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梅の花が咲く

雪の中、梅の花が咲いてきました。

雪でつぼみが落ちていくと
思っていましたが、ほとんど落ちず。

雪でも真っ先に咲く。

なんだか昔の和歌で梅が
出てくるのも
わかる気がします。

当たり前だけど、間近で見たら、
冬に咲くのは
やっぱり不思議です。

寒さに耐え、
花が咲く。

暖冬とは言っても、
結局50cmくらい雪が
積もりました。


毎年、雪や風で
ある程度の花びらは飛び散るか、
落ちます。

何年か前、雪対策をした
ホームセンターの
レモンなどの苗木は
壊滅でした。

種から育った梅は
細々と生き抜いている。

種からのものが、
最強だと思います。

現に、庭にまいた
ゆずや甘夏などの種は、
今は30cmくらいの高さまで
育っています。

今は雪に埋もれてますが、
折れても枯れない。

根がしっかりはれば、
年々育っていく。

期待しないのがポイント。


雪の中、真っ先に咲く梅。

気にもかけない、心配もしない、
特に手助けしない、

結局このような植物が
体にもいいものばかりです。



野草のハコベですが、今は雪に埋もれています。それでも
枯れない。取って洗う手間こそあれ、
いい味しています。
誰かが捨てたニンニクですが、
毎年、結構育っています。
これを見ると、真面目に育てるのが
バカバカしく思えてきます。
捨てられた玉ねぎですが、根と茎を伸ばし、なんとか生きる。


