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【書籍】アサーショントレーニング<家族編>からの学びの記録


MEMO

  • メールやチャットの普及によって、昔は言葉で伝えていたものを文字で間接的に伝えるようになり、家族間での会話の機会が減っている

  • 自分の思っていることを言葉にして伝えないとと家族には伝わらない。自分の気持ちや考えを率直に表現せず抑えてしまうことは、自分にとっても家族にとってもプラスにはならない。

  • 攻撃的な自己表現は、一見すると家族を否定しているように見えても、本当はとても家族のことが好きだったり、家族に自分のことを好きでいてほしいという気持ちが強かったりするが、これはとても残念なこと。攻撃的な表現をされる側の家族は傷つき、馬鹿にされた感じがしたり、悲しくなってしまう。心のなかでは不安を感じていたりする

アサーティブな自己表現のコツ

  • アサーティブな自己表現のための第一歩は、"わたし"を主語にしたアイメッセージで自分の言いたいことを伝えること

  • 自分の言いたいことは言うけれど、相手を否定する気持ちはなく、むしろ分かってほしい、理解してもらいたいという気持ちをもって、落ち着いて丁寧に伝える

  • 逆に家族が言いたいことをきちんと聴き、理解しようという心構えも持つ

  • 自分困っていたり、苦しいときには、「困っている」「つらい」といった気持ちを素直に表現することも大切

  • いままで自分をいたわってこなかった結果、自分を大切に思えなくなっていることが、非主張的な自己表現をするクセを生み出している
    →私は自分よりも、家族を優先し大切にしたいと思っている。でも私自身を大切にできないので、家族や周りの人を大切にするゆとりを持てておらず、どっちつかずになっていたのではないだろうか


ありのままの自分の受け入れてみる

  • こうありたい、こうあるべき、こういう風にはなりたくないと理想を描くが、すべて理想どおりにいくことは難しい。

  • 理想と現実が上手くいかないとき、「どうせ私は不幸なんだ」「頑張っても変えられないんだ」とあきらめるのではなく、まずは自分を優しい目でみてあげて「いまの自分はこうなんだ」と素直に受け入れてあげることが大切

  • そうすれば、自ずと「少しでも理想の私に近づけるように、やれることからやっていこう」といった具合に、前向きに考えることにつながる

  • 自分を律することは大切だけれど、厳しくしすぎない。自分の努力を否定すると、イライラが増えてしまう


失敗をどう考えるか?

誰しも人は失敗をする。失敗はうれしいことではないけれど、失敗をすることで人は強くなる。失敗を経験することで、人に対しても優しくなれる。

私が妻にモラハラを繰り返してしまった過去は、意図せず傷つけようと思ってしていたわけではないので、自分の問題や言動に気づかなかったことによる失敗だと考えてみる。
現にこの失敗を機に、自分に向き合い、自分にも優しくなれ、失敗から多くの事を学ぶことができている。もちろん失敗の責任は負うけれど、失敗の後には成功がある、人生山あり谷ありだと考えてみる。今は谷底から這い上がっているところだから、きっともうすぐ山の頂に立てるはず


ありのままの気持ちを認め、自分をコントロールする

  • 私たち人間は赤ちゃんの頃は、だれしも気持ちを素直に表現するが、大きくなるにつれて、自分の気持ちを表現することが難しくなり忖度するようになるので、自分がどんな気持ちなのか分からなくなってくる

  • 自分の感じている気持ちに疑問を持ったり、自信がもてなくなったときは「どんな気持ちでも持っていい。私はいまこんな気持ちなんだ」と自分に言い聞かせて、ありのままを認めるようにする

  • 一方で、その気持ちにまかせて行動してよいというわけではない

  • 相手の様子をよく見る。いろいろな気持ちをどんな言葉にして相手に伝えるかを考えることが必要。

  • 自分をコントロールするというのは、我慢して言わないのではなく、言ったり言わなかったりすることを自分で調整できるということ


怒りを表現する際のポイント

  • 私たちが頭にきたり、腹が立ったり、イライラしたりして怒りを感じているとき、その怒りの下には、「ショックだ」、「傷ついた」、「寂しい」、「悲しい」といったさまざまな弱い感情がある

  • だからこそ、怒りの下にあるこれらの弱い感情と怒りを感じる理由をアサーティブに伝えることがポイントとなる

  • 「なぜ遊園地に行けなくなってしまったの?約束していたじゃない!!」というよりも、「私は今日家族で遊園地に行けるのをずっと前から楽しみにしていた、だからいけなくなったなんてとても悲しい」といった具合に。

Todos

  • 家族で晩御飯を一緒に食べる時間を持つ。その時は子供だけでなく、親も同じ目線で食べる

  • そのときには、妻や子どもの話を聴く。何か特別なことでなくても、経済性を生まない内容でも、話をすることで人は安心感を覚え、気持ちが楽になる。話を聴いてもらうということは、女性や子どもにとっては自然なこと。


  • 子どもに対して、何か上手くできた時だけでなく、一所懸命に頑張ったことをまず褒めてあげる。テストで良い点数を取れた時だけでなく、勉強を頑張ったプロセスを褒めてあげるようなイメージ。

  • 妻に対しては、何かやってもらった時でだけでなく、日常の些細な気遣いに対して「ありがとう」と言葉で伝える

  • 猫のすずちゃんに対しては、目を合わせてありがとうと言い、優しくなでてあげる

  • そのために今のうちに、自分自身を認め、褒めてあげる人間になり、いまありがとうと言える自分になっておく


  • 自分一人で答えが出ないとき、しんどい時は家族に「相談にのってほしい」「助けてほしい」と素直に言葉で伝える

  • 自立とは、何でも自分でやることでも、人に助けてもらわないことでもない。「いろいろな人に支えられながら、自分に責任をもって自分らしく生きること」こそが自立である。寂しいとき、つらいときに、相談にのってもらうと自分で決めることも自立である


  • ありがとう、ごめんなさいを家族間できちんと言い合えるようにする

  • ありがとうを言葉にしてつたえることで、お互いに気持ちよくなるし、やる気が引き出され、自分と家族との絆はより強くなる

  • 完璧な人間などいない。ゆえに誰でも家族に迷惑をかけてしまうことがある。「ごめんなさい」とあやまって、それを家族が受け入れていくことで、安心することができ、気持ちの良い付き合いができる


  • 夫婦はもともと他人であるから、さまざまなことで気持ちや考えが一致しないのはむしろ当たり前のこと。

  • 揉めることも当然にあるけれど、その時に子どもは自分たち夫婦の関係をどのように見ているのか、感じているのか、子どもの視点に立って見つめ直すことも必要

Others

夫婦やカップルに特化したアサーションの本についても、別途学びを記録していきたい。




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