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秋田移住後にリモートワークをしている私が2年連続でイベント出店販売を手伝ってきたお話し。

秋田では田んぼに水が入り始めました。
いよいよ田植えの季節が近づいて参りました。

リアルなマーケティングが学べるチャンス

普段リモートワークで仕事をしている私が店頭販売を思いっきり体験できるイベントがやって参りました。
普段ネット通販のコンサルティングでデータばかり見ている私が、リアル店舗でマーケティングを学べるチャンス。

2度目の「ガーデン&マーケットinあきた」出店

さて、先日秋田に移住して2度目の「ガーデン&マーケットinあきた」へ出店して参りました。
昨年と同様に妻のお店のお手伝いです。

秋田県内外から大勢が集まるイベント

昨年の反省点を見返すことからスタート

昨年初めて日中でのイベント出店し、様々な課題が見えました。
今年はしっかり反省点を見返すことから準備が始まりました。

テントをリニューアル

昨年は強風に煽られて商品が落ちるのを支えるのに必死でした。
テントには壁となるようなシートがなく、持ち合わせのシートで横と後ろを必死に覆っていました。
そこで、今年はテントをリニューアルしました。

ホワイトで統一することで明るさと清潔感が増しました

テントをリニューアルしたことで、店構えがグッと改善されました。

  • 店名に気がついてくれる人が増えた。

  • 店内が明るくなり、雰囲気が良くなった。

  • 横幅が広くなったことでより多くの商品を設置することができた。

  • 横と後ろのシートがテント本体と結合できるので、風の影響がなくなった。

  • 砂袋を足元に置いたことで倒れる心配がなくなった。

  • 横窓付きでお客様の流れがチェックしやすくなった。

次のイベントに繋げる導線作り

イベントはこの日限りでもお店は続きます。
次回ご来店いただくために、お客様とお話をする際にさりげなくイベント情報をお伝えしたり、袋にチラシを入れることで次のイベントに繋げる販促がしっかりできました。

お花と植物のイベントですから、
「お店の隣に10年かけて作ったローズガーデンがあります。」
とお伝えすると「えー!すごーい!」というお話になります。
これでしっかりお店を覚えてくれます。

次回のイベント情報

昨年はチラシの配置の問題だったり、風の影響を受けて、イベントのチラシをお渡しすることができませんでした。

インターネット通販も店舗運営も同じことが言えますが、一つの販促を点で終わらせていたら、毎回販促費用が発生することになります。
ご注文いただいたお客様を次に繋げる導線を作っておけば、販促費用を軽減することができます。

特に新規のお客様こそ再訪問していただく仕掛けは非常に重要です。
早速、自家畑で採れたいちごを使ったジャムサンドをイベントで購入してくださったお客様が、お店にご来店いただきました。

ランチ弁当の在庫を増やす

イベント会場での魅力の一つが芝生の公園でランチを楽しむことです。
今年はランチを楽しんでいただくための弁当の数を昨年より増やしました。
イベントは土曜日・日曜日ですが、土曜日はあっという間に在庫が無くなりました。

土日で客層と売れる商品に違いがあることに気づく

昨年は土曜日の天気が雨で日曜日が晴れでしたので売上が違っていたのですが、今回土曜日が晴れたことでお客様の客層の違いに気が付くことができました。

このイベントはお花や植物のイベントです。
土曜日はお花や植物を購入することが第一目的のお客様が多かったです。
当店でお買い物された多くがお花を大切に持ち歩いておられました。

土曜日のお客様の多くはランチ弁当を購入される確率が高く、もっと作っておけば良かったと思うメニューもありました。
一方でお惣菜やおやつになるような食べ物はあまり売れませんでした。

お客様に実際に聞いてみると、欲しいお花や植物があるので土曜日の午前中に来たとお話しされていました。

日曜日は客層が大きく変わりました。
お花や植物以外に雑貨やテント・キッチンカー等で提供されている食事を楽しみに来場されたお客様が多く、家族連れはよく見かけました。

人気のキッチンカーやテントもありましたので、ランチ弁当は売れ残りがでました。一方で前日に売れていなかったお惣菜やおやつになるような食べ物は本当によく売れました。

客層の違いは反省点として来年の仕込みに生かします!

従来のイメージを変えるローストビーフ丼

今回のイベントで一番売れたのが新メニューの「特製ローストビーフ丼」です。

創業時を思い出させるようなローストビーフ丼

妻のお店の前身は精肉店であったことから、創業時を思い出すようなようなメニューです。

ローストビーフ丼と言えば、ローストビーフがご飯を覆い尽くしている「あのイメージ」がありますよね。
妻のお店は「ガーデンカフェ」ですので野菜やハーブも取り入れたアレンジに仕上がりました。

ローストビーフは毎年のお節料理でも人気の品で、自家農園から採れるコハゼを使用して作ったソースが美味しさの秘密です。

今年も最強助っ人のJUNKOさん

昨年お世話になった最強の助っ人JUNKOさんは今年も参加してくれました。
お客様への気づきと巧みなトークが本当に素晴らしい。
「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス 」
という言葉がしっくりくるくらい販売スキルが高い。
野球に例えるとメジャー級。本当にありがとうございました。

テント販売はお客様とのコミュニケーションでコンバージョン率が高まる

テント販売の最大の魅力はお客様とのコミュニケーションです。
お客様とお話しできそうな間があれば、すぐお話しするように心がけました。
中でも、お店の隣にローズガーデンがあることはとても大きな強みで、どんなお客様にも興味を持っていただけるネタでした。

また、妻のお店では自家畑で採れた野菜やフルーツを使ったものばかり。
いちごのジャムサンドを販売していたのですが、いちごは自家畑産です。
「ウチの畑で自然と育ってくる天然のイチゴを使って作ったいちごジャムサンドです。」
ということを伝えるだけで、コンバージョン率(注文される確率)は大きく変わります。

イベント終了後も次の準備へ

イベントが終了すれば日々の営業が始まります。
ここで終わらないように、次に繋げる準備が始まります。

損益計算をすぐやる

私はイベント出店がこれで4回目となります。
毎回在庫表を作っておき、売れ残った在庫数をスマートフォンで入力すれば収益を表示できるようにしています。
昨年もですが、1日目と2日目ですぐに分析を行いました。
2日目で数字が伸ばせた商品は1日目の反省会のおかげです。

反省点を書き残す

今年は昨年よりも数字を残せましたが、目標値には届きませんでした。
帰りの車の中で妻と反省点について話し合い、しっかりと書き残しました。
今年の反省点を活かして来年は目標を達成できるように頑張りたいです。

昨年のイベント出店の記事はこちら


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