マコモダケ、雪に埋もれて枯れたように見えますが、
根は生きています。
また春に芽が出てさらに広まります。
クレソンも生えています。


こうやって見ていくと、
植物は自然に任せる。


いろは革命歌にも、同様の内容がありました。無為無策の
勝手勝流。

わら一本の革命が有名ですが、
結局、最後の作品、
「いろは革命歌」に
全て込められていると思います。

自筆の文字の印刷、絵、
そして英訳あり。
書体も毎日見れば、だんだん読めるようになりました。

英訳が後々になって助かることもある。

以前、外国の人が畑をみたいというので、連れていきました。

Do Nothing、一言が
最も説得力が
あったようです。

福岡正信さんの本は
近年のものは読みやすく、
過激な表現等は改正されて
います。

でも古いもの、改訂前、あるいは手書きのものの方が著者の意図が
よく伝わるものです。

伝えたいことこそ、過激に表現されているだろうし、意外な交友関係までわかることがありました。

内容がわかるわからないに関わらず、
原書で読むってとてもいいです。

その点、このいろは革命歌は、
新しいけど、原書に近く、文は短い。
ついでに英語あり。とてもいいです。

さて、自然が植物を育むなら、
人は何をして行こうか。

そんなわけで、カレーに使うスパイスを
活用してみました。

スパイスといえば、インド。
うまく使えば、結構いい感じでした。


そばがきの生地に混ぜて練り上げることにしました。
そば粉は体を温める。
スパイスは熱で香り立つ。
この特性、よく合います。

強火でしっかり練り上げる。
豆麹みそ
入れて煮込む。
キクイモも使う。
カレーうどんのような、でも
スパイスのおかげで味が奥深い。


そばの風味があり、これはいけますね。

豆みそだと煮たてても味は良くなる。

スパイス屋の配合は見事です。

素材の味を生かして調理。

そば通の人からすれば、
ダメだろうけど、別に誰の迷惑を
かけるわけでもない。

カップラーメンよりも短時間でできて、
冬場には良い一品になりました。

形が悪かったり、かつお節を忘れたなどありますが、

カレー蕎麦がきは、なかなかいいと
思います。

ついでにそば湯にスパイスはどうかと思ってやってみたところ、
かなりいい。


そば粉を水かぬるま湯で溶き、
火にかける。
そば湯は火で加熱したほうが、
断然美味しくなる。



スパイスも適当に混ぜる。
水出しの昆布出しなどをベースに
使ってもいい。

隠し味でしょうゆ数滴入れたら、
昆布と合う。
立派なカレーそば湯スープ。
具は気分と在庫次第、ご自由に。

仕上げにかつお節を削って散らす。
所要時間わずか数分。


どんなに寒かろうが、そば湯とカレーの
謎のスープ、一気に体が温まります。

料理も基本さえあれば、
手軽にできるものは多い。

梅干し
みそ
昆布
煮干し
かつお節

しょうゆ


大豆
そば

旬の野菜
多少の旬のお魚など。

さらにスパイスでもあれば、
結構幅も広がるわけです。

華やかさこそないけど、
十分な料理ができるし、不思議と
力もでる。

決して味はまずくない。

頭では脂っこいものを
欲しがることもあったけど、
あとあと眠くなり、体が重い。

栄養価はあるんだろうけど、
やっぱり梅干しとお粥か、
そばがき、そば湯くらいの方が、
不思議と体も頭も働く。

塩分高い梅干しは、やっぱり、
おかゆによく合う。

梅干しは、どんなに塩辛くても、
4、5年で味が一気に
まろやかになることが
わかりました。

以前は2、3年先の予定で梅干しを
作ってましたが、5年10年先を見て
塩分がっちし、しっかり天日干し、で
大量にやっておくことにします。

毎日何かに使ったり、ちょこちょこ誰かにあげると、
知らないうちに梅干しは
なくなる。

切れたら買おうかと思いきや、
まともなシンプルな
梅干しがどこにもない。

塩とシソだけで全く問題なく、何年でも保存できるのに、
味付けなどすると、
おそらく保存は無理。
全く別ものになってしまう。


2018年の梅干し。見た目とは真逆で、
塩がぬけたような、
とてもまろやかな風味です。


梅は種からだと概ね7、8年くらいで
実ることがわかりました。

多少の虫がつくことはありますが、
結局、実って梅ができる。あとは
複雑なことしなくても、
塩で漬ける。

天日干しして、何年か経てば
結構いい感じになります。
3-5年以上がかなりいい。

実家でも、黙って5年もの以上の梅干し渡せば、結構好評でした。

以前は減塩梅干しなどして
変に頭使うと失敗もあった。

20%以上の塩、天日干し、
あとは何年か待つ。

待つとはいっても、
人生、他にすることはあるので、
考えることはない。

これだけで十分です。

5年は長いように見えるけど、
毎年同じことをしていれば、
後で悩む事もない。

ただ思うのは、まともなものが
市販ではない。

日本人と梅って確か1000年以上
関わりがあるはずですが、

何故手を加えて、味付けして
台無しにしてしまうのか。

いらない手間をかけて、
梅を台無しにしてしまう。

梅の腐敗防止、殺菌効果もきっとない。
手間暇費用かけて、台無しにする。

本当、バカなんじゃないかな、
って思う。

でも、周りを見ていても、
自分を振り返っても、
なにかしら、バカな面があるわけです。

だから、個人の欠点があっても、
よほど迷惑でもかけていないなら、
気にしなくてもいいかもしれませんね。

梅干しが商品なら、
やっぱり何年も寝かせて世に回る、って
できないようですね。

そもそも買うものじゃなくて、
作るもの、って考えていくのが正解かもしれません。

野菜を買う、米を買う、
いつから始まったのか分かりませんが、
本来は人がタネを蒔いて作るもの。

梅干しこそ、作るもの。

それも複雑な工程はない。塩
梅、塩、赤しそだけ。天日に干すだけ。

要は頭使わないでできる。

植物が育つのも、手間はいらない。

何か作る時も手間と思わない。
料理の一工夫、アイディアこそ、ちょっと
頭使ってやってみよう。

思いつきでもシンプルであることから
離れない。

カレーでも食べて、
こういうのは楽しく
やっていくのがベストです。


夜は氷点下のはずだけど、枯れない。
雪のなかでも咲き始める。やっぱり不思議です。




この気温だと昆虫が来て受粉するんだろうか、
わからないことばかりです。

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