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夢がないと嘆くあなたへ

久しぶりにricettaを書きます。

ricetta(リチェッタ)というのは、私のお店の主要メニューで、お悩みに合わせてアートを処方するものです。

過去のricettaはこちらの記事にまとめています。




今日は、この方のために書きます。

おせっかいかもしれないけれど。

ましろさんが助けを求めてるなら、私は駆けつける。


なぜなら、私はましろさんが大好きだから。


大好きだと言葉にするのは、なんだかこそばゆい。

でも、ましろさんには、このくらいまっすぐに伝えたくなるのです。

たぶん、ましろさんがまっすぐだからだと思います。


私は、このまえましろさんに怒られた。

怒られて、私は泣いた。

でも、悔しくて泣いたわけじゃない。

ましろさんが、あまりにも優しくて、あまりにも温かくて、泣いた。

私が自分のことを「社会人失格だ」と口にしてしまったとき、ましろさんは本気で怒ってくれた。

そんな烙印を押しちゃダメだって。
そんなこと誰も思ってないよって。

ましろさんに怒られて、私は自分のことをちゃんと評価できてないことに気づけた。


でもね、ましろさん。

ましろさんも、自分のことを認められてない部分があると思います。



今日は、そんなましろさんに、私からのフルコースを贈ります。


前菜 antipasto 

ましろさんは、ものすごく輝いている人だと思います。

でも、どこか輝くことを恐れている気がする。
ましろさん自身が、限界を自分で決めてしまっている。

ましろさんから、ご自身の体調管理など、気遣わなければいけないことが人よりも多いかもしれない。


けれど、ましろさんは、必要以上になにかを恐れてしまっている気がします。


夢があっても、口に出すことを怖がっているんじゃないかな。

心から楽しむことを恐れているんじゃないかな。


ましろさんは、もっと突き抜けられる人だと私は思う。

だって、ましろさんの魅力は、もう隠せてない。
溢れちゃってる。
けれど、本人がその魅力に気づけてない。


ましろさんの苦手とする分野(自己啓発)かもしれないけれど、1冊の本をおすすめします。


ノート1冊とこの本を用意して、まずはましろさんの声と向き合ってみてください。

この本を読んだという人にあまりこれまで出会ったことがありませんでしたが、noteでは何人かの方が読んでいます。

この本を読んでいたのは、夢と向き合っている方や、自分の声に耳を澄ましている方々でした。

全部鵜呑みにしなくてもいいので、この本の質問に答えたり、ワークをいくつかこなしているうちに、少しずつ自分の声を聴く練習ができると思います。

ましろさんの夢は、やっぱりましろさんの中にあると思う。
この本で、自分の声を聴く練習をしてみてください。


主食 primo piatto

つぎに、ましろさんにおすすめのアート作品を紹介します。


私は、ましろさんの感性が好きです。

ものすごく美的感覚の研ぎ澄まされた方だと思う。



だから、ましろさんにどんどんアート作品に触れてほしい。
たぶんそれがましろさんの糧になるから。

アートのことなんてわからない、なんてフリをしなくていい。

ましろさんは、頭でだけじゃなく、もう心でわかってる。


そのまま突き抜けていってほしい。


ましろさんにいま一番見てほしい作品はこれ。


この状況下では、なかなか遠くに行くことは難しいかもしれませんが、ぜひ行ってみてほしい。

もしかしたら、行ったことあるかな。

豊島美術館は、豊島区ではなく、豊島という香川県の離島にあります。

この美術館には、作品がひとつしかありません。
というか、美術館自体が、内藤礼《母型》というひとつの作品になっている。

美術館までの景色もすばらしいです。美しい棚田が一面に広がっています。

美術館の中へは裸足で入ります。

そこにはただ「まっしろな」空間が広がっていて。
おおきな開口部からは、風がそよそよと入り込んで、天井からつるされた糸がふわりと揺れる。

床からは、水がこぽこぽと沸き起こる。
水は、ころころと転がっていく。

この空間は、自分と、そして生命と向き合う空間です。

