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白鳥殺人事件 (内田 康夫)

(注:本稿は、2023年に初投稿したものの再録です。)

 かなり以前に読んだ内田康夫さん“浅見光彦シリーズ” ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。

 ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら “浅見光彦シリーズ”の制覇 にトライしてみようと思い始ました。

 この作品は「第6作目」です。
 主な舞台は “新潟”にはじまり“大阪・滋賀・福井・岐阜” あたり。
 大阪・滋賀・福井は出張で行ったことがありますが、岐阜はあまり馴染みがありません。関西方面へ出張するときは普通は新幹線なので必ず「岐阜県」は通りますが、降り立ったことはないですね。プライベートでも、もう40年以上前、学生のころに飛騨高山に旅行に行ったぐらいです。

 ネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、この作品は発生当時社会的にも大きな話題となった実在の事件をモチーフにしています。
 物語の展開としては、終盤に至るまでちょっと冗長な感じを抱きましたが、最後のパートは、犯人の行動が光彦に謎解きそのものを辿る形で進行していくという躍動感を感じる展開でした。
 このあたり、内田さんのチャレンジングな気概を感じますね。シリーズの中でもしっかりした構成の作品だと思います。

 さて、取り掛かってみた “浅見光彦シリーズ制覇チャレンジ”、それほど強い意志をもって完遂しようとも思っていませんので、まあ、“どこまで続くことやら” です。

 次は「天城峠殺人事件」ですね。


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