはなぜでしょうかね(^^; 私は対外的にはNighet Nature Photographerと名乗っています。夜に山や森、あるいは海辺に行くことが多いわけですが

        • 6月21日、部分日食を観よう

          6月21日の夕方、日本全国で部分日食が起こります。アフリカからアジアにかけて一部の地域では金環食となります。台湾でも金環食となるので、行く人もいるかも知れませんね。今はまだ行けないかと思いますが。平時なら私も台湾なら行ったかも知れませんが、コロナ騒動でふっとんでしまいましたね。 今回の日食について、ざっくりと解説をします。 0.はじめに(基本)日食とは、月が太陽の前を横切るため、月によって太陽の一部(または全部)が隠される現象です。日食には以下の種類があります。 皆既日

        今年は好条件!ペルセウス座流星群

          天の川を【綺麗に】撮ろう

          0.はじめにとりあえず、ですが、撮影のまとめ的な記事になります。リンクが多いですが、ためになると思いますので、ぜひリンクもご覧ください。下線のある太字の部分はリンクです。 さて、「星空の撮り方の基本はコレ」で、初心者の方がなんとか天の川を撮影する方法、という事で説明しました。準備についても「星空の撮り方の基本 #準備しましょう」で説明しました。それでは、天の川を、より綺麗に撮るにはどうしたら良いでしょう? 天の川を綺麗に撮る要素(条件)とは、こんなところでしょう。順番に説

          天の川を【綺麗に】撮ろう

          Photoshopで美しいモノクロ写真を作ろう。

          いつも星空の話が多いですが、今日は一般的な写真のお話です。Photoshopで写真をモノクロにする方法と私のお薦めを紹介します。まあ、作例は星空でやってみますが。 モード変換と色調補正を使うやり方がいくつかあります。私が知っている6つの方法をご紹介します。基本的には、モード変換はあまりお薦め出来ません。カラーモードを変えてしまいますからね。 1.グレースケール(モード変換) 2.白黒(色調補正) 3.色相・彩度(色調補正) 4.グラデーションマップ(色調補正) 5.Lab

          Photoshopで美しいモノクロ写真を作ろう。

          誰でも撮れる。星空のパノラマ写真。

          1、はじめにパノラマ撮影用の機材がなくても、パノラマは撮れますっ。合成処理も、LightroomやPhotoshopは必要なし、フリーソフトでやっちゃいます。 必要な機材 カメラ、レンズ、三脚、パソコン カメラは長時間露出が出来て、普通に星空が撮れるならなんでもOK。レンズは広角の方がやりやすいですが、何でもOK。三脚もそろっと操作すれば小さなものでもOK。 もちろん、本格的にどんな条件でも撮れるようにするにはそれなりの機材は必要なんですけどね。一定の条件を満たしさえす

          誰でも撮れる。星空のパノラマ写真。

          星空の撮り方の基本 #準備しましょう

          以前、初心者向けに星空の写真の撮り方の基本のお話をしました。Youtubeではこちらにあります。(下線のある部分はリンクしています) 今回は、とても大切な、準備のお話です。撮影の前の準備について、以下の項目を目安にお話していきます。 1 構想 2 調査・計画 3 機材準備 4 ロケハン 1 構想 どんな写真を撮りたいのか、構想を練ります。もちろん、構想が先にくる場合と、その場でひらめく場合があると思います。構想が先に来る場合、私の場合はイメージをイラストに描きます。残念

          星空の撮り方の基本 #準備しましょう

          ポータブル赤道儀 |#3| スカイメモTのレビュー

          今回は私が使用しているポータブル赤道儀のひとつである、スカイメモTの紹介というか、レビューです。 今回は、使い方を説明するつもりはありません。私はケンコートキナーとなんら関係ありません。特に推奨しているというわけではないので、製品の質問はやめてください。論理的な解説ではなく、経緯や気になった事をダラダラと書きます。最後に長所、短所のまとめだけはします。 スカイメモSとスカイメモTでは共用のパーツがあります。どちらもスカイウォッチャーのOEMなのかな。スカイウォッチャーはシ

