「治す」情報を探すより「治る」体を作ろう！
体に不調を感じたらどうしますか？
どう考えて、どんな行動をしますか？
「治す」ことばかり考えていませんか？
不調を感じたらどうする？
心を笑顔にする薬膳師、漢方カウンセラーで国際薬膳師の池田のりこです。
みなさんは、体に不調を感じたらどうしますか？
例えば、頭痛が続いているとき。
鎮痛剤を飲む
寝て様子をみる
「どうしてだろう？」と考えてみる
私は「3」です。
もちろん、我慢できないほどの痛みなら鎮痛剤も飲みますし、疲れが溜まっていたら寝てしまうこともあります。
でも、その後に必ず「どうしてだろう？」と考えてみます。
「どうして頭が痛くなったんだろう？」
「最近どんな過ごし方をしていたかな？」
「元の元気な状態に戻すにはどうしたらいいかな？」
…と振り返ってみるのです。
「どこの病院に行こう？」
「どの薬飲もう？」
「治さないと…」
ではないんです。
「気のせいだ…」
「いつものことだし…」
「寝たら治るし…」
でもないんです。
症状が出る原因を見つけないと、治癒はできません。
原因は自分の「内」にある
すべての原因は自分の内にあって、外にはないのです…。
どんなにネットで調べても、病院を探しても、名医と出会っても、勉強しても、自分を変えなければ何も変わらないんです。
「外」ではなく、「内」を見ないと…。
毎日元気に仕事をしたり、家族と一緒に楽しく過ごしたり、「すべてうまくいっている！」と思っていたら、突然病に倒れる…ということがあります。
「なんで？」
「すごく元気だったのに」
「会社や上司のせいだ！！」
と自分の「外」ばかり見て悲しみます。
「添加物のせいだ」
「農薬のせいだ」
「あれがダメ、これがダメ…」
と、とにかく「良い（と言われている）もの」を探しまくるのです。
漢方カウンセラーをしている私のもとには、「この病気、あなたは治せますか？」「あなたは治したことがありますか？」と連絡をしてくる方が多いです。
正直に言います。
「私が治すのではありません。病気になった原因を突き止めて、もとの元気な状態に戻す方法は見つけられるかもしれませんが、治るためにはお客様の協力と努力が必要です」と。
「病気が悪い」
「悪いものを取って欲しい」
「元気にして欲しい」
その気持はとても分かります。
私もたくさんの病気をしたから…
全ての原因は、どこにあるのでしょうか？
「良い食べものを食べている」
「体の良いものを使っている」
「自分や家族のため」
「自分や家族を思って」
と考えている方が多いです。
「一生懸命勉強したのに…」
「必死で探して買ってきたのに…」
「がんばってきたのに…」
「なぜ、自分や家族が病気になるの？」
「もっとがんばらなきゃ…」
「もっと良いものを探さなきゃ…」
となりがちですが、こうなると悪循環…。
せっかく体が整えようとしているのに、治るものも治らなくなってしまいます。
特定の疾患以外の症状は、突然には出ないのです。
小さなサインはもっと出ていたのに、気づいていないのです。
そして、あるとき心も体も動かなくなる…。
「私ってダメだ」
「もう希望なんてない…」
と嘆き悲しみ、現実に気づくのは体調が悪くなってから…。
それでも
「病院探さなきゃ」
「西洋薬は良くないから漢方薬を…」
「食べものでなんとかしなきゃ…」
「○○がいい…○○もやってみる」
と外に外に求めていくのです。
もう「外」ばかり見るのを止めませんか？
人間の体のことを知ろう
自分や大切な方の体のことに、もっともっと普段から目を向けませんか？
バランスを崩したのは誰のせいでもないし、環境のせいでもないし、すべてあなたの過去の「選択」の結果なのです…。
食品のこと
添加物のこと
栄養素のこと
病気のこと…
知ることは大事です。
でも、もっと大切なことがある。
それは、あなたの体の「中庸」。
西洋医学は多くの人の平均値を正解としますが、中医学では「自分のベストコンディション」を基準とします。
だから、みんな違うのです。
「血圧130」が悪いのではないんです。
「血圧130」が体に悪影響を与える人もいれば、「血圧130」ないとしんどい人もいます。
外に向けるベクトルを内に向けよう。
すべての原因は、あなたの「内」にあるんだよ。
あなたの過去の「選択」の結果が、今の心と体を作っているんだよ。
「私は悪くない！」ではなく、何を選択したのかを振り返ってみましょう。
悪いのではなく、ただ知らなかっただけだったり、目の前にその選択しかなかったのかもしれない…。
だったら、今からそれができるようになりましょう！
