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チャリンコ・ソロキャンプ1泊分の荷物はこんな感じ

電車andチャリンコ・ソロキャンパーの荷物はどんなもんなのかを、ちょいと紹介してみようと思う。
よく雑誌とかで、カバンやポーチの中身を紹介する特集ページがあるが、それがモデルだろうが素人だろうが、私は割と興味を持って、隅々じっくり見てしまう下世話な人間なのである。今回は、面白そうなので、私と同じく高貴な下世話ピーポーに向けて、雑誌の編集者気取りで私のあまり参考にならないキャンプの持ち物をご紹介してみることにした。

まず前置き。
1泊分の荷物で、焚き火はしないバージョン。
近場で1泊なので温泉も入らないバージョン。着替えも顔のパックとかも無し。(靴下とパンツは念のため予備あり)
山のキャンプぽい面もあれば、快適さを求める面もあるどっちつかずなキャンパーである。
思い立って2時間後に家を飛び出したので、色々と手薄ではある。そのおかげで総重量12kgという軽量で済んだ。
お尻も痛くない通常時は、コットは持っていかない代わりに大きめのバックパック一つに収まるようにしているし、顔のパックとかヘアオイルとかも無駄に持っていくが、今回は近場で1泊、温泉無しバージョン。
ではご紹介。

⓪シート、ペグ込みで3.6kgのテント

テントはこちらの通称:新幹線くん。

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グランドシートもペグも込みで3.6㎏という重さは、担いでソロキャンプに行く人間のテントとしては少々重めである。山でキャンプをするような人たちは1㎏台のウルトラライトなテントを背負っておられるが、私は3倍の重さのテントを背負っている。修行だと思って。しかし、一人だけど2~3人用の広さがあり、荷物を散らかしまくる私にとっては非常に快適である。道中の苦しみよりもキャンプ中の快適さをとることにしたので納得している。雨女の私としては、前室が広くてタープなしで雨を凌いでご飯が食べられるのが、このテントの最大の利点。

私のは、厳密に言うと、色を優先してnature hikeのOEMです。



テント以外の荷物はこんな感じ。

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意外と少なく見える。食料を食べ尽くした後の図。
ちなみにゴミは分別してジップロックにまとめておいて、コンビニの袋に入れて自転車のハンドルに引っかけた。

番号をつけたので一つずついきます。

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①yamatabi30のリュック

山登り用のリュック。今回は軽いこいつに詰め込んでみた。いつものバックパッカー旅の相棒のチャチャは、次の海外旅までは休ませることにした。
チャチャはキャンプ向きじゃないし、重い物を詰め込んであまり無理させたくない。
このmarmotのリュックは背負いやすいし軽い。ただ細身の30リットルなのでとてもじゃないけど全部のギアが入らないため、別でトートバッグを使用。ちなみにリュックには既にテントの新幹線くんが縦に入っていて、テントが半分を占めている。


②DODのバッグインベッド

コット、いわゆるベッド。
どうして「ベッドインバッグ」じゃなくて「バッグインベッド」なのか不思議なのだが、バッグに入っちゃうベッドである。とはいえそれなりに重さはあり(2.4kg)、山キャンプには持っていけない。車キャンプ以外では使っていなかったが、お尻の骨のヒビがまたピキっとならぬよう、体に優しい寝心地を追求し、2.4kgもするこれを背負って持参した。
これを持ってこなければもっと軽く背負えたのに…と後悔しなくもないが、寝心地は最高。
おかげで完全熟睡を手に入れた訳だから良いのだ。
そして、テントとこのコットが①のリュックにすっぽりと入る。
もうテントとコットで既に重さが6kgである。
絶望しそうになるけど、まだまだ詰めます。頑張ればできる子なので大丈夫。


③モンベルの寝袋とダウンパンツとかダウンジャケット

ダウンの物をこの袋にまとめて突っ込み空気を抜いて閉じ込める。これは軽いけどかさばるので、リュックに入りそうにないし、トートバッグに入れて持つことにした。モンベルのインナージオライン極厚とか枕も入ってる。シートゥーサミットの袋の上に全体重を乗せて空気を抜く。

