「どうやって」を創り出す力
昨今では、「パーパス経営」という言葉もよく用いられ、経営理念や企業の存在意義の明確化の重要さは広く認識されています。理念、パーパス、ミッション、ビジョン、バリュー、その言葉の定義や意味合いの違いはなんであれ、企業の大目的や使命を明示化する企業が多く存在しています。
一方、明確な理念が存在していても、働く人々が一丸となり理念に向かって行動している組織ばかりではありません。理念に基づく経営戦略が機能していないのです。
あるべき姿を描き、目標を定めることができても、そこへ到達する道を見出すことができなければ、理想論に終わります。「どうやって」を創り出す力が必要です。そして、それは最善の手段であることが望まれます。
「最善なる手段の選択」については、『良いリーダーの具現化力』でも、触れさせていただきました。
もちろん、手段の良し悪しについては、すべてにおいて保証されるわけではありません。選択は、リーダーの意思決定に委ねられています。
意思決定の裏付けを、どのように構築するのか、リーダーの手腕が問われます。十分に検証されたものか、理念・目的につながる線上のものか、関与する人々がよろこんで貢献し合うことができるものになっているか、実現可能なものか、そして実現化の障壁を理解し推進の覚悟があるか……。
「今までこうしてきたから」「これがうちのやり方だから」だけの理由では、あまりにも儚いですね。
「どうやって」を創り出す力が、いま真に求められています。
村上紀子
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