ひりひりと痛む感情も沸き起こってくるかもしれない。

でも、きっとそこで温かいなにかに包まれる。



私は、ましろさんの傷ついた心には触れられない。

けれど、この作品なら、きっとましろさんを包んでくれると思う。



そして、その場所に行く前にこの本を読んでほしい。

注文が多くてすみません。
(まるで注文の多い料理店ですね)
ましろさんは、本を読むのがあまり好きではないということも知ってはいるのですが。

この本の中に、私がましろさんに言いたい言葉があります。

ここで引用することもできますが、これはこの物語のコンテクストがあるからこそ生きる言葉なので、ここでは言いません。

ヒントは、友を旅に誘う言葉です。

旅に出る前に、この本を読んで探してみてください。

爽快な文章なので、本が苦手なましろさんでも、さらっと読めると思います。



主菜 secondo piatto

そして、本題。

ましろさんは、夢がないと嘆いてましたね。

そして、周りが眩しいらしい。


でも、私は、それが不思議です。

だって、ましろさんはこんなにも輝いているのに。


ましろさんのお友達の言葉が、そのままましろさんのやりたいことなんじゃないかな。

3人くらいから「パーソナルなファッションコーディネートをやってみたらどうか?」と言われたことがある。

共通点と言えば私の友人であることくらいな3人が、別々の場所と時間に、私にそう伝えてくれた。

私はそれに対して同じ文言を返したと思う。

「私は私の好きなものしか知らないし、
 自分が出来るとは思えないよ」


私も、友達になんども絵本を描いたらと提案されました。
そのたびに、そんなことできるわけないよと言って、冗談のように聞き流していたんです。

本当は、絵本を描きたかった。小さい頃からずっと。
けれど、夢と向き合うのが怖くて、自分の声に耳を塞いでいました。


私が夢の前で立ち止まっていたら、ましろさんは私になんて声をかけますか。

ましろさんは、きっと力強く私の背中を押してくれると思います。



だれかにかけてあげる優しい言葉を、自分自身にもかけてあげてください。


私は、妄想するのが得意なので、ましろさんの夢を勝手にイメージしました。

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その名もセレクトショップ「poppo」です。


ましろさんは、ご自身のお店をもったらいいと思う。

きっとましろさんに協力してくださる方はたくさんいる。

経験だって活きる。


大通りと小径の境界線に建つお店。

ましろさんには、モダンで、でも温かみのある場所がきっと似合う。


その場所に行けば、ましろさんに会えるという場所があったら、すてきだろうなって思います。

そんなお店があったらいいなって思っているのは私だけじゃない。

きっとましろさんのお友達も、そんなおみせがあったらいいなと思っているから言っているんですよ。

それは、もうましろさんの夢じゃない。

みんなの夢なんです。


イメージには、色を塗りませんでした。
ましろさんご自身のイメージで上塗りしてください。

ましろさんは、塗り絵も得意ですしね。


デザート Dolce

まだ、そこまでの夢を描く勇気が出ないときのために。

まずは、宮城まで来てくださったら、私が美術館やお店をご案内しますよ。

きれいなものを見て、おいしいものを食べて充電しましょう。

ましろさんに、東京を案内してもらうのもいいな。

(はやく567がおさまりますように。)


たくさんお話して、ましろさんの夢を一緒に考えましょう。



最後に私が叶えたいましろさんとの夢を語ろうかな。

いつか一緒に絵本をつくりませんか?

アコちゃんとエコちゃんは、私のお気に入りです。


(ふたりは人間かな?と思いつつ、髪の毛の寝ぐせという設定で、森のどうぶつっぽいやんちゃな雰囲気にしてみました)

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アコちゃんとエコちゃんでも、別の物語でも、いつか一緒になにかをつくれたらうれしいです。


最後に、たまたま今日アマゾンミュージックで流れてきた曲を添えて。


ましろさんは、だれかを照らせる人ですよ。