冬の部屋着にもなっている。

④ダウンブーティ

③に入れ忘れたお気に入りのアダムエロペのダウンシューズ。これに湯たんぽを入れてから1分後に履くのが快感である。

⑤オールウェザーブランケット

よく分からんけど、寒いかなと思い、テントの中で使ってみた。NASAが開発したALLなweatherの敷物らしいが、NASAだからそれがどうした?と言えなくもないし、あのNASAやからすごいと思えなくもない。気休めの寒さ対策。テントの中に敷いて、余った分を寝袋の上にフワッとかけて寝た。


⑥椅子、タブレット、モバイルバッテリー

黒のヘリノックスのパチモンチェアは、少しでも軽量にするために足をちょん切って短くしたバージョンの椅子。ここでもDIY癖あり。
タブレットは読書と映画鑑賞用。モバイルバッテリーは1泊なので軽量のものをチョイス。フジロックで数年前に見たキューバのバンド「interactivo」のステッカーを貼った。何かと何かにステッカーを貼りたい人。


⑦sotogohan 鍋とかメスティン、カトラリー

鍋と炊飯用のメスティン、スポーク、いつものルピュイで買ったナイフ、箸、good vibesセットなどなど。sotogohan(ソトゴハン)という名前のポーチは、①のyamatabiのリュックにドッキングできる仕組みになっている優れもの。ここに鍋からなにから全部入る。巾着もひっついていて、膨らみ具合で上向きにも下向きにもリュックにくっつけることができるアイデア商品(値段が高いのが悩みどころだった)。
また、ミニ保冷バッグに鍋に入れる野菜や豚肉、ポン酢、ラーメンを入れてきたけど、帰りは保冷バッグが空っぽなので小さく畳んだ。私の荷物は主に食料品が嵩張ります。どうしたらいいのかしら。だけど帰りは軽くなるのが分かっているのでついつい無理して持ってきてしまう。


⑧いつもの世界観セット

ミニテーブルとポン子のふきん、東野幸治の幻水筒、ゲバラマグ、スノピのチタンマグなど。お気に入りギア。潔癖気味なキャンパーなのでウェットティッシュもお気に入りギアです。

坂口健太郎とお揃いのすずがみ↑お菓子の皿にちょうど良い。

⑨灯り、顔、睡眠、雨グッズ類

ガス缶、ランタン、ヘッドライト、保湿クリーム、耳栓、アイマスク、ポンチョ、靴下の替え、あとはS字フックとかジップロックとか。
そして、この顔柄のasokoのレジャーシートと、IKEAのモノクロドットのトートバッグは水に濡れても大丈夫なタイプ。



以上のギアギア(品々)をぎゅうぎゅうに詰め込んでみたらこうなった。

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立たせてみたらめちゃくちゃ映えた。

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そして、意外と詰め込めばコンパクトになる。
リュックは、sotogohanポーチを上に連結させてポーチとリュックを一体化させることができた。どうやってもスノピのマグが中にもトートバッグにも入らず仕方なく横に吊るしたが、これはいかにもキャンパーって感じがして、大阪へ向かう電車に乗るのがちょっと恥ずかしいから不本意ではある。(しかし、それを吊るしていなくても多分どこからどう見てもキャンプをしてきた人の荷物だとは思う。)

車がないからキャンプに行けないと思っておられる方々。このように、リュックとトートバッグ、電車とチャリンコでソロキャンプも余裕で可能です。コットを諦めればもっと余裕です。ぜひお試しあれ。





トートバッグには寝袋系と椅子を突っ込み、隙間に色々とねじ込んだ。そうすることで、手に持つ荷物は軽くて済み、そのトートバッグは自転車のカゴにすっぽり収まったし、リュックは背負って、チャリンコでゆっくり30分かけて帰路へ。

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夕暮れのはじまり。

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琵琶湖の水が減っているというニュースが今日流れていた。えらいこっちゃ。

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びわこ通りをチャリンコで走る。
途中で雨が降ってきたけど、ポンチョを出すのが面倒で、ネパールで買った紫のストールを頭に巻いてそのままGOした。

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ハンドルにゲバラマグを引っ掛けていたのだが、レンタサイクル返却後に受付のおじさんに「忘れ物やでー」とそのままになっているのを教えてもらえた。
助かった。

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雨女のいいところは、虹女にもなり得る可能性が高いこと。
今日も虹が出た。
分かりにくいけどダブルレインボー。
雨降って地固まる、ではなく
雨降って虹舞い降りる。

以上、琵琶湖のソロキャンプでした。





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