マガジンのカバー画像

読書2021

20
2021年に読んだ読書感想文。
運営しているクリエイター

#自己啓発

スタンフォードの自分を変える教室/ケリー・マクゴニガル

率直な印象は、10年ほど前から流行っているアメリカ発の啓発本。
実験の実例を交え、自己変革へのポイントを探っていく。
若干の読みづらさと、少し面白みに欠けているようにも感じたが。
知らないことも多く、スマートな現代人が目指す思考を垣間みた気がした。
瞑想、運動については、他の書籍でもよく目にするので必須なのだろう。

◎MEMO
呼吸を遅らせれば自制心を発揮できる。
運動をすれば脳が大きくなる。

もっとみる

世界のエリート投資家は何を考えているのか/アンソニー・ロビンズ

金融業界の巨人たちの言葉と、筆者の自己啓発的語りがミックスされ理解しやすい。
特に5種類の「経済的な夢」は、実際に計画し実現したいと思う。
米国と日本では、システムやサラリーなど異なる部分も多いが、概ね納得できる。
ただ債権を含むPFについては、この低金利時代にマッチするかは疑問が残った。
その点は巻末の山崎元さんの解説がわかりやすく、今は米国株中心にならざる得ないのでは。と個人的に感じている。

もっとみる

嫌われる勇気/岸見 一郎・古賀 史健

アドラーの教えは心理学ではなく、哲学に感じた。
“いま、ここ”という概念は、禅や儒教・宗教に通じる。
哲人と青年の問答という構成が、読みやすく理解につながる。
勇気、課題の分離、共同体感覚、自己受容、他者信頼、他者貢献が大切と説く。
「7つの習慣」同様、非常に内容が濃く、もう一度読み返すべき書。

◎MEMO
人生は他者との競争ではない
自己への執着を、他者への関心へ切り替える
普通であることの勇

もっとみる