過去でも未来でもなく、「いま」を見よう。
他の誰かではなく、「自分」を見よう。
あなたの心と体の中庸を知って、そこからどれだけ離れて、どうやって戻すのかが分かれば、きっと後悔なんてしない…。
もちろん、すべてが中医学で解決することはないけど、選択のひとつとして
知っておいて損はないはず。
あなたや大切な家族を守るためにやるべきことは、あなたや大切な家族の中庸を知ること。
昔のおばあちゃんは、それをしていたんです。
「寒くなってきたから腹巻きをしなさい」
「お風呂は10数えてから出なさい」
「たくさん汗をかいているからトマトを食べなさい」
「夏のおやつはスイカ」
「お腹の調子が悪かったらりんごジューズ」
「頭を触って熱ければ氷嚢」
「顔色が悪ければ温かい飲み物」
「痛いところを優しくさする」
世の中が便利になったことで、外に頼ることが増えました。
体温計なんてなくても、体を触ったり顔色を見て「熱がある」と診断していたのです。
息が速いとかしんどうそうとか、「いつもと違う！」ということに気づいていたんです。
体のことを知ろう。
人間が置かれている自然界のことを知ろう。
常にバランスを整えよう。
「自然界と人間のバランス」「内臓のバランス」「内臓と感情のバランス」をしっかり取っていれば、毎日を笑顔でご機嫌に過ごせます。
白黒どちらの正解なんてないし、白に近い黒もあれば、黒に近い白もある…。
「いまはいつもと比べてどんな感じかな？」と見ることがとても大切なんです。
診断する力をつけよう！
食べものを選ぶ力をつけよう！
医療を選ぶ力をつけよう！
それができるのが、中医学。
中医学理論をベースに食べものを選ぶ薬膳を、あなたも始めませんか？
知りたいけど勉強は苦手…
薬膳スクール「健膳美食サロン」では、理論を深めて暮らしに活かせるよう大改革を考え中です。
年内には発表できたらいいなぁ…なんて思っていますが、通常業務もあるのでゆっくりね…。
「じゃ、今から始めたら損する？？」なんてことは、ありません。
お話を聞いてみたいなぁ～という方は、ぜひセミナーを受けて下さいね！
11月には神戸ポートピアホテルで、冷え改善がテーマのフレンチ薬膳コース付きの薬膳セミナーもします！
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「えー！来年の手帳買っちゃった！」という方もいるかもしれませんね。
でも、薬膳手帳2023は、予定を書き込むだけの手帳ではないんです！！
「自分の中庸」を知って、そこからどれだけ離れたかが分かるようになるために、振り返りをするページがあります。
三日坊主になりそうでも、私たちがLINEでサポートします！
「振り返りの日ですよ！最近どうですか？体でしんどい場所はないですか？私は最近こんなことがあって…」とメッセージするので、一緒に振り返りましょう。
手帳に書ききれなかった旬の情報や診断方法、食べものの選び方やレシピなどを定期的にメッセージします。
そのLINEや薬膳手帳のコラムや薬膳ハンドブックを見て、気づいたことをフリーページに書き込んでいくと、自分の中庸が見えてきます。
「なんとなく過ごして、あっという間に1年が終わった…」とならないように、1年間しっかりサポートします。
これができれば、自分の傾向と対策が分かって、「自分のトリセツ」ができます。
忙しくなると、こうなるな…
夏になると、この症状が出るな…
秋になると、気持ちが落ちやすいな…
食べ過ぎると、むくむな…
ということに気づけば、前もって対策できますよね？
頭痛に悩んでいる方は、頭痛が起きたら記録をして、その前後の予定や体調、感情などを見比べてみて下さい。
何かしらの傾向が分かります。
花粉症も同じ。
「今年はひどいなぁ…」とか「今年はラクなんですよね」とか、ありますよね。
花粉の量でしょうか？
だったら全員そうなりますよね？
もう分かりますよね？
前年の自分の過ごし方によって違うのです。
ネット検索やテレビやYouTubeの「外」ではなく、「内」をしっかり見ましょう！！
私はのべ3000人以上の漢方カウンセリングをしてきた経験があるので、診断が得意です！！
15年間、セミナー講師や講演をしてきたので、楽しく伝えるのも得意です！！
一緒に楽しく、暮らしに活かせる薬膳をしましょう～！！
産経新聞の連載「薬膳のススメ」も読んでね。
https://note.com/noriko_ikeda/m/m46e2a67da394
おしまい。
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