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野菜と野生動物


一部、丁寧に草取りをして
野菜を植えていたところがありますが、
鹿にやられました。

冬瓜やカボチャの葉、
ばら蒔きで順調だった、黒千石大豆も結構食べられてしまいました。

こういうのは、致し方ないですね。

今まで、この夏に鹿が来ることは
なかったので、
山に何か異常があるように思います。

食べ物が少ないのか、
山に人が入っているからなのか、
異常気象なのか、
全くわかりません。 

色々な理由があってのことだと思います。

黒千石大豆が鹿に食べられるのは、今まで一度もありませんでした。

ですが、草の生えているところにばら撒いた
黒千石大豆は、大丈夫でした。

草の中の冬瓜も無事です。

鹿の被害は丁寧に植えたところが
中心でした。

皮肉な感じがします。

ササやススキ等の野草の中で育つと、
鹿に気づかれなかったようです。

適当に、いい加減にやっていたところがノーダメージ。

意外かもしれませんが、黒千石大豆など、
雑草のなかでも成長する野菜はあります。

草の中に、種をばら撒く。
普通なら、育つはずはないと思います。

こういう栽培が楽で、
尚且つ、動物の被害が少ない野菜が本当に助かる、って思います。

鹿や猪に腹を立てることほど、無駄なことはありません。

ここで動物に怒りの感情を抱くと、
後からすごく疲れます。

彼らはただ生きているだけです。

悪気も何もないはずです。

至って冷静になった方がいいです。

「鹿が来るようだ、

さて、どうしよう。

黒千石大豆、まだ間に合う。

追加でばら撒こう。

丁寧に草刈りしてまくのはやめよう。」

「菊芋が多すぎるので、
一部、申し訳ないけども、刈り取って
他の野菜の種でもまこう。」

などと、いろいろ考えて手を打っていく
方がいいですね。

なるほど、キクイモを生かしてみる栽培、
ってどうだろうか。

今まで思いもしなかったような
アイディアが出ることもあります。

6月頃には、菊芋は2メートル近く、茎が伸びます。

菊芋が生えていると、他の雑草は抑えられます。

キクイモには申し訳ないけども、
菊芋を少し刈り取って、
一部引き抜く。

そこに他の野菜を植えてみるのも良いかもしれない。

柵を用意する、のもいいかもしれませんが、
今回は却下。

鹿の嫌う野菜があるのかどうか、調べてみる。

などなど、色々出てきます。

それにしても、キクイモやアピオスといった、
北米原産のもの、

アメリカンインディアンに関係のある野菜は、
動物にやられる可能性が低いこと、

生命力が強く、栽培が容易、

たくさん収穫ができる、
といった特徴がありますね。

となると、夏野菜と大豆等は、鹿対策をし、
手間のかからない野菜、

放任、ばら撒き、自生するようなものを
徹底的に調べて栽培する、

超らくらく野菜なるものだけを
栽培するのも一つの考え方です。

らっきょうやシソ、
エゴマ、ミョウガなどは
完全放任で
栽培できています。
種まきすらせず、
必要な時にとるだけ。

丹波黒、美味しいけども、
鹿が大好きなんですね。甘いから。

また栽培には、一手間かかります。
(植え付け、摘心などした方が
多く実ります。)

黒千石大豆、借金なし大豆などは、
小さいけども、
栽培がとても楽です。

今年は小豆は蒔いていません。
でも、野生種のヤブツルアズキが
かなり生えています。

秋に収穫した、ヤブツルアズキです。小さいですが、あちこちに生えています。
アズキの原種だそうです。
ツルが今でも勝手に生えています。縄文時代から栽培されていたらしいです。


ヤブツルアズキを秋に
収穫するだけにします。

楽な野菜に絞り、
野草/薬草を調べながら活用する、
十分健康は保てると思います。

手間のかかる野菜が、意外に動物に
やられやすい
傾向にあるのかもしれません。

あと、今まで気がついたことで、
鹿は、新芽が好きなようです。

野菜に限らずです。

どういうことかというと、
雑草でも、20cmくらいの高さは残しておいて、きれいに刈り取る。

(スパッと切るような感じが良いです。鎌や刃物で切るようなイメージです。)

すると、数日で、草のわき目等から、新芽が出てきます。

菊芋でも同様です。 大きく育ちすぎたなら、少し残して切り取る。

後から出てきた新芽を鹿が食べることを何度も見ました。 その時は、
トマトなどの育ったものは、
全くの無害でした。

さすがに計算してまではできないとは思います。

ただ、ある程度、新芽が生える
環境にしておくと、鹿は
そういった新芽に食らいつくようです。

一昔前であれば、オオカミなどが鹿の
天敵だったと思います。

狼を絶滅させたのは、人間です。
だから、これは先人の負の遺産、
だと私は思っています。

先人の知恵などの恩恵は
計り知れないので、
これぐらいはいいかな、
とゆるい考えでいます。

とは言っても、獣害などの多少のショックは
もちろんあります。

鹿に黒豆の大半が食べられ、
わずか300g程度しか
収穫できなかった年もありました。

ですが、その年明けの正月には
黒豆の煮豆を作りました。
実家で食べた記憶はいまだになぜか強く
印象に残っています。

まだまだ豆は間に合うので、追加で植え付けをやっていきます。

予備として、自宅の庭なども
活用していきます。

鹿の足跡
あまり丁寧に草を取ると、黒豆などが完全無防備になってました。
草の中に蒔いた黒千石大豆です。後から大きく育っていきます。
アピオス、必ず収穫漏れからでも
生えて育ちます。


アピオスの花が咲いてきました。



エゴマは完全にDO nothingが成立する野菜です。
サラダ等に活用できます。体にも良いそうなので、色々と活用したいところです。

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