          ポータブル赤道儀 |#3| スカイメモTのレビュー

          ポータブル赤道儀|#2|選び方と使い方の基本

          ポータブル赤道儀のお話です。ほぼ連続ですが、今回はポータブル赤道儀の選び方と使い方の基本についてお話します。 星の動きを追って、長時間露出で星を点に撮影するには「赤道儀」が必要です。元々は天体望遠鏡の架台の一種なのですが、カメラ用に赤緯軸を省略し、追尾機能だけに特化した小型の機材が売られています。それらを「ポータブル赤道儀」略して「ポタ赤」と言います。「コンパクト赤道儀」「コン赤」とも呼ばれるようです。 前回、「ポータブル赤道儀はなぜ必要か?」というお話をしましたが 追尾

          ポータブル赤道儀|#2|選び方と使い方の基本

          ISO不変性で知って欲しい事

          ISO不変性(ISO Invariance)について #前編 ややマニアックな話になりますが、ISO不変性の話をポツポツと聞くようになってきました。ISO不変性というのは、ひらたく言うと 撮影時のISO感度が低くても高くても、 現像時に露出を揃えればノイズは変わらない。 という事なんですが、この話を、 「ISO感度は低くても高くても画質は変わらない。」というふうに勘違い している方がいそうなので、ちょっと説明させていただきたいと思います。 もう少しISO不変性について

          ISO不変性で知って欲しい事

          天の川を観に行こう

          今回は、初心者向けのお話です。現在の状況では観に行く事は難しいですが、これから、濃い夏の天の川が見られる季節になります。綺麗な天の川を見るために、今から計画しておきませんか? 天の川が綺麗に見える条件は、主に3つ。場所と天気と月の状況です。 1、光害が少ない(ど田舎) 2、広く見渡せる(高原など) 3、標高が高い(やはり高原) 4、南東方面が暗い(夏の天の川は南東方面に見えます) 5、天気が良い(出来れば快晴) 6、月が出ていない(天の川と離れてたらOK) 1、光害が少

          天の川を観に行こう

          ポータブル赤道儀|#1| なぜ必要なのか?

          星景写真のお話|#13|ポータブル赤道儀について ポータブル赤道儀のお話です。連続ではないですが、何回かやろうと思います。今回は、ポータブル赤道儀がなぜ必要か?というお話をします。最初は初心者向けのお話ですが、ちょっと意外な使い方のお話もします。 まず、星は動いてます。正確には地球が自転しているので、星が動いているように見えるだけです。もっと正確に言うと全てが動いてるんですが、きりがないので置いといて。 星の動きは地球の自転によるものなので、1日、24時間で1回転し

          ポータブル赤道儀|#1| なぜ必要なのか?

          Leofoto 三脚 LS-323C レビュー

          三脚を追加しましたのでレビューします。Leofoto LS-323C カーボン三脚です。 Leofotoの事、良く知らない方もいらっしゃるかも知れませんが、現状、三脚では人気ナンバーワンと言って良いでしょう。正直言って、今、三脚買うなら、Gitzo、RRS、Leofoto以外の選択肢はあまりないのでは?しいて言えば、ManfrottoかVelbonでしょうかね。Gitzo、RRSはやはり高いし、RRSは最近不具合の報告も多いです。 今回は、メインになる三脚の買い足

          Leofoto 三脚 LS-323C レビュー

          星景写真撮影のためのスマホアプリ(iOS)

          星景写真のお話|#12| 星景写真撮影に役に立つスマホアプリをご紹介します。私はiPhoneとiPadで使用していますが、その他のスマホでも同様のものが多数使えると思います。私が使用しているものの中からいくつか、やや詳細にご紹介します。その他のアプリについても簡単にご紹介します。それほど大袈裟なコンテンツではありませんが、作成には結構手間がかかっているのと、微妙な内容も含まれるため、誰でも閲覧は出来ないよう、100円ではありますが、有料にさせていただきます。 1. コンパス

          有料
          100

          星景写真撮影のためのスマホアプリ(iOS)

          新型コロナ後の世界

          写真には直接関係ない話題です。 新型コロナはいつ収束するのか?それは誰にもわからないでしょうが、現実的な予測としては、ワクチンが開発され、認可され一般的に接種可能になる時期でしょうからやはり最低でも1年以上はかかると見た方がいいんでしょうね。 言うまでもなく、私は専門家でもなんでもありません。ここ2か月は大阪にも神戸にも行ってません。電車にも乗ってません。10日ほど前に一駅だけ乗ってみましたが、人は少ないですね。これくらいなら電車での感染リスクは高くはないなと思いまし

          新型コロナ後の世界