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読書2021

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2021年に読んだ読書感想文。
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2021年6月の記事一覧

嫌われる勇気/岸見 一郎・古賀 史健

アドラーの教えは心理学ではなく、哲学に感じた。
“いま、ここ”という概念は、禅や儒教・宗教に通じる。
哲人と青年の問答という構成が、読みやすく理解につながる。
勇気、課題の分離、共同体感覚、自己受容、他者信頼、他者貢献が大切と説く。
「7つの習慣」同様、非常に内容が濃く、もう一度読み返すべき書。

◎MEMO
人生は他者との競争ではない
自己への執着を、他者への関心へ切り替える
普通であることの勇

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チーズはどこへ消えた?/スペンサー・ジョンソン

自分の置かれている状況に照らし合わせ、ドキッとした。
目の前にあるチーズは、腐りかけているのではないか?と。
友人のOさんは、それに気づいて新しいチーズを探しに行った。
変わらなければいけないことは、しばらく前から気づいている。
まだ方向が定まらないけど、進まなければならない。

◎MEMO
従来どおりの考え方をしていては新しいチーズはみつからない
2021.6.20

120の遺言/樹木希林

短い言葉のひとつひとつに、いちいち納得がいく。
前世は、偉い坊さんだったんじゃないだろうか。
何度も生まれ変わって、実業家だったこともあるような気がする。
ユーモア、癌と向き合った死生観。
病気になり狼狽えた時、もう一度、読み返してみよう。

◎MEMO
遊びをせんとや生まれけむ
2021.6.17

禅とジブリ/鈴木敏夫

鈴木敏夫さんの話しぶりが、とにかく好き。
偉そうでなく、学びが多く、何だか落ち着く。
そんな鈴木さんが禅僧と語る。
南嶺老師の凄み。好きになった人は?の解に、修行の道に思いを馳せた。
座禅は、ゴミ捨て場という考え方も面白い。

◎MEMO
放下著
即今目前
色即是空
2021.6.8