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のんた、研究授業やることになったってよ

こんばんは、最近更新が滞っているのんたSENSEIです。

理由は色々ですが、シンプルに忙しかったです。

特に、研究授業(授業公開)をする立場となると忙しさは格別。

準備…準備…また準備。

そして、当日を迎えるまで陰鬱な気持ちで生活する毎日。

「こんど、研究授業をするんだけど、どうしても不安が拭えない…」

そんなあなたにオススメの記事です。


不安? あるのが当たり前

私も教員を長く続けていますが、研究授業というものが教員の世界にはあります。

研究授業とは、

先生方がテーマに沿った教科の単元や教材を研究し、先生同士で授業を見合い、検討をすることです。

これが、緊張するわけです(笑)。

私は有り難いことに今まで多くの研究授業を行わせていただいてきました。

その中で、当日を迎えるまで緊張しないことはなかったです。


「見られること」に対する不安よりも…

「失敗したら…台無しにしたら…」という不安。

自分が考えて自分だけで行う研究授業ならいいんですけど、学年の先生や部会の先生、研究会の先生方が関わってくる授業となると…やっぱり不安ですよね。

もし若手のあなたが、会を代表して研究授業を公開することになったのなら…あなたは、将来とても有望な教師です。

研究熱心で、失敗を恐れない。

そんな未来を見据え、日本の教育の向上のために自分で労を惜しまない…そんな有望な先生が多く育ってほしいと思っています(割と本気で)。

まぁ、研究授業を受けることになると、確実に勤務時間は超過します。仕方ないですね。こればっかりは・・・。


とはいえ、不安なわけです。

もしあなたが、不安で夜も眠れないのなら、私がその不安に対抗できる、よく効く薬を持っていますよ。

あなたにあげます。


不安に対する特効薬

結論から申し上げますと、それは…

「練習」のみです。

この薬、めっちゃ効きます!

授業を実際に行っていることを想定し、

自分の中での模擬授業を何度も行うこと。

これが、特効薬です。


え、当たり前のこと言うんじゃないって


でもねえ、これ効くんですよ。

不安に対する唯一の薬は、練習だけ。

単純なことすぎて、つまらないならそれでいいです。

逆にいうと、不安に対する薬なんて存在しないんですよ。


例えば、もしお酒を飲んで気分を紛らわしたとしても、

酔いが冷めたらすぐに不安が襲ってきます。


例えば、抗うつ剤を飲んだとしても、

原因が変わらないから不安はなくなりません。


原因とは、研究授業を行うこと。


私も、研究授業をやると決まったその日から、それはもう避けていましたよ。

指導案どうしようかな…本時案は…教材は…発問は…ワークシートは…。

色々と不安です。

事前に準備できるものはいいんですよ。

ただ、当日への不安はなくならない。


だからこそ、当日の授業をシミュレーションすること。

繰り返し、することです。


それだけがあなたの不安を取り除いてくれます。


練習の仕方

では、経験10年の中堅先生が行う研究授業への準備の仕方をシェアします。

Step1:指導案の文字起こし

 指導案を見ながら、授業を文字起こしします。

・教師の発言や指示

・子どもの反応

・教師の動きや子供の動き

・ワークシートや掲示物の提示のタイミング

などを文章で打っていきます。

wordやpagesで作成します。

ベタ打ちでいいので、どんどん打っていきます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

①挨拶

「今から、5時間目の授業を行います。よろしくおねがいします。」

②今までの学習の振り返り

「今まで、ごんぎつねの登場人物の心情の変化を読んできたね。最終目標は、ごんぎつねの音読劇をすることですね。」

③めあての提示

「音読劇をするという目標を達成するためにの、今日の授業のめあては…」

・一斉にめあてを音読させる。

④めあてを達成するための見通しを立てる

「さて、このめあてを達成するためにどんなことをすればいいと思う?」

→◯◯をすればいいと思います。

→…

→…

挙手させ、2,3人に発言させる。

⑤…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こんなふうに、ベタ打ちでいいのでとにかく授業の流れを打ち込んでいきます。

Step2:原稿を丸暗記

次に行うことは、作成した原稿を声に出して読み、流れを完全にインプットしまくることです。

何度も読みます。

私自身も、研究授業前に原稿を作り、20回は読んだかな…?

なにぶん物覚えが悪いので、時間がかかりました(笑)


暗記するときには、授業の内容を大枠で捉え、その後で細部を暗記していくことをオススメします。

例えば、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1.挨拶

2.前時までの振り返り

3.めあての確認

4.学習の見通し

5.ワークシートの配布

6.活動1

7.途中の振り返り

8.活動2

9.振り返りの記入

10.感想交流

11.まとめ

12.次時の予告

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こんなふうに、まず大枠で学習の流れを捉え、覚えた後に細部を詰めていきましょう。

Step3:黒板の前でゆっくり原稿を確認しながら授業を模擬してみる。

次は、実際に誰もいない教室で模擬してみましょう。

先輩の先生が見てくれることもあるかもしれませんが、まずはこなれてくるまで自分で修行するのがいいと思っています。

教師の指示や発言だけではなく、子どもの反応も言葉で言ってみます。

もし教師が子どもの反応を口で言えないのなら、それは子どもがどんな反応をするかを想定しきれていません。どんな反応を期待して先生が指示や発問をするのかを考え直しましょう。

このとき、掲示物の貼る順番や、板書の内容を考え、実際に黒板に書いてみます。

自分のペースでやってみましょう。

私は研究授業の前には、それこそ何度も何度もこのイメトレを行います。そうしないと不安だからです。


Step4:目を瞑って想像で模擬してみる

最終的には、目を瞑って授業を流すことができれば、完璧です。

もうこの授業の流れはあなたのものです。

もし目を瞑ってでも流せるのなら、これ以上の準備はいりません。

私は出勤中やトイレ、お風呂の中で想像してやってみました。


色々言ったけど、要するに「Just Do It!」

結局この言葉につきます。

Just Do It! やるのみ。

不安の大半は、予期できない未来から来ます。

ノンフロー状態なわけです。

脳の状態がノンフローになると、不安とあせりと緊張とビビリがいっぺんに来ます。ノンフローてんこ盛りで来ます。

もし、ノンフローについて興味がある方は私の過去記事をお読み下さい。

そんなわけで、とにかく練習あるのみです。


HISASHIさんも言っていたよ

私が好きなロックバンドの「GLAY」のギター担当の「HISASHI」さんも言っていました。

ライブの前の緊張を消す唯一の方法は練習だと。


反復練習は裏切りません。

成功させたいのなら、ただやれ。

以上。


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