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フランス語喋れませんが、ハンドボールならできます!!

パリに移住して、はや1ヶ月!

仕事でこちらに来たわけでもなく(ぜんぜん無職^^)、留学生でもなく、語学学校に通っているわけでもないので、日中はほぼ暇しているという”パリの無駄遣い”やってます。

その中で「パリの人々と接したい」と思って選んだのが、ハンドボールでした。

今回は、スポーツは悠々と言語の壁を超える!!!!と身をもって実感した話を書こうと思います。

さて、このハンドボールチームに所属してから、3週間が経ちます。

私のチームにはだいたい17歳〜35歳くらいの女子が所属していて、アベレージは20代前半?下手したら10代(高校生もたくさんいる!)の、とっても若いチームです。

初めて練習に参加した日、わたしはフランス語が全く喋れないし理解もできないので、英語が通じる人がいないとどうにもコミュニケーションが取れない状態でした。
「パリの若いフランス人たちは英語が通じる子が多い」と聞いてはいたので、チームに英語話者の子がいたらいいなぁと思いながら練習に向かいました。

もともと人見知りしない性格なのと、初めて話す人とでもわりと余裕で10分でも20分でも話を続けられるコミュ力はありますが、これもすべて日本語だったらできること

ティーンのパリジェンヌたちがどんな趣味嗜好を持っているのか、どんなふうに距離を縮めて会話をしたらいいのか、その空気感がわからない。
全部はじめてのことでどうしよどうしよ状態でしたが、とにかく練習着を着てシューズを持って、まだ地理感覚も掴めていないパリの夜道をひとり体育館へ…。

夜のパリ。交通量多い道路。

事前に連絡をとっていたコーチがいたので、コーチに挨拶をして軽く会話をし、他のパリジェンヌたちとは会話ができないまま練習開始。

練習前の円陣で、コーチが「日本から来たNONOKAだよ。今日が初めての練習参加です!じゃあNONOKAから挨拶どぞ」と振ってくれたので、

「アンシャンテー!!!^^;(Enchanté、初めまして)
日本から来ました。日本でハンドボールは10年やってたけど、今は全然運動してなくて5年くらいブランクがあります。よろしくお願いしまーす!^^;」と、英語で、とにかく笑顔で挨拶しました。

みーんな「Enchanté!^^」「Nice to meet you^^」と笑顔で返してくれたのでホッとしたのを覚えています。

円陣のあと練習が始まって、そこからフリートークスタイルに変わるわけなんですが、ここからが問題。
フリーになったとこからが、自力のコミュ力勝負。

今回きりの練習参加だったならどうにか練習をこなして帰るまでですが、私の中ではすでに「このチームに入りたい」という気持ちになっていたので、やはり馴染まねば、と。
(この時、中学1年のまだ部活に入りたての時のあの感覚がフラッシュバックしました………………………….)

コーチがたびたび練習をとめて戦術を教えたり、次の練習内容を説明したりしますが、それらはもちろんフランス語。
英語に通訳してくれる子が必要でした。

幸運にも、気を利かせて「理解できた?」と話しかけてくれた子達がいたので、コーチの話している内容をなんとなく理解しつつ最後まで練習に参加できました。
私も、全部受け身で「誰か通訳してください、助けてください」感を出して待っているだけの情けない日本人にはなりたくなかったので、自分からちょっとずつ、一人ずつ、英語で話しかけてみました。
「今のコーチなんて言ってたのー?」とか「超練習きついね!!^^;」とか言ってw

そうすると、「Ahh…ごめん英語あんま自信ないけど、今のはこれこれで〜…」とか「Pardon?ごめん英語できないんだよねww」とかとか。
どの子になら英語で質問できて、どの子は英語苦手なのかがわかってきて。


チャンピオンズリーグ観戦!
サンジェルマンvsザグレブ🤾

2回目の練習参加の日。
練習中、私に対して、プレイの動き方について話がしたそうな子がいました。しかし彼女は英語が話せないらしく、ひたすらフランス語で何かを伝えようとしていました。
でも私は彼女のフランス語を全然理解できず。
お互いにゆっくり話してみたり、同じ単語を繰り返してみたりするのですが、それでも全然意味がわからずww

もうこれは動いた方がはやい、と思い、
彼女が説明しているであろう動きを、実際にボールを持って、身体を使って動いてみました。
すると「それそれそれ!!!!」と、一瞬で意思疎通ができましたw
お互いに、全然会話できてないけど動いたら一瞬で意思疎通できたことに笑い。最後までお互い理解できないそれぞれの言語の相槌を打ちながら練習に戻るというww

スポーツってすげー!と思いました。
オリンピックってやっぱり必要だわ!!!とかも思った。

同時に、中学1年の時、どの部活に入るか迷っていた時に、チーム競技を選んでいてよかったな、とも思いました。
なかでもハンドボールを選んでいて本当によかった。

10年以上やっててもまだ楽しくて、人生振り返った時にでも、なにかスポーツやってた?と誰かに聞かれた時にでも、なんの迷いもなく「ハンドボールやってました!」って言える。
そういうスポーツに出会えてよかった!

中1の自分よ!
11年後の自分がフランスでフランス語を使う代わりにハンドボールが必要になるから、柔道部でも陸上部でもなく、ハンド部にしとけ!!

いつかの昼飯。サンドラウィッチ。

ちなみに。
チームの中には数人英語ペラペラの子がいます。体感2割くらい。

残りの6割くらいは、簡単な英会話ならできるけどあんまり自信がないから極力使いたくなさそうな感じ。あとの2割くらいの子は、もう全然英語わかりませーんフランス語でお願いします、な感じでした。

最近は、練習後に一緒に電車に乗って帰るような、いつメン的な友達グループもできて、緊張することなく練習に参加しています。
それでもまだ話したことない子もいるので、これから自分がフランス語を習得して、少しずつチームに馴染めるよう努力したいと思います!

渡仏前、地元から送り出してくれた
中学のハンド部メンバー。と、わたし。
トリコロール🇫🇷カラーのジェットが飛んだ、
いつかのパリ上空。🩵🩷

では!
À bientôt!

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