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「地域活性化は盆踊りのアップデート版」という仮説から、今日的な盆踊りの価値を考えた話。


盆踊り1.0と盆踊り2.0


まちづくりに詳しいお友達が「地域活性化は盆踊りのアップデート版だ」といっていて、なるほどもっともだなと思った。つまり「盆踊り2.0」だ。

この指摘で面白いなと思ったのは、「なぜアップデートが必要だったのか」つまり「なぜ盆踊り1.0ではダメだったのか」という問いに発展するからである。

この問いについて考える前に、盆踊りについて改めて概要をウィキペディアで見てみるとこう説明されている。

盆踊り2.0にあって1.0にないもの

まず形式としては、広場の中央に櫓を立て、やぐらの周囲を回りながら音頭にあわせて踊る、というものが一般的だ。

お盆の時期に行われるが、宗教的意味合いは薄く、農村や庶民の娯楽として楽しまれてきており、村落社会において娯楽と村の結束を強める機能的役割を果たした。

各地にご当地音頭も多く存在し、自治体や商工会などが作成したオリジナルの地域的音頭もある。

列挙すると、「誰でも参加できる垣根の低さ」「ご当地アレンジがある」「住民の娯楽と結束強化機能がある」といった性質があり、地域活性化イベントと通じるものがあることがわかる。

しかし、地域活性化イベントと呼ばれるものにあって、盆踊りにないものがある。それはなにか。

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