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モラルも法も、頭の中は取り締まれないから

認めたくなかった。

どうも、私は新任の上司を良く思っていないみたい。

「きらい」「苦手」と一言で表現しても良いけど、「出来るだけ関わりたくない」「関わるとストレスを感じる」と言った方がリアルに近い。

出逢って3ヶ月目、かつ在宅勤務でチャットや電話が多かったのになぁ

しかも彼は隣の席だ。
明日以降から戻っていくこれまでの日常が、どうしよーもなく気怠い。
これまでそういった人とは必要最小限にしか関わらなかった私だけれど、今回の相手はこちらが何もしなくともグワッとこちらの領域に上がり込んでくるタイプ。距離を一気に詰めてこようとするタイプ。

私をより良い社員にしよう、レベルアップさせようという意思は感じるので、非常にありがたい存在のはずなのだ。
ただ、何かを教えたり指示するときに「○○だと思うよね?」「わかるよね?」といった妙に圧力のある言葉尻とか、こちらの初めてする不慣れな仕事に対して「なにこれw」と茶化してくる態度とか。具体的なイメージがあるのにそれを先に伝えてくれずに後で言ってくることとか。

相手には何気ない事かもしれないし、そういう環境で生きてきたのかはわからないけれど、そんな小さな事に私の脳内は「んん?」と騒ついてしまう。
そんな時はいつも「無」の感情になろうとしていたけれど、「無」という事で笑顔すら消えてしまい、あまり良いものではなかった。

これだけ文句を書いてしまったが、もちろん私に非がなかったわけではない。多少の疑問は細かいところまで確認をとるなり、素直さを心がけるなりの対策は打たなければ。

それと、もっとも直接的な対策としては「アサーション」すなわち「適切な自己主張」だけど。上司相手にこの感情をどう伝えれば良いんだろう。ガキンチョな私にはそれさえも難しい。
そもそも伝えた良いものなのか。まだまだ大人になって、スルー力を身につけた方がよいのではないか…??



…せっかくの日曜日の朝に、ストレッサーの上司のことを考えている。
SNSで見かけた、「それは嫌な人と同居しているようなものだ」という聡明な意見を思い出した。

おし、とりあえず。
頭の中で、その人を箱詰めにする。
頭の中で、開かないようにテープで箱をぐるぐる巻き。
頭の中で、箱を窓から放り投げる。

よし、出て行ったな。
ついでに、時々フラッシュバックして思い出してしまうこれまでのストレッサーさん達も、みんな窓から捨ててしまえ。

これで今日はもう、辛い事は考えまい。

頭の中でぐらい、最強でありたい。


野乃

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